法隆寺に行ってきました。(奈良県)



先日四天王についての記事を書きました。
正直今までは仏像(大きいヤツ除く)にあまり興味を持ってこなかったのですが、ちょっと知識が入ると仏教のことを知った気になって、お寺回りとか行ってみたくなりました。
調べたところ、日本最古の四天王像は法隆寺にあるらしいです。
ということで、今回は法隆寺に行ってきました。

法隆寺の思い出といえば、学生の頃の修学旅行・・・のハズなんだけど、小学校の時?中学校の時どっちだ?
というくらい記憶に残っていませんでした。
結局は小学校の修学旅行だったので、30年近く前になるわけです。

その後、実は一度行こうとしたんだけど、一緒にいった友達が「拝観料高っか!」となって入るのを断念したんですね。

今回は、僕一人だし、「日本最古の四天王像を見たい」という目的があって行くので、拝観料(大人:1,500円)は許容範囲内ですよっと。

今回拝観したルート

まずは、法隆寺の大まかな境内と、今回の拝観ルートを紹介しておきます。

今回僕が回ったところだけ、大まかな場所を書いています。
超絶適当な境内図なので、きちんとした境内図は法隆寺様のWebサイト(外部リンク)をご参照ください。

ルートを順番にすると、以下のカンジです。

  1. 南大門
  2. 西院伽藍
  3. 大宝蔵院
  4. 東院伽藍
  5. 中宮寺本堂

※中宮寺は法隆寺とは別のお寺ですが、セットで回る方が多いと思うので、このブログでもセットで記事にしました。

南大門から入ったわけですが、案内板には「撮影禁止」と書かれていたので、今回は基本的に写真はありません。

参拝拳を見て、境内は撮影禁止だと思っていたんですが、一通り回りきった後に、他の拝観者さんと、職員さんが会話しているやり取りを聞いていると、「外観は撮っていただいても構いませんよ。」的なことが聞こえたんだけど・・・時すでに遅し。

唯一撮ったのは、入る前に撮ったこの南大門の外観くらいだけど、まぁ写真を撮るのが目的ではないので・・・ってことで。

南大門

さて、ここでちょっとした説明をする為に、西院伽藍ゾーンをもう少し詳しい図にします。(といってもかなり適当な図)

南大門は建設当時、この図でいうところの中門前にあったそうですが、後に寺域の拡大とともに今の場所に移ったようです。
その後、室町時代には焼失して、再建されているようです。

こういった案内は、拝観拳を買った時にもらえる、パンフにもある程度書いていました。
今回なんとなく、境内の売店で売られていた「法隆寺」という法隆寺が発行している書籍(1,500円)を購入しました。

ちょっと仏教以前に、お寺のことを知らなさすぎるので、お寺巡りの本でも買って少しは勉強した方がいいのかも知れませんね。
買うとしたら、kindle版ではなくて紙書籍の方がいいのかな。
持ち歩くこと考えると、本屋で実物見て触って選ぶ方がいいのかも。

西院伽藍


前項でも出した、この超絶適当な図にもあるように西院伽藍ゾーンには以下の見どころがあります。
※僕が回った順です。

  1. 中門
  2. 金堂
  3. 五重塔
  4. 大講堂

中門


中門には金剛力士(仁王)像が配置されています。
画像にも書いていますが、4m近くあるのでかなり大き印象です。
ちなみに、日本で一番大きい仁王像は東大寺らしく、そのサイズは8.4mだそうです。

仁王はゲーム「真・女神転生」にも登場していて、以前記事にしています。

金堂


今回僕が法隆寺にきた目的のメインはここです。
ここには、日本最古の四天王像がありました。

かなりたくさんの仏像があって、金堂の中の仏像はこんなカンジの配置です。

釈迦三尊像(釈迦如来、薬上菩薩、薬王菩薩)
薬師如来像
阿弥陀三尊像(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)
毘沙門天像
吉祥天像
四天王像(持国天、広目天、増長天、多聞天)
と、かなり密集しているカンジで、圧倒されましたね。
四天王像は日本最古のということもあって、厳めしい形相やポージングではなくて、直立不動で表情も真顔ってカンジでした。
表情やポージングは後になって定着していったんでしょうか。

五重塔

法隆寺といえば五重塔、五重塔といえば法隆寺ってくらい、法隆寺の五重塔は有名です。
五重塔は他のお寺にありますが、この法隆寺の五重塔が最古らしいです。
そもそも、五重塔が何なのかは僕は知らなかったんですが、お釈迦様の遺骨を安置する塔婆みたいですね。

この五重塔の1F部分(といっていいのかな?)の壁面にはそれぞれ仏教で伝わっているお話の場面が塑像で再現されています。

  1. 東 維摩居士と文殊菩薩の問答
  2. 西 釈尊の遺骨(舎利)の分割
  3. 南 弥勒菩薩の説法
  4. 北 釈尊の入滅

大講堂

大講堂は学問研鑽や様々な法要を行う道場です。
堂内には薬師三尊像(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)と四天王像がありました。

全体回るのに2時間程度は必要

この記事の初めの方にも書いていますが、西院伽藍の後は、大宝蔵院、東院伽藍、中宮寺本堂を参拝しました。

法隆寺は境内がかなり広いのもあって、仏像や解説をざっと見ながら回って、約2時間ほどかかりました。

今回は「四天王像」というメインの目的があったのと、他の仏像に対する知識がないのもあって、四天王像以外は正直そんなに足を止めてじっくりと見ることはなかったので、全部じっくり見たらもっと時間を要すると思います。

今回はこの後、明日香村まで移動をして飛鳥寺にも行きたかったんですけど、残念ながら受付時間に間に合いませんでした。
とりあえず外にある「蘇我入鹿首塚」だけは見ることができました。

飛鳥寺はまた、機会を改めて来たいと思います。

今までもお寺は行ったことがあって、記事にもしていますが、仏教神話や周辺のことを知ると、お寺巡りももっと気持ちが入ると思うので、しばらくは勉強が必要だなぁ。と感じました。

というカンジで、今回は軽く四天王について調べてから、法隆寺を参拝したという記事でした。

これからも仏教神話の登場人物や、伝わっている話などを調べては、お寺を参拝することがあるかと思いますので、こういうカンジの記事が増えると思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。