今回はゴエティアの序列58番目の悪魔アミーについて書きたいと思います。
燃え上がる炎の姿で現れるとあり、かなり強力な悪魔の予感!?・・・と思って調べてみたんですが、これといった特徴もないし、特別強そうな能力を持っているようにも思えず、正直他の悪魔と比べてしまうと目立った点がなく、結構地味な悪魔・・・という印象です。
アミーについて
冒頭にも書きましたが、アミーは燃え上がる炎として姿を表すようです。
今まで紹介してきた悪魔は人だったり動物や怪物の姿をしたものだったんですが、ここにきて生き物ですらない、化学反応(?)の姿をした悪魔の登場です。
炎って、日本神話だったら火之迦具土神(ヒノカグツチ)を連想します。
ギリシア神話だったらプロメテウスが人々に火を与えて罰をうけたり、ゾロアスター教は「拝火教」とも呼ばれ、アフラ=マズダ(ゾロアスター教の最高神)の象徴である火を崇拝します。
これはなんだか強キャラの予感!!
・・・とはいえ、呼び出されてしばらくすると人の姿をとるようなので、「炎の中から人が現れる」という雰囲気なのかもしれません。
更にその手には長槍と生首を持った魅力的な男性の姿・・・と書いてあるんですが、情報量が多くてピンときません(笑)
そんなアミーの爵位は大総裁で、あまり上とは言えません。
厳密には総裁は爵位とはすこしかけ離れた立場なので、一概に他の爵位より下とは言いにくいし、率いる軍団の数も36となかなかの数ですので、それなりの実力者だと思うんですが、正直他の悪魔と比べてしまうと目立った点がなく、結構地味な悪魔・・・という印象です。
炎の姿ということで、調べる前は「別の地域で崇拝されていた神」が異教の神として悪魔にされたパターンかな?と思ったのですが、出身は天使、または能天使ということで、まぁなんてゆーか、普通ですね(笑)
能力ですが、Wikipediaでは以下のように書かれていました。
Wikipediaより引用
人間の魂の生命力と引き替えに占星術や教養学に驚異的に習熟させてくれる。他に優れた使い魔を与えてくれたり、精霊によって隠されている財宝をもたらしてくれるとされる。
知識を授けてくれる悪魔は今までもたくさんいたけど、「生命力と引き換えに」と強調されているのが怖いですね。
でも他の悪魔も、単に協調して書かれてなかっただけで、契約によって願いをかなえる時に生命力を引き換えにしてそうな気がします。
隠されている財宝を探し当てる能力も今までの悪魔にいましたね。
ということで、アミーの特徴は「炎の姿をとる悪魔」に尽きるかと思うんですが・・・。
炎・・・悪魔・・・聞いてインパクトが強いのはイフリートかな。
うん、やっぱりこの悪魔は地味です。(笑)
ということで、短くなりましたが、ゴエティア序列58番目の悪魔アミーについて書いてみました。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。