屯鶴峯に行ってきました。
その後、二上山、當麻寺とプラプラ行ってきました。
行った所は大体こんなカンジです。 (だいたい15kmくらい)
屯鶴峯
約2000千万年前に二上山が噴出した時に、多量の火山灰、火山砂降り積もって形成された。
白い凝灰岩が露出していて、「鶴が屯(たむろ)しているみたい」ってことで屯鶴峯という名前になった。
と、あります。
地下には防空壕があり、強制労働に連れてきた朝鮮人に掘らせたという歴史があります。
- 作業着の男が現れては消えた
- 無数の顔が空中に浮かんでいた
など怪談も多い、有名な心霊スポットでもあります。
ってことで、まぁ昼間ですんで一人でも大丈夫だろうと思って行ってきました。
専用の駐車場があって、屯鶴峯は歩いてすぐです。
まぁ景色なんかはそれくらいにしておいて、僕は防空壕跡に行きたいんだ!
防空壕跡は「行き止まり この先危険」と書かれた看板から500m~1kmくらい離れた森の中にあります。
所々テープで書かれた目印のようなものがあるので、道に迷うことはないと思います。
道中で一人のオッサンが奥から現れて、それが一瞬「作業着」に見えてしまい。
思わず「ヒッ」と声が出ましたw
これで精神がかなり削られましたね・・・。
まぁでも洞窟までは来ました。
うーん、この高まるドラクエ感w
ですが、残念なことに中は水浸しで入れる状態ではなかったです。
ライト片手に入ったのですが、途中で急に寒気がしてそれ以上進むことはできませんでした。
多分前述のオッサンのせいです。
とりあえず、もう反対側も見えているし、これ以上ここで時間を過ごしたくなくて、二上山に向かうべくダイヤモンドトレールを目指しました。
ダイヤモンドトレール入り口前にこんなモノが落ちてました。
まぁ山行くには着替えあった方がいいですしね。
・・・とは思いません。
僕はBLは結構嫌いなので、ドン引きですw
ダイヤモンドトレールから二上山へ
屯鶴峯から西に向かうとダイヤモンドトレール(屯鶴峯から槙尾山までの約45kmの自然遊歩道)の入口看板があります。
今回はその一部、二上山まで行きます。
そのまま雌岳に向かってもよかったんですが、この付近には「中将姫伝説」というのがありまして、縁のあるスポットがあるようなので行ってみました。
中将姫(奈良時代)について
奈良の當麻寺にある當麻曼荼羅を織ったとされる伝説の尼さんです。
藤原鎌足(大化の改新で有名)のひ孫で、とても由緒ある出身。
才能と美貌に恵まれるが、継母の嫉妬により虐待されたり殺されそうになります。
殺害を命じられた家臣は、姫を殺めることができず、お寺に隠します。
その後、父に見つけられ、天皇に宮に入るよう望まれるが、當麻寺に入り尼さんになります。
尼さんになってからは、以下のような伝説があります。
- 長谷観音のお告げで當麻曼荼羅を一晩で織る。
- 29歳で入滅するが、阿弥陀如来ら二十五菩薩に迎えられ極楽浄土に向かった。
岩屋
岩屋は前述の「中将姫」が「當麻曼荼羅」を織った(一晩で)とされる場所です。
他樹齢約600年の岩屋杉が有名です。
(平成になってから台風で倒れた)
いやー、デカイ!
二上山(雌岳と雄岳)
金剛山地北部に位置し、北方の雄岳(517m)と南方の雌岳(474m)の2つの山頂がある双耳峰である。ってwikiには書いてます。
お昼も晩も含めて10回近くきてますが、とても登りやすい山です。
この山に前述の「大津皇子」のお墓があります。
大津皇子(飛鳥時代)
天武天皇(中大兄皇子(これも大化の改新の人ですね)の弟)の息子。
文武両道のイケメソ、しかも性格も良いということで多くの民に愛されたそうです。
が、しかし!
天武天皇が崩御した後に、川島皇子によって謀反者に仕立て上げられ(って説があったり、別説もあったり)最終的に自害。
諸説あるにせよ、権力争いの犠牲者なんでしょうね。
大津皇子のお墓のすぐ近くにある二上神社は「心霊スポット」としても有名で、こんな噂があります。
- いまだにお百度参りが行われている
- 以前バラバラ殺人事件があった(未発見の部位あり)
いやー、ナイトハイクで何回か一人で行ってたんですが。
もういかねぇわw
當麻曼荼羅
二上山から祐泉寺方面に下山し、そのまま當麻曼荼羅を見に當麻寺へ。
當麻曼荼羅はお寺の宝物庫に所蔵されていて、入場料は500円です。
撮影禁止ってことで写真はないんですが、こちらに展示されているものは江戸時代に模写されたものです。
本物(国宝)の曼荼羅は学術的研究以外では非公開とのこと。
4m×4mの大きさらしいです。
最後に
今回は心霊スポットあり、歴史のロマンありでなかなか面白いハイキングでした。
當麻寺から、屯鶴峯の駐車場までまた歩いて帰ったのですが、夕方になると周りの雰囲気が結構怖くて、絶対に晩に一人では行きたくないw
では、最後までお読みいただきありがとうございました。