新約聖書-3 イエスvs悪魔

どうも、元山狐です。

前回、ヨセフから洗礼を授かったイエス。
ますます神の精霊に満ちた彼は、修行に入ることにしました。

そこで、悪魔の誘惑に遭うという困難が待っています。

果たして彼は、悪魔の誘惑に打ち勝つことが出来るのでしょうか?

書いてる時点で既に打ち勝ってることは知ってるんですが、たまにこういう書き方をしたいと思って書いてみました。




修行に入るイエス

イエスは30歳くらいまでヨハネの大工仕事を手伝って過ごしていました。
そして従兄弟のヨハネと運命的な出会いをして洗礼を授かりました。

ヨハネの洗礼を受けた後、イエスは救世主(メシア)としての活動をするため、修行に入ることにしました。

以前書いていた「旧約聖書」シリーズで、「モーセは40日間かけてシナイ山で十戒の内容を授かった」といった記事を書きました。

旧約聖書-10 十戒

イエスもそれに基いてなのか、40日間断食をすることにしました。

そんな修行中のイエスの前に悪魔が現れて、様々な誘惑をしました。

悪魔の誘惑

写真はギュスターブ・ドレ「新約聖書物語」荒野の誘惑です。

悪魔は
「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ?」

とか

「神の子なら、飛び降りたらどうだ?天使が助けてくれるだろう?」

とか

「私を拝めば、世界中の国々をあなたにあげよう。」

とか言って、イエスを誘惑したそうです。

最後のはさておき、誘惑下手かw

最初の2つはイエスに何のメリットもないですよね。
もちろん、イエスはそれらを次々に退けて、悪魔を一喝します。

こうしてイエスは悪魔の誘惑に打ち勝ち、無事40日間の修行を終えました。

山上の垂訓

写真はカール・ハインリッヒ・ブロッホ「山上の垂訓」です。

修行の後、イエスはガリラヤ地方のカファルナウムという町に住みました。

そして、
「悔改めよ、天の国は近づいた」
と宣教活動を開始します。

人々はイエスの話に耳を傾け、評判はガリラヤ地方からどんどん広がり、ユダヤ地方などからも大勢の人々が訪れ、彼に従うようになりました。

この群衆を見たイエスは山に登って、群衆に教えを語りだします。
これは「山上の垂訓」と言われているそうです。

これが後に長渕剛さんの富士山麓ライブを決行させることに・・・なったかどうかは知りませんw

まぁそんなことはさておき、イエスは人々に律法を遵守する方法ではなくて、心の在り方を説きました。

イエスの奇跡

イエスはその生涯において、様々な奇跡を行いました。

彼自身は群衆を盲従させるために奇跡を行ったわけではありませんが、結果的に弟子たちの信仰心を高めることになります。

イエスは母マリヤや弟子たちと、結婚式に呼ばれました。
その宴でぶどう酒が不足していることを聞いたイエスは、数個の大きな石かめに水をいっぱい入れて、ぶどう酒に変えました。

ですが、見せびらかすように行ったのではなくて、この奇跡を目の当たりにしたのはマリアと弟子、召使いたちだけだったようです。
水をビールに変える能力なら僕もほしいなw

また、これらは有名な奇跡だと思いますが、多くの病に苦しむ人々をいやしました。
これらの病とは腫瘍や白血病だったのでは?という説があるそうです。

さらに悪霊に取り憑かれた狂人を正気に戻したり、

さらには、死んでしまった少女を蘇らせた。

5000人にパンと魚を与えた。

嵐を鎮め舟に乗っていた弟子たちを助けた。

このパワーストーンを買っただけで、

思いがけない大金を得た!
ギャンブル連勝!
仕事・事業で大成功!
突然モテルように!

まぁ、最後のは雑誌の裏にあったこういうの最近見ないなぁ。と思って書いただけですがw

とにかく、イエスと神を信じる人々に、イエスは様々な奇跡を起こし、彼らを救いました。

最後に

ということで、修行を終え、説教の内容は人々の心に響くし、奇跡は起こすし、絶好調のイエス。

しかし、その後活動を行う中でも様々な苦難が、彼を待ち受けます。

ちなみに、今回書いた記事でイエスを誘惑したのは「サタン」だと言われています。
実はここまでの「旧約聖書」にもサタンは何度か登場していまして、今まで取り上げてこなかったのは、僕がそれを知らなかったからなんですw

ということで、次回はサタンについて、もうちょっと掘り下げた記事を書くつもりです。

サタンを紹介した後は、彼と争う天使も紹介したいと思うので、その後この続きを書いていきたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。