大江山に行ってきました。(京都府)

以前「酒呑童子について」という記事を投稿していました。
その時に縁のあるスポットして、「大江山鬼嶽稲荷神社」と「日本の鬼の交流博物館」などを挙げていました。
ずっと行きたいと思っていて、先日ふと思い立って、大江山の方に行ってきました。
あまりじっくり回れなかったのですが、さらに気になるスポットも見つかりました。



ふと思い立って大江山方面へ

冒頭に書いた「酒呑童子について」という記事は、2017年9月に投稿しました。
今から3年以上前の記事なのですが、その記事でも大江山の方に行きたいと思って数年経っているという旨を書いていました。
おそらくは大江山のことを知って、行きたいと思ってから5年以上経っていると思います。
自分的にはすっかり忘れていました。(笑)

最近はなんとなく道の駅巡りとかやってます。
今は近畿「道の駅」スタンプラリーのスタンプ集めに回っていて、その日は京都の方を回っていました。

南丹市の道の駅に行ったときに、看板で「福知山」の地名を見て、自分が前に大江山に行きたいと思っていたことを思い出しました。
その道の駅から大江山まで下道で65km程だったし、その時点でまだ10時過ぎだったので、今から向かえばお昼くらいに大江山に着くな。と思い、向かうことにしました。

雪がすごい!

福知山市内に入るまでに、かなり体が冷えてきたので、山の麓の大江駅近くに「鬼そば」と書かれた看板が目をひく「食堂 大江山」で、昼食(鬼そば定食)をいただきました。

福知山市に入るまでにも雪がパラパラと降っていたんですが、大江山の付近になると道は除雪されているものの、かなり雪が積もっています。
大江山の道中は鬼のオブジェ?がポツポツあって、お出迎えしてくれます。

案内標識や看板のおかげで、当日思いつきで何の下調べもせずに来た割にはすんなり到着するかな?

・・・と思っていたのが甘かったです。


事前に調べていたらわかったんだろうけど、積雪の場合途中までしか除雪されていませんでした・・・。

とは言え、明らかに人が通ったであろう足跡もあるし、この写真の地点から大江山鬼嶽稲荷神社は約2km。
僕はトレッキングシューズでバイクに乗ってまして、レインウェアもあれば、GPSウォッチ、ステンレスボトル(お湯)、簡易のアイゼン、予備のカイロなどなど・・・まぁちょっとした雪山ハイキングくらいなら耐えそうな道具を持っていました。

幸い道沿いには一定の間隔でポールも立っているから、雪で見えなくても道はわかります。
念のためiPhoneのGPSソフト(僕はGeographicaというキャッシュ型のGPSアプリを使ってます。)にも地図をキャッシュしておいて・・・。
2kmくらいの道のりなら、雪で足がとられたとしても1時間もかからないだろう。
途中でポールが立ってなかったり、ヤバイと思えば引き返す、ということでここからは徒歩で大江山鬼嶽稲荷神社まで向かうことにしました。

人が通った足跡は途中の分岐で神社とは違う方向に向いていて、途中からは新雪に足をとられるしちょっと不安になりました。
積雪の深さは、膝下くらいまであったので30cm以上あったんじゃないでしょうか。
寒いというよりは、息があがるし、かなり暑い!
汗だくになると、後に冷えそうなので、途中からは上着を脱いで神社を目指します。

バイク駐車地点から40分程度で神社に到着しました。
冬季以外は車の通れる道らしく、ポールも神社まで一定間隔で立っていたので、道に迷うこともありませんでした。

こういう雪道を歩いたのは、以前(4年ほど前)大阪の金剛山を上った時があって、その時以来なので、ちょっとテンションあがりましたね。

鬼嶽稲荷神社


流石にこの雪なので、社務所はやってませんでしたが、休憩室が解放されていたので、コーヒーを飲んで一休みしました。


この日は、誰も訪れていない様子でして、新雪が積もる神社はなんとも神秘的です。


雪が深すぎて、手すりなしでこの石段?を上る気ににはなれません。(笑)


本当はこの付近にある「鬼の洞窟」にも行きたかったんですが、案内板には
「鬼の洞窟に続く下方の山道は、荒れた箇所や細く急な箇所があります。
入られる場合は自己責任で十分注意してください。」
と書かれていました。
道も判別しづらい状況で一人で行くのは無謀と判断して、行くのをやめました。

他にも「鬼嶽不動尊」「不動の滝」など、気になる案内看板がありましたが、やはり道が判別しづらい状況で行くのは危険と思って今回はやめました。
急な思いつきで来たのもあったのですが、春になってから来るべきでした(笑)
とはいえ、雪の積もる神社を目にする機会もなかなか無いので、これはこれでアリ・・・かな?

で、お稲荷様に参った後は、再びきた道を引き返します。
帰りは上ってきた自分の足跡をなぞって降りるだけなので、20分程度でバイクの停車地点に到着しました。

日本の鬼の交流博物館


大江山鬼嶽稲荷神社に向かう道中に見つけ、この日絶対行こうと思っていたもう一つのスポットです。

博物館の前には、

大江山に向かう頼光たちの像


大江山平成の鬼瓦

があります。

館内では以下のようなテーマが常設展示されているようで、次期によってイベントや企画展が開かれているようです。

  • 鬼瓦のうつりかわり
  • 日本の鬼
  • 世界の鬼
  • 大江山の鬼

自分的には特に「日本の鬼」コーナーが、
鬼神として祀られる鬼、民俗芸能としての鬼・・・など
ジャンル別で写真や面、文書で紹介されているコーナーが面白かったです。
鬼に対する新たな知識も付きますしね。

「世界の鬼」コーナーもバジ鬼(インドネシア)など、初めて名前を知った鬼があったり、バリ島のランダとか名前は聞いたことがある鬼の紹介があったりで、興味深かったですね。
このブログの初期は神話関連の記事が多かったんだけど、最近あまり投稿できていないんですよね。
今回このコーナーを見ていて、なんとなくインド神話にも興味が湧いてまして、いずれインド神話の記事も投稿したいな。って思います。

他にも資料(本)が置かれていて、興味引くものがありました。
・・・が常設コーナを見ているうちに15時を回っていることに気づき、そろそろ帰り始めないとかなり遅くなっちゃうよ・・・。
ということで、書籍の類は目を通す時間がとれず、今回は帰路に就くことにしました。

他にも気になるスポットがたくさん

鬼の交流博物館を出た時点で15時を回っていて、同じく時間の都合で今回はスルーしたんだけど、他にも気になる案内板がありました。
新童子橋(吊橋)付近にある、「鬼の足跡」、伝説の山「鬼ヶ城」、「鬼のモニュメント」・・・。
この付近には、まだまだ見たいところがたくさんありそうです。

次は雪解けをして暖かくなった頃に来たいと思います。

ちなみに福知山市ではないけど、京都市左京区には酒呑童子の首が鎮められている「首塚大明神」という神社があるようです。
こっちは雪の心配もないだろうから近々行こうかな?と思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。