今回もエジプト神話の続きを書きたいと思います。
ですが、先に謝っておくことがあります。今回は半分以上が脱線していまして、肝心のエジプト神話の話としてはほとんど進んでいません。(笑)
「バラバラ殺人事件」と書いた時点で、どうしても「真・女神転生」のことを書いてしまいたくなったからです。
反省はしていません。
エジプト バラバラ殺人事件
前回太陽の神ラーをハメて?万物を創造する力を持つようになったイシス。
これであらゆる者の生と死をほしいままにすることができます。
あとは夫のオシリスの遺体を隠した三角洲に戻り、その手に入れた力を使って甦らせれば、ミッションコンプリート!
ラーへの勝利(別に争ってないけど)による優越感も手伝ってか、イシスはwktkしながら三角洲に戻りました。
・・・が夫のオシリスの遺体はそこにはありませんでした。
棺が暴かれていたのです。
イシスは嘆きました。
それを聞いた妹のネフティスと、その幼子のアヌビスが近づいてきました。
そして、セトが三角洲で狩りをしている最中に、オシリスが入った棺を発見してしまったこと。
オシリスの遺体を見たセトは怒りとともに野獣となり、オシリスの遺体をバラバラに引き裂いて、エジプトの全土にバラまいてしまったこと。
を話しました。
前回手に入れたスーパーパワー?を使ってオシリスに復讐(死に至らしめる)することもできそうなんですが、イシスはオシリスの遺体を集めて生き返らせることにしました。
今回で二度目の放浪旅となるのですが、今回はネフティスとアヌビスも同行しました。
このエジプト神話関連の3番目の記事では、ネフティスはオシリスを騙して肉体関係に至り、結果アヌビスが生まれました。
そして、「ネフティスは、セトの怒りを恐れアヌビスを捨てた。」
といった表現をしました。
ですが、その後買い足した資料(本)には「セトはオシリスを自分の子と認めず、ネフティスを捨てた」といった表現がされていました。
ここの部分を見ていると、イシスとネフティス、アヌビスそれぞれの関係は悪くないみたいなので、後者の方が話としては飲み込みやすいですね。
バラバラ殺人事件 と聞いて思い出すもの
バラバラ殺人事件と聞いて、真っ先に聞いて思い出すのは「井の頭公園バラバラ殺人事件」です。
僕は高校生の頃にSFCの「真・女神転生」を初めてプレイしました。
当時は中古ソフト屋で購入したので、プレイしたのは前述の事件の後なんですけど、真・女神転生が発売されたのは1992年。
ゲームの最序盤で井の頭公園で殺人事件が起こって、公園が封鎖されて、他の町に行けなくなります。
そして実際の井の頭公園バラバラ殺人事件が起きたのは1994年です。
真・女神転生って色々といわくの多いゲームなんですが、その中でも最たるものがやはりこのエピソードになりますね。
ゲームが殺人事件を予言?それともゲームの狂信者による犯行?とか色々言われていますが、2009年をもって時効が成立してしまい、真実はわかりません。
ゲームをプレイした後にそのことを知って、当時はすごくインパクトが強かったのを覚えていますね。
(ゲームプレイ中は、実際の井の頭公園バラバラ殺人事件をモチーフに、このゲームのストーリーが作られたと思っていました。)
そんなこともあって、僕は「真・女神転生」にハマりまくり、その後FC版も中古ソフト屋で購入してプレイする流れになります。
女神転生シリーズがきっかけで、神とか悪魔、神話に興味を持つようになった、と言っても過言ではありません。
そういう意味では、最も僕の人生に影響を与えたゲームと言えますね!
・・・とまぁ、その話は本筋から外れるのでおいておきまして・・・。
今回のこのエジプトバラバラ殺人事件(とはいえ、すでに死んだ者をバラバラにしているんだけどね。)は、
暴風(セト)が実った穀物(オシリス)をバラバラと地上に吹き散らす様子を描いたものと言われています。
※ネタバレにはなりますが、結果的にオシリスは蘇生するので種が発芽する描写にもなりますしね。
遺体から穀物・・・の流れって、日本神話のオオゲツヒメの話にも通じるものを感じますね。
とはいえ、農耕はオシリスが生きている頃からオシリスが人々に教えて既に始まっているし、オオゲツヒメのように穀物起源の神話とはちょっとかけ離れているのかな。
そういえば、穀物起源の神話って「ハイヌウェレ型神話」って言われるんですが、このテーマもいつかこのブログで取り上げたいと思っていたんですよね!
とは言え、「ハイヌウェレ型神話」ってキーワードで思いつくのは日本神話の前述のエピソードと、インドネシアのハイヌウェレのエピソードくらいです。(笑)
そのまんま過ぎるけど、次の記事か、まぁ近々でハイヌウェレの話を取り上げたいと思います。
・・・って話が脱線しすぎて、全然進んでませんね。
でも文字数がそこそこのものになってきたので、今回もこのあたりで終えようと思います。(笑)
次回は、この話の続きか、前述に書いたハイヌウェレのことを書きたいと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。