ガギソンについて(情報が少なくて謎の多い悪魔)



今久々に「真・女神転生2」をプレイしています。
序盤の方に堕天使「ガギソン」という悪魔が登場するのですが、そういえば以前調べていた「ゴエティア」に登場する「ソロモン72柱」では見たことがない名前だな~と思って、少し調べてみました。結果的には情報はあまり見つからず、マイナーかつナゾの多い悪魔だと思っています。

真・女神転生でのガギソン

真・女神転生のナンバリング作品では2で初登場しています。
というか、ナンバリング作品では今のところ(真1から真5まで)では2だけでの登場みたいですね。
※間違っていたらごめんなさい。
ナンバリングではないけれど、2のすぐ後にリリースされた「真・女神転生if…」にも登場しています。
ちなみに2とifはともに1994年にSFCでリリースされていて、音楽やビジュアルはかなり共通しています、というか素材やシステムを流用することで外伝にあたるifの開発期間を短縮したんでしょうね。

で、2もifもともに登場ビジュアルは鳥のような頭に、人型悪魔の体ってカンジです。

悪魔の種類はともに堕天使で、レベルは2では15、ifでは12でいずれも同種別の悪魔としては低レベル順に並べると2番目にあたる登場ですので、あまり強キャラという印象はありません。

今回このガギソンのことを記事にしようかと思った理由ですが、冒頭のとおりたまたま「真・女神転生2」をプレイしていて「ソロモン72柱」にはない名前だなと思ったのもあるのですが、この名前を見た時にかなり昔の記憶が蘇りました。

ちょっと記憶が曖昧なのですが、当時リリースされた「真・女神転生2」をやっていた頃、「真・女神転生 東京黙示録」という漫画を持っていたことがありまして、その作品にもこのガギソンはほぼゲームのビジュアルそのままに登場していたのです。

調べると、この漫画の連載開始時期は1992年8月から1995年9月(月刊アスキー)とあります。
真・女神転生1は1992年10月にリリースされているので、流石に連載開始時には開発はほぼ終了している状態だと思います。
で、真・女神転生2は1994年3月にリリース、真・女神転生if…は1994年10月・・・こうみると、1からifの間リリースのスパンすごい短いですね。
漫画の原作者の鈴木一也さんは、女神転生シリーズに携わったゲームクリエイターで、真・女神転生2にも関わっていますから、この漫画に登場したガギソンのデザインはゲームよりも先にお披露目されていたんでしょうね。
ちなみにこの「真・女神転生 東京黙示録」はOVAもありまして、OVAでのガギソンはデザインは同じなんですけど、色は全体的に緑かかっていて、僕的にはOVAの方の色合いの方が強そうで好きです。

で、この「真・女神転生 東京黙示録」は登場人物(悪魔)もいい味出しているんですよね。
主人公の相馬小次郎のことを「お館様」と呼び、とてもよく尽くす土蜘蛛が特にお気に入りで、彼の最期ちょっとウルっときちゃったんだなぁ・・・。ってこのままだと漫画版の思い出記事になっちゃいますので、このまま次項の本題に入りたいと思います。(笑)

情報が少なくて謎の多い悪魔

ガギソンのことを調べてみて、思った感想は見出しのとおりです。
まぁ、あまりメジャーな悪魔ではないと思っていたんですけどね。

「術士アブラメリンの聖なる魔術の書」というグリモワールで照会されており、ヘブライの伝承に登場する、疫病を蔓延させる悪霊のようです。
名前は「ばらまく者」という意味を持っていて、獅子頭の悪魔オリアスの支配下にあるとされています。
※他のグリモワールでは豹頭の悪魔オセの配下とされているようです。

ちなみに前述の「真・女神転生 東京黙示録」でのガギソンはオセの配下として登場し、オセを現世に復活させる為に色々画策します。
オセを現世に復活させるには大量のマグネタイトが必要ですし、そういう意味では疫病を蔓延させる能力を持つガギソンはこの役に適任だったのかも知れません。
ただ、作中疫病を蔓延させるような行動はなかったように思いますが。(笑)

オセについて

オリアスについて

で、これだとあまりに情報が少ないな、と思って「術士アブラメリンの聖なる魔術の書」関連の書籍がないかな?と思ってAmazonさんで検索をしました。
すると、「アブラメリンの魔術」という書籍がありました!

・・・が中古で27,892円から・・・ということで、ちょっと僕には手が出せそうにありません。(泣)
ちなみにこの書籍、発売日が1992/1/1とあります。
真・女神転生がリリースされた年の年始なんだけど、何か関係あるのかな?流石に深読みのし過ぎか・・・。

この記事書いていて、またコミック読みたくなったけど、今は手元にないんですよね・・・
こうやって振り返るとほとんどが真・女神転生の話・・・というか「真・女神転生 東京黙示録」の話でしたね。(笑)

では、最後までお読みいただきありがとうございました。