ゲームブック「展覧会の絵」をプレイしてみました。

みなさんゲームブックって知ってますか?
本を読み進めると、選択肢や戦闘などイベントがあって、選択肢やサイコロによる判定結果なんかで分岐したストーリーを楽しむことができる本です。
小学生の頃に何冊かやったことがあるんですが、Kindleでゲームブックが配信されていることを知り、懐かしく思ってやってみました。



今回プレイしたゲームブック

今回プレイしたのは、タイトルにもある「展覧会の絵」です。

展覧会の絵(幻想迷宮ゲームブック)
森山 安雄 (著)

ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーが、友人である画家ヴィクトル・ハルトマンの遺作10枚の絵画を見て刺激され、制作した組曲「展覧会の絵」をモチーフにして作られたゲームブックです。

僕はクラシックには疎いのですが、Wikipediaで曲を聴くことができます。

Wikipedia

「プロムナード」はなんか聴いたことがある曲です。

想像による補完が捗る

ゲームブックは挿絵はあるものの、基本的にはテキストベースで展開されますので、最近のゲームのように風景やキャラクターの風貌がビジュアルで提供されることはありません。

なので、自分の中で
「ここはこういう風景かなー。」とか
「この怪物はこんな風貌だろうなぁ。」
とか想像?妄想?しながら読み進める格好になるんですが、小説と違い謎解きや、選択肢など、自分で進めているカンジもあってか、没入しやすくて凄く想像による補完が捗るように思いました。

前項でWikipediaから組曲「展覧会の絵」を聴くことができるので、聴きながらプレイするとより没入できるんじゃないかな。

ワイヤーフレームで構成された3Dダンジョンを探索する、ウィザードリィみたいなゲームに一時期ハマってたんですが、アレに近いものをカンジました。

プレイヤーの想像に委ねている部分が多いってのは、長所でも短所でもあるんですが、僕個人的には結構な好物です。

フローをマッピングするのが楽しい!

このゲームブックは結構分岐点が多くて、迷うことも多々あります。
で、ノートを片手にストーリーのマッピングをしながら進めたんですが、このマッピング作業が先程も書いたウィザードリィなどの3Dダンジョンゲームのマッピングに通じるものがあって楽しかったです。

辿ってきた分岐点をノートにとることによって、何度かゲームオーバーになりながら、次のプレイでは別の選択肢を選ぶみたいなことをしながら進めていきました。
特にサイコロの目による分岐は、サイコロ運の兼ね合いもありますので、結構な回数ゲームオーバーになりました。
僕はあんまりサイコロ運に恵まれてないようです。(笑)

また、途中で謎解き要素もあったりして、謎が解けるかで進み具合も変わってきたりします。
謎解き自体はそんなに難易度が高いものではなく、自分的には手軽な難易度がちょうど良かったです。

自分ルール(ズル?)で難易度も調整できる

ゲームブックでは、そのゲームのルールがあります。
が、一般のゲームと違い、本とメモ、サイコロを使いながらゲームを進めるという格好なので、自分なりのルールを決めてプレイすると難易度も変わってきたりします。

例えば僕はサイコロによる分岐は、サイコロを2回振って、1と6が出た場合、1の分岐か6の分岐かは自分で決めていい。とかやってました。
これによってゲームオーバーになったりした場合は、前回この分岐でゲームオーバーになったから、今回は違う分岐を選ぶことができたりします。

まぁ、これもズルと言えばズルなんでしょうけど、こういったことも含めて自由に遊べるのもゲームブックの魅力の一つなんじゃないでしょうか。

アイテムと旋律のリソース管理が楽しかった

これはこの「展覧会の絵」独自のものだとは思いますが、このゲームでは主人公は吟遊詩人で、「戦いの旋律」「和解の旋律」「魔除けの旋律」という旋律と、分岐などによって得るアイテム、金貨を駆使して物語を進めます。

各旋律の使える回数は選択肢とサイコロによって決まります。
また、旋律がなくなるとゲームオーバになるというルールがあって、それぞれの場面で効果のある旋律や、分岐によって得られるアイテムに幅があります。

このアイテムを得るには、旋律、金貨を消費するっていう場面も多くて、今回は旋律があまりないから、このアイテムは見過ごそうとか、そういったリソース管理が結構楽しかったですね。

「和解の旋律」と「金貨」が多いと楽

冒頭にも書きましたが、このゲームブックはkindleで配信されてますので、手軽にプレイすることができます。

なので、あまりネタバレするようなことは書きたくないんですが、「和解の旋律」と「金貨」は多いと、かなり楽になるかなー。って思います。

物語の序盤で、ゲームで使用できる旋律の数が決まる場面があります。

選択肢で、旋律の色に関わる宝箱を選ぶ場面があって、それによって一つの旋律はサイコロの目+6、残りの二つはサイコロの目+4の回数になります。

プレイしたカンジでは、「和解の旋律」が効果的な場面が多いので、和解の旋律が多く得られる選択肢を選ぶと、比較的楽に進めることができますね。

あと、物語の途中で出会う人物との交渉や、市場でアイテムを買う場面もあって、金貨の枚数でかなり難易度が変わるように思います。

2ステージ(10枚中2枚目の絵)の終わりに得られる報酬を選ぶ場面があって、その中の選択肢の一つが「金貨10枚」です。
はじめに得られる金貨の枚数がサイコロの目の数なんですが、この時に得られる金貨が少なかった場合は、金貨10枚の選択をした方が後の難易度が下がるように思います。
もちろん他の選択肢によって得られるアイテムも有用ではあるんですが、汎用性は金貨の方が上かな、って僕は思いました。

途中で旋律を使って(消費して)金貨を得られる場面もありまして、魔除けか戦い旋律をいくつか使って金貨を得るのもありなのかなー。って思います。

最後に

Kindleで「ゲームブック」って検索すると、結構な数が表示されてて、気になる作品も多いから、ちょくちょくゲームブックもやってみたいな。って思います。

まぁでも3DSとVitaの積みゲーも消化したいし、SWITCHも買いたいゲームいくつかあるんですよね・・・。

あと気になってて行きたいスポットも貯まってきたし・・・。

休日がいくらあっても足りないよ!(笑)

まぁでも普段のゲームとはひと味違った感覚で遊べるゲームブックはかなりおすすめです。
Kindleが利用できる環境の方は是非!ってカンジですね。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。