ギリシア神話-27 英雄ヘラクレスと10の難業(1)

どうも、元山狐です。

今回からヘラクレスの「10の難業」につきて書いていきます。

先にネタバレしてしまいますが、10の難業と言いつつ、実は12のエピソードがあります。

これは、数々の難業の中でエウリュステウスから難癖を付けられて、2つはノーカウントとされたからです。

今回はその難業のうち、1つ、「ネメアに住むライオン退治」を紹介します。




ただのライオンではない

ヘラクレスの初めての功績が、キタイロン山のライオン退治でした。
既に一回ライオン倒しているんだから楽勝でしょ~。

と思いきや、ヘラクレスは得意な弓矢でライオンを撃ち抜きますが、傷一つ付けられませんでした。

実はこのライオン、由緒正しい化物でテュポンとエキドナの子なのです。
更にどんな切れ味のいい武器でも傷一つ付けることができないというチートな特性があるのです。

父親のテュポンについてはこの記事で触れています。

ギリシヤ神話-12 最強最大の怪物テュポン

ヘラクレスの機転

早速のピンチ!

ですが、ここでヘラクレスは機転を利かせます。

「斬撃が駄目なら打撃だ!」
ということで、ヘラクレスこのライオンを棍棒で殴りました。

どうやら打撃はダメージが通るようで、ライオンは悶絶しました。

ヘラクレスはライオンを洞窟に追込み、3日間の格闘の末、ライオンを絞め殺すことでやっと倒すことができました。

倒した後は

ということで、苦戦の末、第1の難業を果たしたヘラクレス。

ヘラクレス
「やれやれだぜ」

ですが、難業の内容は「このライオンの皮を持ち帰ること」でした。

で、ライオンの皮を剥ごうとしますが、手持ちの武器では剥ぐどころか傷を付けることすらできません。

しかし、
キュピーン!
そこでヘラクレスは妙案を思いつきました。

ライオンの爪と牙で、ライオンの皮を剥ぎました。

っていうか、どんな武器でも傷つけられないのに爪と牙すごいな!
ということで、爪と牙は武器として使うことにしました。

そして、剥いだ皮はヘラクレスの衣服にしました。

因みにお肉は・・・

いやー、無駄にするところがありませんね!

ってゆーか、モンハンみたいじゃん!(笑)

ライオンのその後


このライオンの魂は、ゼウスによって星座の一つである「獅子座」にされたそうです。

ヘラクレスが苦戦した相手ということで、強さを称賛して星座としたのか、ヘラクレスの栄光を強調する為に星座としたのかで、ちょっと印象は変わりますね。

そういえば聖闘士星矢の最強の聖衣ゴールドクロスにも獅子座のクロスがありましたね。

どんな武器でも傷が付かないというエピソードから考えると、まさに最強のクロスってカンジですね。

最後に

10の難業を数回で書こうと思ったのですが、早速1つ目の難業で1記事のボリュームになってしまいました。

もしかして10の難業+2の難業で12記事になるかも知れません・・・。

でも、これから書き進める中で、ある程度まとめて書くこともあると思うので、できれば10記事以内で紹介できればと思います。

調べながら書いているっていう事情もあって、正直どうなるかはわかりませんが・・・。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。