前回の記事で書いていたとおり、今回から旧約聖書についてまとめていきたいと思います。
今回は初回ってことで、本題に入る前にユダヤ教、キリスト、イスラム教と旧約聖書、新約聖書、コーランについて表層的な部分をサラッと書いてみたいと思います。
各宗教の概要
ユダヤ・キリスト・イスラム教はともに1神教
これは、一般的によく知られていることなので、あまり説明は必要ないかも知れません。
「この世を作ったのは唯一絶対の神である」という共通の認識を持っています。
また、呼び方はヤハウェ(ユダヤ教)、父なる神(キリスト教)、アッラー(イスラム教)と違いますが、基本的には同じ神様を信じています。
それぞれの成立時期
- ユダヤ教は紀元前1280年頃
- キリスト教は紀元後1世紀前半くらい?
(厳密には定義されていない。キリストの死後、十二使徒らが布教活動を始めたあたり?) - イスラム教は7世紀
(ムハンマドが神の啓示を受けはじまった)
ということで、順番としては
ユダヤ教 → キリスト教 → イスラム教 という順番で成立したことになります。
実際成立時期にかなりの年数のひらきがありますので、ファンタジー要素もその順になるのかな?って思います。
それぞれ信仰対象と経典が違う
この3つの宗教は同じ神様を崇拝していますが、信仰の対象と聖書がそれぞれ違います。
- ユダヤ教の信仰対象は神(ヤハウェ)
経典は「旧約聖書」のみ
(そもそも彼らには「旧」とか「新」とかはない) - キリスト教の信仰対象は神、イエス・キリスト、聖霊(ただし、神はあくまで唯一のものとしている)
経典は「旧約聖書」と「新約聖書」 - イスラム教の信仰対象は神(アッラー)
経典は「旧約聖書」と「新約聖書」と「コーラン」
(ただし、最も重要な経典は「コーラン」である)
こうやって見ると、
後輩は先輩の経典は認めるけど、先輩は後輩の経典は認めない!ってカンジですかね?
↓こんなカンジ?(って怒られるか?w)
ちなみに僕はよく、お前の例え話はわかりにくいと言われます。笑
また、それぞれの宗教にもそれぞれの宗派?というか派閥のようなものがあります。
が、それについて書き出すと、いつまでたっても本題を書くことができないし、宗教に関しては今回のテーマの中心ではないので、このくらいにしておきます。笑
旧約聖書の概要
全39巻からなる書物です。
古代のイスラエル人と、彼らの子孫であるユダヤ人達によって書かれました。
概要としては
- 神による天地創造
- エデンの園での出来事
- 大洪水とノアの方舟
- 天まで届くバベルの塔
- エジプト脱出(モーセの十戒)
- イスラエル王国 誕生~崩壊
- バビロン捕囚
ってカンジですかね。
なんとなくわかるようで、わからないです。笑
天地創造~バベルの塔くらいまでは、なんか絵本で見たことがあるような気がします。
ちなみに以前まとめていた、ケルト神話では「ノアの子孫らがアイルランドに上陸する」ところから始まります。
※ケルト人らがローマ帝国に侵略を受けて、(キリスト教寄りの)編集を受けたと思われるので、本当はもっと別の始まりだったかも知れない。
ケルト神話については、以下の記事から20近く記事を書いているので、よかったらタグ「ケルト神話」から見てください。
- ちなみに新約聖書はイエス誕生~イエスの死、復活。
- コーランはムハンマドが神から受けた言葉を記録したもの。
・・・って池上彰さんの本で読んだ気がする。笑
池上彰
「図解」池上彰の世界の宗教が面白いほどわかる本
読んだのが結構前で、探したんだけど見つからなくて、どっかいっちゃったんだろうなぁ。
今回の本題は宗教じゃないけど、面白かったから書い直すかも知れません。
ということで、早速次回から旧約聖書の内容に触れていきたいと思います。
ちなみに新約聖書に関しても、今回準備している参考書籍でまとめられそうなので、旧約聖書を書き終わったら、そのまま新約聖書も書いていくかもしれません。
か、もしくは気分転換に他の神話とかを挟んで、後にまとめるかも知れません。
旧約聖書を書き終わった時の気分で決めます。笑
では、最後までお読みいただきありがとうございました。