どうも、元山狐です。
前回の「国産み」に続いて「神産み」について書きたいと思います。
イザナギ・イザナミは多くの数の神を産んでまして、結構略していますが、ご了承ください。
また産まれた神から、新たな神が産まれたりもしているようです。(まぁ考えりゃそりゃそうか。(笑))
しかし、最後は火の神を産むことで自体は一変し、イザナミは亡くなってしまいます。
島に続いて神を産むことにしたイザナギとイザナミ
イザナギとイザナミは島に続いて神を産みました。
初めて産んだ神は大事忍男神(オオコトオシオ)といい、大事業の神だそうです。
続いて・・・というか次々に神を産んでいきます。
オオコトオシオ以降に生まれる、この6柱の神を神道では家宅を守る家宅六神というようです。
- 石土毘古神(イワツチビコ)
- 石巣比売神(イワスヒメ)
- 大戸日別神(オオトヒワケ)
- 天之吹男神(アメノフキオ)
- 大屋毘古神(オオヤビコ)
- 風木津別之忍男神(カザモツワケノオシオ)
ここからはかなり多いので、一部抜粋のスタイルになりますが、自然にまつわる神もつくっていきます。
- 海の神 大綿津見神(オオワタツミ)
- 風の神 志那都比古神(シナツヒコ)
- 木の神 久久能智神(ククノチ)
- 山の神 大山津見神(オオヤマツミ)
- 野の神 鹿屋野比売神(カヤノヒメ)
そして次が、神達が乗る船として有名な天鳥船(アマノトリフネ)・・・って船まで産んじゃうの!?
アマノトリフネは有名なので、名前は知ってましたが、産まれた・・・というより造られたものだとばかり思ってました。
その次に産んだのは大宜津比売神(オオゲツヒメ)という食物の神です。
そんなカンジですごく多くの神を産んでいきました。
火の神の誕生で状況が変わる
・・・が良いことばかりは続きません。
イザナミが最後に産んだのが火之迦具土神(ヒノカグツチ)でして、その名のとおり火の神です。
イザナミはこの神を産む際に女陰を焼かれてしまい、(というかアマノトリフネとか産む時は大丈夫だったんだろうか?)病み伏してしまいました。
そんな病んでいる間にイザナミが排泄した物も、男神、女神となっていきます。
- 嘔吐物 鉱山の神 金山毘古神(カナヤマビコ(男神))・金山毘売神(カナヤマビメ(女神))
- 糞 粘土の神 波邇夜須毘古神(ハニヤスビコ(男神))・波邇夜須毘売神(ハニヤスビメ(女神))
- 尿 水の神 弥都波能売神(ミツハノメ(女神)) / 生成力の神 和久産巣日神(ワクムスビ)
そして、苦しんだ末にイザナミはとうとう亡くなってしまいました。
悲しんだイザナギは我が子を殺してしまう
イザナミの死は、イザナギを大変悲しませました。
その時の涙は泣沢女神(ナキサワメ)という神になりました。
そして、イザナミは出雲国(現在の島根県東部)と伯耆国(現在の鳥取県西部)の堺にある比婆之山に葬られました。
イザナミの死に怒ったイザナギは、その場で腰に帯びた十拳剣(とつかのつるぎ)を抜いて、ヒノカグツチの首を斬りました。
不完全な子ということで海に流したり、妻の死のきっかけになったとは言え、悪意のない我が子の首を切るって・・・。
しかし、このヒノカグツチの死体や血もまた新たな神々を産みました。
ちょっと今回神の数が多すぎるので、超絶略しちゃいますが、雷神、かつ剣の神とされる建御雷之男神(タケミカズチノオ)らが産まれました。
最後に
イザナミが葬られた比婆之山ですが、実在するのかな?と思って調べてみました。
Wikipediaによると
Wikipediaより引用
イザナミの墓所の伝承地は、日本神話に記される比婆山や熊野市有馬のほか、雲伯国境を中心として日本各地にある。
ということで、かなり諸説あるようですが、広島県庄原市の比婆山を推す記事やサイトが多いように思います。
行ってみたい気もするけど、我が家から500Km近く離れていて、ちょっと遠いんだよなぁ・・・。
こういう古代の伝説に関連する山って行きたいと思うんだけど、比較的近場の伊吹山(滋賀県、ヤマトタケル伝説)や大江山(京都府、酒呑童子伝説)ですらまだ行ってないし、まぁ一生のうちに行けたらいいな、って思います。(笑)
では、次回も続きを書いていきたいとおもいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。