日本神話-6 アマテラスとスサノオ

どうも、元山狐です。

今回も日本神話の続きを書いていきます。

禊によって様々な神が生まれ、最後に三貴子が生まれました。
イザナギは自分が治めていたものを3つに分けて、アマテラス、ツクヨミ、スサノオそれぞれに治めさせることにしました。

三貴子の中でもスサノオは、とても人気のある神ですが、登場初期では粗暴さが目立つ神で何かと問題を起こします。



イザナギに追放されるスサノオ

アマテラスとツクヨミは、イザナギのいうとおり、それぞれ与えられた地を治めていましたが、スサノオだけはずっと泣いていて、一向に与えた海原を治める気配がありません。

スサノオが泣くエネルギーは凄まじく、山は枯れ、川や海が枯れたそうです。
海原を治めるのに、山に影響があるって・・・と思ったのですが、海原=地上空間と思ってよさそうです。

それを見かねたイザナギがスサノオを問い詰めました。


イザナギ
「一体何をそんなに泣いているのだ」

スサノオ
「母(イザナミ)がいる根の国に行こうと思って泣いているのです。」


イザナギ
「ダニィ!?そんな軟弱な子供に育てた覚えはありません!お前のようなヤツは出て行け!!」

ということで、イザナギは怒ってスサノオを追放してしまいました。

少し脱線?しますが、イザナギはイザナミを追って黄泉国にいきました。
ということは根の国=黄泉国?と思ったのですが、調べているとどうやら違うようで、調べれば調べるほど深くてよくわからない・・・。
イザナギとの決別から時間も経っているだろうから、移り住んでいる線もありますね。

とりあえず、違う場所だけど、スサノオはイザナミがそこにいると思っていて、そこに行きたいということですね。

なんとなく、スサノオがイザナミを母と思うのにも違和感があるのですが、まぁこのブログでは日本神話を薄~く紹介する・・・ということなので、この思いスルーしていくことにします。(笑)

姉のアマテラスに別れの挨拶に向かうスサノオだが・・・

天界を追放される・・・というのは神々にとって、結構重大な問題なんだと思っていたのですが、
スサノオは
「じゃぁ根の国を目指そうっと♪」
くらいのカンジでした。

で、根の国に向かう前に姉のアマテラスに別れの挨拶に行こうとします。
兄のツクヨミはいいんかい。(笑)

しかし、アマテラスは挨拶にきた弟を見て
「スサノオが攻め入ってきた!」
と思って、武装をして待っていました。

ちょっと日本書紀の話になってしまい、脱線しますが、アマテラスは時系列的にはもうちょい後の方になるのですが、ツクヨミとも決別しています。
(詳細は省きますが、ツクヨミが保食神(ウケモチ)という神を殺したことに激怒した。)
このエピソードは古事記だとツクヨミとスサノオが入れ替わり、ウケモチを大気都比売神(オオゲツヒメ)に置き換えた格好で展開されています。
(もう少し後にこのエピソードも、このブログで取り上げていきます)

このあたりから考えると、イザナギは「三貴子」と名付けましたが、この兄弟・・・なんか仲悪そうですね。(笑)

アマテラスとスサノオの誓約(うけひ)

武装したアマテラスを見たスサノオは
「ひどいよ姉さん!」
とまるでカツオみたいなことを言った上で、その誤解を解くために誓約(うけひ)をすることにしました。

誓約とは、占いのようなものです。
そして、互いの身につけているものを噛み砕いて、吹き出したものから神を作る。
というものでした。

アマテラスはスサノオの持っていた十拳剣を受け取って、噛み砕くと宗像三女神(むなかたさんじょしん)と呼ばれる女神が3柱生まれました。
次に、スサノオはアマテラスの身につけていた八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を同様にすると、5柱の男神が生まれました。

この結果にスサノオは
「僕の持ち物から女神が生まれたということは、僕の心が清いということなので、僕の勝ちです。」
と勝手に勝利宣言をしてしまいました。
(でもアマテラスもなぜか反論してないので、納得したのでしょう)

ちなみに日本書紀では、神を生み出す前には「男を生んだ方が勝ち」と事前にルールを決めて行った結果、スサノオが男神を生み勝利・・・という流れのようです。
こう読み出すと、日本書紀の方が話の筋を理解しやすいのかも・・・と思えてきます。(笑)

スサノオが調子に乗って、アマテラスが拗ねる

誓約で身の潔白が証明されたスサノオは、根の国に向かうというのも忘れ、高天原に居続け、更に調子に乗って次々と粗暴を行いました。

田の畦道を破壊する、神殿に糞を撒き散らすなど・・・。
しかし、前述の勝負に負けたことからスサノオに強く出られないアマテラスは、苦しい言い訳でスサノオのことを庇い立てしました。

しかし、極めつけに馬の皮を生きたまま剥いで、その死体を機織り場に投げ込みました。
何を思ってやったのか、全くわけがわかりません・・・。

不運なことに、その時に機織り場にいた女神は、馬の死体が天井から生皮剥がれた馬の死体が降ってきたことにビックリ仰天!
運悪く、ビックリした拍子に、持っていた糸を通すための道具が下腹部に刺さって死んでしまいました。
うぉ~痛そう・・・。

これに深く悲しみ、弟の暴挙に強く出れない自分を責め・・・そんなアマテラスがとった行動は。
天の岩戸(あまのいわと)に引きこもる!
といったものでした。

なんか、この兄弟揃ってちょっと子供っぽくね?(笑)

しかし、この話は笑い話では済みません。
太陽の神であるアマテラスが引きこもったことで、世界からは光が失われ、闇に包まれてしまいました。

そこで、困り果てた神々は・・・ということで話は次回に続きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。