バティンについて

今回はゴエティア序列18番の地獄の公爵バティンについて書いてみます。
手持ちの資料には「バシン」と書かれていたんですけど、どちらの名前で検索してもそこそこ検索に出てくるので、どっちでも差支えなさそうですね。
能力が非常に便利そうで、もし僕がゴエティアに載っている悪魔1体と契約するなら、候補に挙がってきそうな悪魔です。



容姿について

手持ちの資料、Wikipediaにもほぼ同様のことが書かれていて、
「蛇の尾のついた、屈強な男の姿をしていて、青ざめた馬に乗って現れる」
とありました。

尻尾以外はほぼ人間、というかマッチョマンということですかね。

青ざめた馬っていうのが、ちょっと僕の中で引っ掛かっていて、
実は以前新約聖書-9 終末論、ヨハネの黙示録という記事を書いています。

その記事では直接触れていないのですが、「7つの角と7つの目を持つ子羊が現れて、7つの封印を解く」という段階がありまして、
7つのうちの、はじめの4つの封印が解かれた状態で四人の騎士が表れて、そのうちの一人が「青ざめた馬に乗っている」とされています。
「青い馬」ってところじゃなくて、「青ざめた馬」ってところが、病気というかなにか不吉なものを感じさせるんですが、何か関連があるのかな?

このヨハネの黙示録に登場する四騎士は、以前訪れた兵庫県で開催された『「怖い絵」展』でモチーフとされた絵が展示されていました。

「怖い絵」展に行ってきた。(兵庫)

あと、「大奥義書」というゴエティアとは別のグリモワール(魔導書)では、このバティンはフルーレティという大悪魔の配下でして、
同じ配下として、以前紹介したエリゴス、今後紹介することになるであろうゴエティア序列20番のプルソンという悪魔がいるようです。
この3人の悪魔は共通して人間の姿をしているようです。

エリゴスについて

能力について

今回のバティンの最大の特徴はその能力でして、

Wikipediaより引用
薬草や宝石の効能を知り、人を国から国へとあっという間に運ぶ力を持つ。

ドラえもんでいうところのどこでもドア的な能力です。
某ゲームの移動魔法と違い、「行ったことのある町」という制限もなさそうですし、海外旅行、運搬・・・果ては完全犯罪のアリバイ作りまで・・・と超絶便利そうです。

ただ、
薬草と宝石の効能によって、移動させる説、
バティンが運んでくれる説、
があって、必ずしも瞬間移動・・・と言い切れないのが悩みどころ。
もし、バティンが乗っている青ざめた馬で運ばれるとしたら、ただ馬で移動しているだけになっちゃいますしね。(笑)

もう一つの能力?特徴?として、
「地獄の悪魔たちの中でも敏捷さと、愛想のよさでは並ぶものがないとされる。」
とあります。

敏捷に関しては、前述の能力とも関連があると思うんですが、
愛想のよさって必要なの!?
バティンが目的の場所に運んでくれる間、その愛想の良さでその場の雰囲気を盛り上げてくれるってことでしょうかね?(笑)

ということで、ゴエティア序列18番の地獄の公爵バティンについて書いてみました。
次回は、序列19番のサレオスについて書きたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。