ビフロンについて

今回はゴエティアの序列46番目の悪魔ビフロンについて書きたく思います。
怪物の姿で現れて、召喚者の命によっては人の姿をとるようです。
手持ちの本では、ビジュアルはシジルで書かれていたのですが、Wikipediaに載っていた挿絵は結構インパクトが強いように思います。
能力はあまりパッとせず、地味な印象の悪魔です。



容姿について

冒頭にも少し触れましたが、怪物の姿で現れて、召喚者の命令で人の姿をとるようですが、この絵は化け物の方の姿なんでしょうかね?
今まで紹介した悪魔でシジルではなく絵で描かれているものは、ほとんどが体含めて全体が描かれていたと思うんだけど、顔だけで描かれているのってちょっと珍しくないですか?

この顔、小さい子が見たら泣いちゃうよ?と思ったけど、まぁ悪魔なので、ある意味悪魔としては正しいビジュアルなのかな?と思います。(笑)
なぜか、肝試しとか怖い話を友達で集まってする時に、顔の下から灯で自分の顔を照らすということをやったのを思い出しました。

能力について

冒頭でも書きましたが、能力はこれといって目につくものはなくて、以下のようになっています。

  • 占星術や幾何学に精通
  • 宝石、薬草や木などの効能をよく知る
  • 死体を入れ替える、別の場所に移動する
  • 死者の墓にロウソクを灯す

占星術や他知識を与えてくれるような能力は、今まで書いてきた悪魔には結構多い能力でした。
あえて珍しいものを挙げるとすれば、「死体を入替える、別の場所に移動する」能力ですかね。
墓荒しとかする時に役立ちそう?です。
死者の墓場にロウソクを灯すですが、もしかしたら、前項に貼ってる挿絵は、墓に灯したロウソクに照らされているビフロンなのかも知れませんね。

死者に関連する能力を持っていることから、降霊術やネクロマンシー(死者や霊を介して行われる魔術)と関連付けられるそうです。
ソースによってはネクロマンシーの能力に長け、死体を意のままに動かすことができると書かれていました。
まぁ降霊術で悪魔と言えば、ネビロスの方が有名なのかな(いろんなゲームとか作品に登場するし)?と思います。

地位について

地位に関しては伯爵でして、中位に属するものと思います。

天使と悪魔の階級について

率いる軍団の数ですが、Wikipediaには26とあるのですが、手持ちの資料には60軍団を率いるとあります。
倍以上のひらきがあって、どっちが正しいのかはわからないけど、ネクロマンシーの能力で従えた死体で軍団を作ることによって多くの軍団を率いると解釈されているのかもしれません。

ここまで書いておいてなんですが、あまり個人的に興味をそそる部分がなかったので、この悪魔はこれくらいにしておこうと思います。(笑)
次回は序列47番目のウヴァルという悪魔について書きたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。