クロセルについて

あけましておめでとうございます。
年明けしょっぱなですが、悪魔について書きたいと思います。(笑)
今回紹介するのはゴエティアの序列49番目のクロセル。(ソースによってはクロケルとも書かれています。)
あまり創作作品でも見かけない名前なんですが、生活の中では便利そうだったり一財産築けそうな能力を持っています。



元能天使


クロセルは堕天する前は能天使だったそうで、呼び出されると天使の姿で現れるとされています。
Wikipediaに載っていたシジル(↑に貼っている画像)もなんとなく天使の姿を匂わせるデザインです。

以前も書いたかもしれませんが、能天使は悪魔たちとの戦いにおいて最前線にいるので、悪魔と接する機会が多く、最も堕天しやすい階級と言われています。
ルシファーが神に背いた時には、この能天使の階級から最も多くの者が堕天したそうです。
クロセルもそんな中の一人なのかも知れません。

堕天後(悪魔)としての階級は、堕天前の階級や能力の高さが反映されます。
それからすると伯爵~侯爵あたりが妥当な気がせんでもありませんが、悪魔としての階級は公爵です。
能天使たちの中でも能力が高めだったのかな?と思います。

天使と悪魔の階級について

能力について

クロセルの能力は大まかなところでは、大きくは以下の3つになります。

  • 激流が流れる音をたてる(幻聴)
  • 幾何学や教養学を教授する
  • 水を温めることができる

まず、1つ目の水の音をたてる能力ですが、まずこれを思い浮かべました。

これの上位互換?というか大きいバージョンですね。
とは言え、トイレで激流が押し寄せる音なんか出したら大混乱が起こるだろうなぁ。(笑)

どうせなら、幻聴だけでなく幻視もセットで発現すればいいのに、と思ったらソースによっては幻影を起こす能力もあると書かれていました。
とりあえず、まず能力についてはこの音姫がすぐに思い浮かんだので、僕がクロセルにあだ名をつけるとしたら「大音姫」になると思います。(笑)

2つ目の知識を授けてくれる能力は、まぁ他の多くの悪魔を持つ系統の能力なのですが、Wikipediaに気になる記述がありました。

Wikipediaより引用
隠された物事について謎めいた口調で語り、幾何学と教養学について教わることもできる。

「隠された物事について教えてくれる」ということなんでしょうが、
「謎めいた口調で語り」
がどうも鼻につきます。
どうやら大音姫はちょっとこじらせている、というか面倒くさいヤツなのかも知れません。(笑)

3つ目の水を温めることができる。
パッと見、カップラーメンを作ったり、お風呂沸かすのに便利そう。
と思いました。

で、この能力なんですが、ソースによっては
「水の温度を自由に操れる」だったり
「温泉を発見することができる」という能力もあるようです。

温めるだけじゃなくて、冷やすこともできるなら氷を作るのに便利そう。
まさに生活の味方のような能力ですね。

さらに、温泉を発見することができれば一財産築くことも夢ではありません!
・・・まぁ財産を築くことに関しては、前回のハーゲンティの「卑金属を黄金にかえる」の方が手っ取り早くて確実と言えそうです。

ハーゲンティについて

ということで、この記事を書き始めるまでは
「これといった特徴的なものもないし、記事を書くのに苦戦しそうだなぁ・・・」
と思っていたのですが、案外そうでもなかったです。

ということで、突っ込みどころもあり、面倒くさそうな性格をしてそうな大音姫・・・いやクロセルについて書いてみました。(笑)
次回は本来序列50番目の「フルカス」という悪魔について書くべき?なのですが、以前書いた序列31番のフォラスという悪魔と同一視されることが多いので、
このブログでは同一悪魔と解釈して、省くことにします。
なので、次回は序列51番目のバラム、これはよく名前を聞く大悪魔ですね、について書きたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。