藤白神社と鈴木さんとグレムリン。

家の近くに「藤白神社」という神社があります。
今回は戯言なんですが、この藤白神社にかかわることを記事にしてみました。

藤白神社について

和歌山県海南市にある藤白神社は、熊野古道紀伊路の入り口と言われています。




祭神

饒速日命(ニギハヤヒノミコト)
(古事記では、長髄彦(ナガスネヒコ)が信仰する神として登場するらしいです。
藤白鈴木氏の氏神。)
他、熊野坐大神、伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)らが祀られています。

藤白神社は、代々藤白鈴木氏が神職を務めていまして、近くには鈴木性発祥の地とされている「鈴木屋敷」という屋敷があります。

鈴木屋敷について

この「鈴木屋敷」は
前述の藤白鈴木氏が住んでいた。
とか、
牛若丸が熊野に来るたびに滞在していた。
とか言われています。

屋敷とはいっても今はかなり寂れていて、晩は遠目にちょっと不気味なカンジです。

写真は晩の鈴木屋敷。

パッと見たカンジただの廃墟ですねw

何年か前に「鈴木サミット」みたいな名前のイベントで、朽ちた鈴木屋敷を修繕するための寄付の呼び掛けがあったように思いますが、それでもこの有様なので、全国の鈴木さんたちから見てもかなり怪しいイベントだったんでしょう。笑




鈴木屋敷の思い出

そんな鈴木屋敷ですが、
昔、彼女の家の犬が脱走した!ってことで、晩に探すのに駆り出されたことがありました。

ちょうどこのイラストみたいな、白くて、結構大きい犬です。

あまり会ったことがなくて僕になついてもないし、正直僕はうるさいからこの犬は苦手ですw
探すフリをしながら
「俺が見つけることになったらヤダなぁ・・・」と思いながら探したんです。

そして、鈴木屋敷の近くを通りかかった時に、何やら猫と犬がケンカしてるような声が聞こえてきました。
もしかして!?と思い、鈴木屋敷に行くと、彼女の家の犬と猫数匹が喧嘩していたのです!!

正直見なかったフリをしようかな?とも思いましたが、そこは僕の中の天使(良心)が善戦をしましたので、その方に向かって行くと、猫はすぐに退散しました。

そして、犬を捕獲しようと思いました。
普段はそんな荒い性格ではないんですが、気が立っていたんでしょう。
ええ、噛まれました。

しかし、特に逃げる様子もなかったので、その場で彼女に電話をして、無事確保に至りました。

そんな思い出の鈴木屋敷。
しかし、今日は鈴木屋敷のことなんぞどうでもいいのです。(では何故このエピソードを書いた)

藤白神社のギズモ

今日お話したいのは、藤白神社!・・・の外れにある、石灯籠の中に居る、この人形のことなんです。

ギズモ!!

これがずっといるわけではなく。
ある日居なくなったかと思えば。
暫くするとまた戻ってくる(毎回この石灯籠)。
そしてまたある日居なくなる・・・。

といったことが、僕が知る限り(といっても4年くらい)続いているのです。
うーん、気になる。

当然藤白神社のHPにもこの人形のことは書かれていません。

「藤白神社 ギズモ」や「藤白神社 グレムリン」で検索してもそれらしい情報はありません。

写真を見ていただいたらわかると思うんですが、かなり年季の入った人形なんです。

誰かがイタズラで置いたとしたら、撤去されたらそれっきりだと思うし、また同じ石灯籠に戻ってくるなんてことあるんでしょうか?

そもそも、ギズモって何!?って人もいると思うので軽く紹介します。

映画「グレムリン」

以下Wikipediaからの引用です。

『グレムリン』(Gremlins)は、1984年に公開されたアメリカ合衆国の映画。ジョー・ダンテ監督作品。クリスマスに贈られた珍しいペットの飼育方法にまつわる騒動を描いたSFブラックコメディである。 1990年、ダンテ監督により本作の続編である『グレムリン2 新・種・誕・生』が制作された。

ギズモは、そんな映画「グレムリン」に登場する、「モグワイ」という生き物の、個体名です。
(実質的な主人公?またはマスコットキャラです)

で、モグワイは
光にあててはいけない(弱ったり死んでしまう)
水をかけてはいけない(細胞分裂をおこして繁殖してしまう)
24時過ぎに食べ物を与えてはいけない(グレムリンという見た目も性格も凶暴悪辣な化物に豹変してしまう)
というルールがあって、お約束どおり各ルールに触れてしまい、大量のグレムリンによって街がパニックになる。って話です。

まぁ、ここまで書くと伝承上の生物グレムリン(ノームとかゴブリンの親戚にあたる、イタズラ好きの妖精)をモデルにしたキャラクターで、全く藤白神社にも鈴木にも関係なさそうですね。

藤白神社に問合せてみようと思ったんですが、それが原因で撤去されて、いらぬ恨みを買う可能性があってもなー。
とか、もしかしてグレムリンに呪われてしまうのでわ!?
とか、思うと。

ってゆーのは嘘で、こういうのは判明しないのが面白いので、問い合わせることはしませんでした。

実際にここ何年か、たまーにここまで娘と散歩にきます。

その度に、娘が気にするので寄るんですが、居たり居なかったりするだけで、僕らに何があるわけでもなく、なんなら少し居ることを楽しみにしているくらいです。

これからも、彼をたまに見守る。
そんな態度で接して行きたいと思うんですが、もし藤白神社に来る機会がありましたら、彼のところにもいっていただいて癒されてみては?
・・・あーでも、実は悪霊とか呪いの類の人形かもなー。

興味がある人は自己責任で行って、呪われたり、癒されたりしてみては?(って一体どういうことなんだろう)

って話でした。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。




2017年8月27日追記​
昨日娘と、その友達を連れてギズモに会いに行きました。
その時に娘からしつこく言われたので、巫女さんにギズモのことを聞いてみました。

特に謂れとかいったものは無くて、巫女さんはそんな人形があること自体が初耳だと、笑顔で応えてくれました。
社務中にヘンなオッサンの、ヘンな戯言に対応してくれてありがとうございました。笑