今回は、ガイア(大地)とウラノス(天空)の間に生まれた神々、ティタン12神と幽閉された巨人族キュクロプスとヘカトンケイルについて書いてみたいと思います。
ちょっと次回以降のネタバレも入ってしまうのですが、この先の展開は調べたらすぐに出てくるような有名な内容ですので、ご愛嬌ということでお願いします。
ティタン12神
オケアノス(男神)とテテュス(女神)
※写真はオケアノスの像
オケアノスは12神の長兄で、海を司ります。
前回のポントスと被っている気がしますが、まぁいいでしょう。
同じくティタン12神である、テテュスと結ばれて、三千の息子(河川)と三千の娘(水の妖精)をつくります。
後にティタン12神は父であるウラノスと争うことになりますが、その争いには参加しません。
また、その後にまた、別の勢力との争いになりますが、それも良しとせず相手に降伏するように勧めるなど、穏和というか平和を望む性格みたいです。
コイオス(男神)とポイベ(女神)
この二人の間にはレト(女神、後にアポロン、アルテミスの母となる。)と、
アステリア(女神で、後に有名な女神ヘカテの母となる。)という神が生まれます。
クレイオス(男神)
ちょっとネタバレになりますが、後にウラノスとガイアは別れたという説があったり、なかったりで、後にガイアはもう一人の息子ポントスの間にエウリュビアという娘をつくります。
クレイオスとエウリュビアは結ばれて、3神をつくります。
イアぺトス(男神)
前述のオケアノスの娘にあたるクリュメネと結ばれ、4神をつくります。
この子供にはアトラスやプロメテウスといった、有名な者が含まれます。
クロノス(男神)とレア(女神)
※クロノスの像。写真をクリックするとAmazonに飛びます。
もう有名なのでネタバレしますが、クロノスは次回で父ウラノスを倒し、世界の王となります。
その後、姉のレアと結ばれ6神を作り、この6神は後のオリュンポス神族となり、物語の中心的存在になってきます。
ムネモシュネ(女神)・テミス(女神)
この時点ではカップリングからもれて、残った感がありますが、後にゼウスと結ばれます。
キュクロプスとヘカトンケイル
キュクロプス
英語読みでは「サイクロプス」ということで、いろんなゲームや作品に登場する有名な単眼の巨人です。
3兄弟からなり、アルゲス、ステロペス、ブロンテスというそれぞれの名前があるので、キュクロプスってのは「名前」というより「種族」といった方がしっくりきそうです。
単眼、巨人という特徴からはあまり関連なさそうですが、卓越した鍛治技術を持つとされていて、現時点では父ウラノスによってタルタロスに幽閉されていますが、後に優れた武器を作成するなど物語に再登場します。
ヘカトンケイル
前述のキュクロプスと同じく、父ウラノスにタルタロスに幽閉されています。
こちらも3兄弟からなり、コットス、ブリアレオス、ギュゲスというそれぞれの名前があるので、こちらも「種族」といった方がしっくりきそうです。
100の腕・50の頭を持つと言われ、戦闘能力に優れているみたいです。
彼らも後の物語に再登場します。
最後に
と、いうことでティタン12神と、キュクロプス、ヘカトンケイルらガイアとウラノスの子達を紹介しました。
知名度や登場頻度にかなりの格差があるので、全員を紹介するならこのタイミングなのかな。と思い書きました。
基本的にクロノスとレアの間にできた神以外(アトラスやプロメテウス)は、「ティタン神族」として扱われるみたいです。
今回紹介をしたキュクロプス、ヘカトンケイルらがタルタロスに幽閉されることで、ガイアが夫ウラノスに怒りと憎しみを持ち、次回の物語の展開へと進みます。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。