イポスについて

今回はゴエティア序列22番の伯爵イポスを紹介したいと思います。
手元の資料の挿絵と、Wikipediaで紹介されている姿はまったく同じなんですが、見た目のインパクトはやたらと強い(笑)
一方能力は今まで紹介してきた悪魔たちと比べても珍しいものとは言えません。
爵位については伯爵または王子とあり、比較的若い悪魔なのかも。



容姿について

ではまずはWikipediaに貼られているイポスの姿をご覧頂きましょう。

頭がガチョウで胴体がライオンなので、なんかすごく違和感があります。(笑)

ただ、この絵はゴエティアではなくて、「地獄の辞典」という別の魔導書に掲載されていた挿絵です。

手持ちの資料の記述では、
ライオンの頭
ガチョウの足
ウサギの尻尾
を、持った天使の姿と書かれてまして、
その文章から想像すると、そんな奇抜でもないんですよね。

ちなみに、ライオン・ガチョウ・ウサギを七つの滞在の関連付けられた動物に当てはめますと、
ライオン(獅子)は「傲慢」
ガチョウ(鳥)は「強欲」
ウサギは「色欲」
とあります。

能力について

能力ですが、
過去・現在・未来のことを知る
機知と大胆さを与えてくれる
とあります。

過去・現在・未来のことを知る悪魔は今までも多くいたので、特に書くことはないんですが、「機知と大胆さを与えてくれる。」
って召喚者の性格に作用する能力って珍しいかも。
ただ、なんか地味なんですよね。(笑)

とはいえ、過去や未来のことを知っていて、大胆かつ機転がきく。
人生において成功しそうな能力なので、意外と有用な悪魔なのかも?

地位・出身について

地位が伯爵または王子とあり、結構ひらきがあるんですが、悪魔界の貴公子みたいなもんなのかな?
若いながらも実力としては一目置かれている的な?

出身ですが、異教の神が悪魔とされる場合は、それなりに歴史のある個体(という表現がいいかわかりませんが)だと思いますから、王子(=若い)と表現されるイポスがそれに当てはまるとは考えにくいです。

容姿にも天使の姿でとありますし、まぁ元は天使だったんじゃないかな?とか勝手に思ってます。
若く実力はあったけど、傲慢なところとかが神の怒りに触れて堕天したとか?

最後に

ということで、22番目のイポスについて書いてみました。

23番目のアイム
24番目のナベリウス
25番目のグラシャラボラス
は過去に紹介していますので、次回はゴエティア序列26番目のブネについて書いてみたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。