「怖い絵」展 第2章~第6章までをご紹介

前回に引き続いて「怖い絵」展に出展されていた作品リストと、題材について軽く調べたことを書いていきます。

↓中野京子先生の怖い絵のひみつ(amazonへのリンクになっています。)

前回の記事
「怖い絵」展に行ってきた。(兵庫)
番外編「泉鏡花 「高野聖」について」




第2章 悪魔、地獄、怪物

空を飛ぶメフィストフェレス
マルガレーテの幻想を見るファウスト

ファウスト=実在したドイツの学者で、医師・錬金術師・占星家として有名だった。伝説では学者として成功した人生に退屈し、悪魔の知識を欲して、メフィストフェレスと契約をした。とある。

メフィストフェレス=ファウストと取引する悪魔。

マルガレーテ=ファウストが一目見て恋に落ちてしまう。素朴で敬虔な少女。ファウストはメフィストフェレスの魔力を利用して彼女とチョメチョメしようとする。

このファウストとメフィストフェレスの伝説については、ゲーテの「ファウスト」が有名です。
いきなり「怖い絵」展の本筋から脱線します(今回の記事は脱線がメインです。笑)が、ファウストもあらすじが面白いので紹介しておきます。

ゲーテ「ファウスト」のあらすじ
ファウスト博士はあらゆる学問を極めましたが、無能さ・退屈さに失望して自殺を図ります。

そこに悪魔メフィストフェレスが現れ、
「奴隷として仕え、広い世界の全てのことを体験させる。」
報酬として、
「博士の魂と死後メフィストフェレスの奴隷として仕える」
といった取引をもちかけます。

条件を受け入れ、悪魔と契約をしたファウストはメフィストフェレスの魔法で20代の青年に若返ります。

若返ったファウストは、街でマルガレーテと出会い、一目ボレします。
そして、ファウストはフィストフェレスの魔法を利用してマルガレーテと結ばれますが、逢引きするために母親に飲ませた睡眠薬の分量を誤ってマルガレーテの母親を殺していまいます。

マルガレーテの兄が、ファウストと妹の恋愛に怒り、ファウストと決闘。
結果、ファウストはマルガレーテの兄をも死においやります。

母と兄の死に、マルガレーテは狂ってしまい、彼女は投獄されます。
そこでファウストはメフィストフェレスの魔法を使って、彼女を助けようとしますが、マルガレーテがそれを拒んで彼女は天国へ。
ファウストもメフィストフェレスによって、連れ去られます。

その後、なんかかんやありまして(超絶略w)ファウストは死んで、メフィストフェレスによって魂が奪われる!?と思いきや、マルガレーテの天上での祈りによって救済されます。

聖アントニウスの誘惑

先日の記事で取り上げています。

「怖い絵」展に行ってきた。(兵庫)

ダンテ 神曲

以前書いた「トゥヌクダルスの幻視」に影響されて作られたとされる、詩人ダンテが地獄を見て回って作った幻想譚。

「トゥヌクダルスの幻視」については、↓の記事をご覧ください。

ベルギー奇想の系譜展に行ってきた。(兵庫)

ゲリュオン

ギリシャ神話に登場する怪物。
ヘラクレスに退治された。

サロメ

新約聖書をもとに、オスカーワイルドの作品にもなった、ユダヤの王エドロの娘、王女サロメの物語。

サロメの超略あらすじ
サロメは預言者ヨカナーンに恋をするが、拒否をされてしまう。
しかし、彼女の執念は凄まじく、父にヨカナーンの首を要求し、ヨカナーンの首を手に入れた彼女はその唇にキスをして恋を語る。
最期には、王エロドは狂気の娘を見て、彼女を殺させる。

マン・イーター

人喰いの一族で、悪鬼の一種。

第3章 異界と幻視

ムンク マドンナ

ムンク マドンナ
なんとなく気に入って、この絵のブックカバーを購入しました。笑

また、このブックカバーには栞がついていて、表には同作品の写真が、そして裏には中野京子先生の解説が書かれていて、ちょっとオトクなカンジです。

第4章 現実

切り裂きジャックの寝室

切り裂きジャックは1888年にイギリスで連続発生した猟奇殺人事件(未解決)の犯人の通称。

第5章 崇高の風景

ポンペイ最後の日

ポンペイについては過去の記事でも取り上げています。
世界遺産ポンペイの壁画展に行ってきました。(兵庫)

ソドムの天使

ソドムは信仰が足らず、神の怒りによって滅びた町。
↓この記事でも取り上げています。
ブリューゲル「バベルの塔」展 気になった題材を調べてみた。

トロイアの城壁に立つヘレネー

ヘレネー=絶世の美女で、トロイア戦争の原因になった。

※トロイア戦争についてあらすじを書こうと思いましたが、長くなってきたので機会を改めたいと思います。笑




第6章 歴史

レディ・ジェーン・グレイの処刑

ジェーン・グレイ=9日感の女王と異名を持つ。
イングランド史上初の女王として即位したが、わずか9日間でその座からひきずり下ろされて、ロンドン塔に幽閉された。
7ヶ月後には大逆罪で斬首刑で処罰された。(17歳で死亡)

最後に

殆ど物語紹介の記事みたいになってしまいました。笑
切り裂きジャックの事件は未解決だったんですね!

トロイア戦争とかオデュッセイアは、絵画の題材になることが多いみたいなので、いずれ「オデュッセイア」と「トロイア戦争」に関しても取り上げていきたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。

2017年10月4日追記
今回記事をより楽しんでいただけるように「旧約聖書」についてまとめています。
記事は随時追加していくので、よかったら併せお読み下さい。
旧約聖書についての記事

「怖い絵」展 第2章~第6章までをご紹介” への2件のフィードバック

  1. 本当に面白い。
    理数系の人間だったのですが、引退して歴史に興味を持ち始めました。
    ケルト人を調べていて、あなたのブログにヒットしました。
    そこで読んでみて、あまりにもおもしろいのでびっくりしています。
    大量の文章を書かれているようで、全部を読み切ることは不可能かもしれませんが、興味津々のものばかりです。
    少しづつですが、読ませてもらいます。
    本当に素晴らしい!!

    1. 永島 中 様

      コメントをいただき、誠にありがとうございます!

      僕自身が無知なところからスタートしていて、参考書籍などを読みながら書いていることもあって、間違い等もあるかとは思いますが、喜んでいただけているみたいで、とてもうれしく思っています。

      記事はテーマが一貫していないので、ご興味を持っていただけるもの、そうじゃないものあるかとは思いますが、今後も一月に10記事以上は投稿していくように努力をしていこうと思っています。
      今回はコメントをいただいて、とても励みになりました。

      今後ともよろしくお願いいたします!

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