どうも、元山狐です。
前回モーセが亡くなり、後継者としてヨシュアが民を率いることになりました。
ヨシュア率いるイスラエルの民達は、ようやくカナンの地にたどり着くことができましたが、カナンの地を離れて長い年月が経っていたこともあり、他の民族(カナン人)が定住していました。
ヨシュアは武力でもってカナンの地を征服することにしました。
ヨルダン川渡河作戦
冒頭に
ヨシュアは武力でもってカナンの地を征服することにしました。と書きました。
ここで思い出しましょう。
十戒には以下のことが含まれていました。
- 殺人をしてはいけないこと(汝、殺す無かれ)
- 隣人の財産をむさぼってはいけないこと
武力でカナン人から土地を奪うことは十戒に触れないの?
と思いましたが、参考書には神を崇め神の命に従いカナンの地に攻め込んだ、いわば「聖戦」であるため、神はイスラエル人達に味方をした。
といった旨のことが書かれていました。
ちょっと独善的な気がしないでもないんですが、とにかく神の加護のもと、ヨシュア達はカナンの地に攻め入ることになります。
約束の地カナンに入るには、ヨシュアは以下を経路としてとりました。
- ヨルダン川を渡り
- エリコを攻略し
- アイなど他の都市を攻略する
- 征服した土地はイスラエルの各部族に分け与える
特にエリコは、世界最古の都市としてだけでもなく、二重の城壁に囲まれた要塞都市としても有名な都市です。
しかし、とにもかくにもヨルダン川を渡らないことには話ははじまりません。
ヨルダン川は波が荒く、渡るのは困難が予想されました。
しかし、そこは神の加護を受けているイスラエル人たち。
「契約の箱」と呼ばれる箱を7人の祭司に担がせ、彼らがヨルダン川に足を入れると。
ピタッ。
と流れが止まったのです。
モーセの海パッカーん!のスケールの小さい版の奇跡なのかな?w
とにかく、流れの止まったので、イスラエル人たちは無事に川を渡ることができました。
要塞都市エリコ攻略
先程のヨルダン川のくだりも神がおこした奇跡。ってカンジでしたが、こちらのエリコはさらに輪をかけてそんなカンジです。
二重の城壁に囲まれた、まさに要塞都市と言えるエリコ。
そんなエリコですが、
神の意志の前には貧弱!貧弱ゥ!
勝手に崩れて行きますw
と書くと、とてもなんだかよくわからんのですが、ちゃんと訳があります。
ヨシュア達はエリコの城壁の6日間1周回り、最後の7日目は7周回りました。
そして、角笛を吹くとエリコの城壁は崩れて、イスラエル軍は一斉にエリコに侵入し、勝利を収めた。
とあります。
うーん、なるほど!
やっぱよくわからんw
ついでに7日目は7周したよ。って書きました。
十戒にあった、「安息日を守ること」も破ってることになると思うんですが・・・まぁこれは聖戦だからね(震え声)
しかし、こうやって書いてみると殆ど神だのみ・・・というか随分楽勝だったようにも見えます。
でも参考書籍によると
以下「あらすじとイラストでわかる聖書」より抜粋
ヨシュア軍は町になだれ込んだ。
彼らは女も子どもも関係なくカナンの先住民を皆殺しにし、すべてを略奪。
略奪物はのちに、神への捧げ物になっている。
とあります。
これから考えると、戦いも激しかったのかな?
とか思うんですが、それ以前に
すっげぇ悪者に見えるw
イメージが完全にこれです。
\ヒャッハー!/
※久々の登場にテンションのあがるヒャッハリアンさんたち。
最期に
こうして難関エリコを攻略したヨシュア率いるイスラエル人達は、その後アイなど次々に都市を制圧し、ようやく悲願だったカナンの地に落ち着くことができたのです。
その後、ヨシュアはくじ引きによってカナンの地を12の部族に与えたとあります。
くじ引きかよw
って思ったのですが、まぁこれも神の意志だと考えるとそんなものなのかな?と思いました。
ちなみにイスラエル人によってカナンの地を追われたカナン人ですが、ノアの孫カナンに由来があるようです。
この記事を書く前は、戦いってカンジで面白そう!とか思っていたんですが、その前のモーセの部分に比べると、ちょっとインパクトに欠ける気がする。
まぁそれは僕の話の膨らまし方にも問題があるのかも知れません・・・。
この後、物語はヨシュアが亡くなり、士師(しし)と呼ばれる英雄達が物語の中心となっていきます。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。