真白良(ましらら)媛について



先月和歌山県の白浜町にツーリングで出かけたばかりなんですけど、前々から気になっていた像があったので、今回またまた白浜町にバイクでいってきました。
結構な大きさでなぜか貝を抱いた女性の裸像・・・それが和歌山県道34号 白浜温泉線 沿いにある「真白良(ましらら)媛像」です。
この真白良媛の話に縁のあるお寺にも行ってきました。

なんとなく気になっていた「真白良媛像」

実は白浜町には前々から気になっていた像がありまして、それが和歌山県道34号 白浜温泉線 沿いにある「真白良媛像」です。

はじめは「なんでこんなところに裸の女性の像があるんだろう?」と思っていたんだけど、像の台座には以下のようなことが刻まれています。

岩代の浜松が枝えを引きむすび
まさきくあらばまた帰り見む
有間皇子

真白良媛は肌の白い美しい乙女だった。
斉明天皇が牟婁のいでゆに行幸のとき有間皇子は謀反の罪に問われて誅せられたが、
真白良媛はそのことも知らずに皇子を思いつつ
いつまでも待ち続けていたという。
白浜の海にのみ産するホンカクジヒガイという真白く艶やかな貝は媛の悲恋をいまもなおしのばせるものがある

また、和歌山県のWebサイトにもましらら媛のエピソードが紹介されています。

有間皇子は飛鳥時代の人物。
超絶略しますが、父孝徳天皇の死後、中大兄皇子(と蘇我赤兄(そがのあかえ))の策略で、謀反の罪に問われて若くして殺されてしまいました。
大津皇子と並んで「悲劇の皇子」として採り上げられることが多いですね。

そんな有間皇子は、父が亡くなった後、政争に巻き込まれるのを避けようと、病(仮病)の療養といって牟婁の湯(今の白浜温泉)に赴きました。
おそらくこの時に真白良媛と出会い、恋に落ちたのだと思います。


ところで、この像はなぜ裸なんでしょうか?
真白良媛はヌーディストだった?有間皇子は裸体に惹かれて、恋に落ちた?

あと、錆?が血のようで、銃弾で撃たれたみたいに見えますよねw
なんとなく真・女神転生の屍鬼オバタリオンを思い出してしまいました。

まぁ、茶化すのはこれくらいにしておいて、この真白良媛と有間皇子のエピソードに登場した貝・・・
というよりは後世になって、珍しい貝が見つかって、真白良媛と有間皇子の話に関連付けられたホンカクジヒガイは、同じく白浜町の本覚寺、通称「貝寺」に所蔵されています。

今回のツーリングの目的地はこの本覚寺にでして、和歌山県道34号 白浜温泉線 沿いの住宅地の中にありました。
看板もかなりひっそりと建っていたので、ナビなしでいくのはちょっと厳しいかも。


境内に「貝類展示室拝観入口」と書かれた建物があって、そこに例のホンカクジヒガイが展示されていました。


想像していたよりかなり、展示点数が多くてびっくり。
貝寺って通称が付くわけだわ。

移動は涼しい時間に

今回は大阪から白浜町までいくのに、こんなルートでいきました。

行きは朝早めに出発をして、高野龍神スカイライン、経由で白浜町へ。
帰りは白浜町を夕方頃に出発、泉佐野まで海沿いを走って、最後は国道170号線 大阪外環状線を走って、帰宅する流れを選びました。
合計で360Kmくらい走ったのかな。
流石にこの時期、真昼間にバイクで走ってられないよ・・・。ってことで移動は涼しい時間に済ませて、まぁその分帰りもかなり遅くなっちゃいますけどね。
でもその分、観光?寄り道もかなり満喫できるので、時間の制約がない日のツーリングは、こういうプランが楽でいいですね。

ごまさんスカイタワー


今年初ごまさんスカイタワー。
写真手前のバイク(レブル250)は今回のツーリング同行者のバイクで、僕のは手前から2番目のですね。
※最近マフラーを変えました。

奇絶峡


かなり久々になるんですが、田辺市の奇絶峡にも行きました。

奇絶峡・白浜美術館に行ってきました。(和歌山県)

とれとれ市場


ここで昼食をとりました。

円月島

・・・他、前項の「真白良媛像」や「本覚寺」、「三段壁」などを回って、帰りに再びとれとれ市場で休憩とお買い物をして、夕方くらいに帰路につきましたとさ。