今回はゴエティア序列54番の悪魔ムルムルについて書きたいと思います。
姿や能力などはこれといった珍しいものではないし、率いている軍団の数も30、階級は公爵または伯爵・・・これといった特徴がないような印象なんですが、能力の解説表現がちょっと独特で、なんとなく粘着質というか面倒くさい性格をしていそうな悪魔といった印象です。

ムルムルについて

冒頭にも書いたんですが、この悪魔もあまり目立った特徴がありません。

容姿については、「トランペットを鳴らす従者に先導されて、冠を被った戦士の姿でグリフォンに乗って登場する」とあります。

このシリーズの前回で紹介したアロケルも兵士の姿をしていたし、ベリト、他にはサレオスなど・・・兵士の姿をした悪魔は結構多いですね。

堕天する前は座天使(第三位に数えられる上級天使)だったらしいのですが、悪魔としての階級は公爵または伯爵ということです。
堕天前の階級が、悪魔になってからの階級に紐づくと思うんだけど、そう考えると君主あたりでもよさそうな気がします。
公爵だったらまだ、わかるんだけど、伯爵だったらちょっと開きを感じますし、悪魔になってから何かヘマをやらかして降格したとか？

率いている軍団の数も30ということで、まぁ・・・なんていうか普通な印象。

能力については、以下のようになっています。

• 哲学を完璧に教えること。
• 死者の魂を無理やり出現させて質問に答えさせることができる。

パッと見、これも目立った点はないのですが、
「完璧に教える」と「無理やり出現させて」というところがなんか引っ掛かります。

なんか召喚者が望んでないのに、覚えるまで居残りで哲学を教えられそうな・・・。
完璧主義というか粘着質というか・・・、死者の魂を無理やり出現させるとかも強引というか自分本位？
悪魔によい性格を求めるのはおかしな話なんですが、個人的にはなんだか付き合いしにくそうな印象です。

ということで、序列54番の悪魔ムルムルについて書いてみました。
今回はちょっと記事のボリュームが薄かったですね・・・。
創作物とかでもあまり名前を聞いたことがないし、手持ちの資料からもネットからもあまりこれといった情報を引き出すことができなかったんだけど、
どうやら「女神転生シリーズ」の「真・女神転生Ⅳ」「偽典・女神転生」には堕天使ムールムールとして登場するようです。

「偽典・女神転生」は今となってはソフトも機体(PC)も、入手することが困難みたいです。リメイクとか移植されないかなぁ・・・。

この次はオロバスという悪魔(結構有名な悪魔ですね。)について書こうと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。