どうも、元山狐です。
先日の記事を書いていて思い出したのですが、昨年に家族でタイトルの展覧会に行ってました。
(京都文化博物館で、2016年10月1日~12月25日までやってました。)
↓先日の記事
自分的にはとっくに記事にしていたつもりだったんですが、完全に抜けてました。笑
当時のメモなんかを見ながら記事にしてみます。
行く前に軽く予備知識をつけた
エジプト古王国時代
紀元前2686年 から 紀元前2181年
第3-6王朝。
首都はメンフィス。
エジプト最初の繁栄期。
中央集権で王権が強い時代。
ジョゼル王が、宰相イムホテプの提案で階段ピラミッドを作る。
その後クフのギザの大ピラミッド(世界最大のピラミッド。世界の7不思議のうち、唯一現存する建築物)・カフラー王のピラミッド・メンカウラーのピラミッドが「3大ピラミッド」など、壮大なピラミッドが沢山造られた。
※ピラミッドの建設理由は墓とか公共事業とか、天体観測の為とか色んな説がある。
写真はギザのピラミッドです。
その後、州候が強まるとともに王権が弱まっていく。
エジプト新王国時代
紀元前1570年から紀元前1070年
イアフメス1世が、中王国時代以降エジプトを支配していた異民族ヒクソスを退け、再び南北を統一。
その後はパレスチナ、シリアに進出し、大帝国を築いた。
その後の有名どころとしては、
アメンホテプ4世がこれまでの多神崇拝から1神崇拝へと改めた宗教改革。
黄金のマスクで有名なファラオ、ツタンカーメン王(アメンホテプ4世の息子)が、再び多神崇拝へと改めた。
ツタンカーメン王は若くして(19歳?)亡くなったが、死因は病気説、他殺説などいろいろある。
ヒッタイト国が侵入し、国力が落ちるが、その後ラムセス2世がヒッタイトと平和条約を結ぶ。
(これが世界最古の平和条約らしく、その時の条約を示した粘土板がイスタンブール考古学博物館に所蔵されている。世界記憶遺産)
他ラムセス2世は、大規模建築物を多数残し「建築の王」とか「古代エジプト最大の王」などと呼ばれる。
写真は、ラムセス2世が建設したアブシンベル神殿です。
先日の旧約聖書の出エジプトの時期が、このころです。
カルナクとルクソール神殿
いずれもアメン信仰(多神崇拝)の神殿複合体。
構成は多岐に渡り、アメンホテプ3世、ツタンカーメン、ラムセス2世、アレクサンドロス大王などがその建築に関わる。
行ってきた
かなり人が多いのもあってじっくりは見れませんでしたが、2時間ちょいくらいかけて見ました。
写真撮影禁止だったので、文章のみになりますが、内容の一部をご紹介しますね。
ピラミッド建設とその技術
建築に使った道具や、当時の武器などが展示されてました。
- 水準器
水平をとる為に使われていた - 手斧、鍬、ブーメラン、棍棒、剣先
定番の武器ってのはこの頃からあったんですね。
ピラミッド時代のファラオたち
各王についての解説とその像、彼らが建設したピラミッドについて解説。
かなり数があるんですが、数が多いので逆に途中からかなり流しましたw
4000年以上経ってもあんなに状態がいいまま残るもんなんですね。
- クフ王
- カムラー王
- メンカウラー王
- ネフェルエフラー王
- ニウセルラー王
- 伝テティ王
- アメンエムハト1世
- センウセレト1世
- アメンエムハト3世
ピラミッド時代を支えた人々
ピラミッドの建築に携わったのは奴隷ではなく、きちんと報酬を貰っていたらしい。
パンやビールはこの頃からあったみたい。
- 男性の座像、立像
- 夫婦像
- 働く人達の像
ピラミッド時代の女性
原則的には一夫一妻制。
王は妻を同等に扱っていたらしい。
女性の扱いや、人々の暮らしを見てると、他の王国とかと比べてかなり柔軟で住みやすい社会だったんじゃない?って印象。
展示は各女性の立像、解説、当時の化粧用品など。
黄金に輝く来世
浄め台や葬儀用具、壁画片。
アメンエムオペト王の黄金のマスク。
※有名なツタンカーメンのはカイロ博物館から持ち出し禁止らしい。
エジプト神話について
軽くオシリス(弟セトに殺されてしまい冥界の神となる)や、セト(オシリスの弟、嫉妬に駆られ兄を殺す。俗にいう悪者)、ホルス(オシリスの子供、後にセトと裁判で争うことになり、勝利。その後の王となる)についての紹介もあった。
エジプト神話も結構面白そうなんですよね!
いずれこのブログで取り上げていきたいと思います。
他豆知識
ファラオとは王を意味するが、もともとは大きな家を意味する言葉だった。
ピラミッドの語源はピラミスというお菓子からきている。
ピラミッドの大きさは、当時の王の王権の強さや、財源の豊かさを図ることができる。
※古王国時代がもっとも大きい。
有名な巨大スフィンクスは岩山をくり抜いて作られた。
黄金のマスクについて。(昔神々の体は黄金でできていると考えられていた。)
一通り回った後
ファラオの被り物と、それっぽい服を着て写真を撮るコーナーがあったので、そこでちょっと遊んで、展示ショップで物色。
下敷き
エジプトの簡易地図とヒエログリフ(古代エジプトの文字)
ヒエログリフは展示されていた各像に、王の名前などが刻まれていました。
しかし、ガキがたいそう気に入ったらしく、とられましたw
アヌビス神の栞(パピルス)
アヌビス神は、オシリスとネフティス(弟のセト神の妻)の不倫(オシリスが自分の嫁さんと間違ったとかマヌケなエピソードだったと思う)によって生まれた神です。
ミイラ作りの名人で冥界の神です。
(オシリスが死後冥界の王になった。その後は補佐となった。)
僕が好きな漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部では、エジプト9柱神の名を持つ敵スタンドが出ます。
アヌビス神のスタンドは、
本体は刀鍛冶師キャラバン・サライ。
だが本体は500年も前に死亡していてスタンドだけが刀に宿り、現在も生きている。
という設定なんですが、
「絶っ~~~~~~~~~~~~~~~~対!」
と溜めるセリフが好きでしたw
最後に
ミイラとか黄金のマスクがもっと展示されてるかな?とか期待したんですが、そんなことはなかったです。
でも、全体としてはかなり楽しみました。
今から思うとかなり豪華なイベントだったのかな。って思います。
エジプトと聞くと、ジョジョの3部と遊戯王を思い出します。
エジプト神話はアニメやゲームのモチーフになることが多くて、メジャーはハズなんですが、正直あんまり内容は知りません。
先程も書きましたが、いずれこのブログでも取り上げていきたい神話の一つであります。
とはいえ、まずは今の「旧約聖書」と「古墳」のシリーズをしっかりやっていきたいと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。