今回はゴエティア序列20番の王であるプルソンを紹介したいと思います。
今まで紹介したゴエティアの悪魔達は、爵位が公爵と侯爵が多いイメージですので、王というのはかなり高位の悪魔と言えますし、その能力もとても有用そうな悪魔です。
名前も創作物で聞いたことがあり、結構有名な悪魔なんじゃないかな、って思います。
容姿について
資料には「ライオンの顔を持った男の姿で現れる」と書かれています。
更に、手には狂暴な毒蛇を持ち、熊に乗っているということで、若干情報量が多すぎ感も感じます。(笑)
七つの大罪と関連を付けるのであれば、
ライオン(獅子)は、傲慢。
蛇は嫉妬。
熊は怠惰。
というところでしょうが、次の項で挙げる能力とはあまり関連は感じられません。
ちなみに、ゴエティア序列18番目のバティンの記事にも書いたのですが、
「大奥義書」というゴエティアとは別のグリモワール(魔導書)では、このプルソンはフルーレティという大悪魔の配下でして、
同じ配下として、以前紹介したバティンとエリゴスという悪魔がいます。
で、この3人の悪魔は共通して人間の姿をしています。
能力について
プルソンの能力ですが、
秘密の財宝や過去、現在、未来のことを語る。
よい使い魔を与えてくれる。
とあります。
過去や未来のことを語る悪魔も結構多いですよね。
ゴエティア序列3番目のウァサゴ
ゴエティア序列7番目のアモン
ゴエティア序列11番目のグシオン
ゴエティア序列15番目のエリゴス
ゴエティア序列17番目のボティス
使い魔を与えてくれる悪魔も他にいました。
ゴエティア序列9番目のパイモン
ゴエティア序列10番目のブエル
でも、一人の悪魔でここまでの種類の能力を持っているのは珍しいんじゃないかな。と思います。
やはり王ということで、能力も多めなんでしょうか。
地位・出身について
地位に関しては、冒頭で王と書きました。
率いる軍団の数ですが、22の軍団でして、その一部は力天使と座天使からなるとあります。
そのことから、もとは天使で、堕天する前に率いていた部下?達が軍団に組み入れられているのでは?とか勝手に思ってます。
(それからすると、一部の力天使、座天使も「元」天使で、一緒に堕天したんじゃないかな?とか。)
堕天する前の階級が、悪魔の階級の高さにある程度比例すると思うので、天使時代もかなり上位、座天使か智天使あたりだったんじゃないかな?と思ってます。
今回は他の悪魔の名前をかなり出しました。
ブログのメニュー > 聖書 > 聖書に登場する天使と悪魔
から今まで紹介した天使や悪魔たちの記事を一覧にしていますので、
興味あれば、そこから見ていただければと思います。
次回はゴエティア序列21番目の悪魔モラクスについて書きたいと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。