どうも、元山狐です。
今回は久々の天使のことを書こうと思います。
今回紹介するのは、ミカエル、ガブリエルと並んで「3大天使」とも言われるラファエルです。
天使って、何となく近寄りがたい雰囲気のイメージを持ちがちですが、ラファエルはそんな近寄りがたさとは無縁のようで、旅人や人々を助けるエピソードが多い、気さくな性格の天使のようです。
宗派によって立場が微妙な天使
今まで天使はミカエルとガブリエルを紹介してきました。
ラファエルは2人と同じく、3大天使として数えられたり、4大天使など様々な大天使の中に数えられるラファエルですが、登場する「トビト書」や「エノク書」が、宗派によって正典だったり、外典だったりと、宗派によっては少し地位が微妙だったりします。
正典や、外典については以前書いたこの記事にも軽く書いています。
それでも、地位の高い天使にはかわりなく、様々な呼ばれ方をしています。
- 力天使の長
- 第二天の支配者
- 太陽の天使
- 日曜の天使
本人が所属する位としては、熾天使、智天使、主天使、能天使と所説あって、上位なのか中位なのか・・・開きがあり過ぎるだろう。(笑)と思わざるを得ません。
天使の階級についてはこちらの記事をご覧ください。
旅人の守護者と言われる
ラファエルの名前の意味は「神は癒される」という意味でして、旧約聖書でヤコブが天使と戦った後に、その傷を癒したというエピソードがあります。
ちなみに、この記事では一切そういうことに触れていません。
なぜなら知らなかったからです。苦笑
他には高齢になってから割礼を行ったアブラハムの痛みを和らげたりしています。
割礼の痛みを和らげるとわ・・・なんか気になるな(笑)
ガブリエル
「痛いの痛いの飛んでいけー♩」
アブラハム
「!?チ、◯ンコが痛くない!?」
そんなカンジで、更にはアッシリア捕囚で連れていかれ、目を不自由にしたトビトの息子トビアの旅をサポートしたり、トビトの視力を回復したり、
方舟伝説のノアには「医学書」を授けたり。
近寄りがたさとは無縁で人間を助けるエピソードが多い天使でもあります。
「トビト書」においては、悪魔アスモダイと戦っている
前述の「トビト書」は、ラファエルが登場する資料として主だったものでして、この書によると、ラファエルはトビアとの道中で、サラという女性とトビアを結婚させ、更にはサラに取り付いていたアスモダイを捉えたとあります。
そういえばアスモダイも、ゴエティアに名を連ねる有名な悪魔なんですが、紹介をしてませんでした。
※折角のきっかけなので、次回紹介します。
最後に
天使って悪魔に比べて、あまり特徴が無いというか、奇をてらった部分がないので(奇をてらった天使ってのも嫌ですが。(笑))、中々紹介していこう!という気にならないのか、今回でやっと3人目ですね。
次回は前述のとおり、アスモダイを紹介しますが、次に紹介する天使としては、今までの3天使に加え、4大天使と言われるウリエルを紹介したいと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。