ラウムについて

今回はゴエティア序列40番目の悪魔ラウムについて書こうと思います。
「ラウム」で検索すると、同名の車の情報や画像が出てきます。
この車のラウムも「RAUM」と書くらしく、同じスペルなのですが、まぁ偶然でしょう。
カラスの姿で出現するらしく36番目のストラスから40番このラウムまでは、鳥のオンパレードになります。



容姿について


冒頭にも書きましたが、ラウムは呼び出されたときカラスの姿で登場するとあります。
もろ序列39番目のマルファスとキャラかぶっちゃってます(笑)

36番 ストラスは梟、
37番 フェニックスは不死鳥
38番、39番 ハルファスとマルファスはカラス
そして、このラウムもカラスなので、序列の順番(=ゴエティアでの記載順)が、ソロモン王と悪魔の契約の順番だとしたら、この頃のソロモン王の中で鳥ブームでもあったのかもしれません。
まぁ、そんな小動物を飼うようなノリで悪魔と契約することはないと思いますが。(笑)

烏(カラス)は七つの大罪での関連だと、強欲に該当します。
次の項であげる能力にも「強欲」を匂わせる系統のものがあります。

ちなみに召喚者が望めば人の姿にもなるそうです。

能力と地位について

能力ですが、以下のようになっています。

  • 王宮から財宝を盗んで、命じた場所に運んでくれる
  • 町を破壊する
  • 人の威厳を傷つける
  • 過去、現在、未来のすべてを語る
  • 友と敵の間に愛を芽生えさせる(和解させる)

王宮から財宝を盗んで・・・は前項でも書いていた、「強欲」を匂わせる能力です。
もし今現在呼び出したら、「王宮」以外の、例えば「銀行から金を盗ませて、指定の場所に運ぶ」といったこともできるんでしょうか。
だとしたら、完全犯罪ができますね。

町を破壊するは、他の能力と比較しておもいっきり物理よりの能力ですね(笑)ソースによっては「都市」という表現もあり、規模感が調整できるのであれば、戦争には有益な能力。

人の威厳を傷つけたり、和解させる能力は人間の感情に作用する能力だと思うんですが、これは現在の人間社会で活用すればかなり出世できそう?

過去、現在、未来のすべてを語るは他の悪魔でもよく見かける能力ですが、これも有用。

持っている能力が多様で、かなり優秀な悪魔のように思います。
これは根拠が全くありませんが、いくつかの悪魔が同一視されてこのような(能力)の伝わり方をしたのかもしれませんね(妄想)

地位ですが、伯爵とあります。
また、手持ちの資料にはなかったのですが、ネットのソースでは元座天使とあります。
堕天前と堕天後の地位に開きがあるような気がしますね・・・

天使と悪魔の階級について

能力的には優秀な悪魔だから、元座天使というのも頷ける気もするし、
一方ラウムという名前は僕自身は今回初めて聞いた名前で、マイナーな部類の悪魔だし、そう考えると伯爵でも・・・。
まぁ知名度と位の高さが比例するわけではないですし・・・。

とか、手持ちの資料ではその紹介文が100文字程度でかなり扱いが小さい悪魔なので、今回は妄想要素多めで紹介をさせていただきました。(笑)

次回は序列41番目のフォカロルについて書きたいと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。