ロノウェについて

今回はゴエティア序列27番ロノウェについて書いてみたいと思います。
挿絵で描かれている姿は悪魔というよりは鬼に近い?
一方能力は、容姿に反して知識や人間関係に作用するものとなっています。
容姿に関して文章では、「怪物の姿で出現する。」とだけ書かれていまして、今まで紹介してきた悪魔の中でもちょっと異なるように感じます。



手持ちの資料には情報がほとんどなくて、またネットで調べても似たようなことしか書かれてないので、ちょっと妄想要素多めの記事になっちゃいますが、ご容赦ください。

冒頭で「悪魔というよりは鬼のような容姿である。」といったことを書きました。
キリスト教圏で「鬼」ってあまり関連するイメージがないんですが、この挿絵の姿ってちょっとサイズ感がわかんないんですよね。

もし、この姿で人間と同サイズ、または小さいサイズ感だったら、妖精っぽい気がせんでもありません。

で、かなり前にこのブログでは「ケルト神話」についてシリーズで取り上げてきましたが、妖精というのは、もともとケルト神話の世界で覇権を握っていたダーナ神族が、人間であるミレー族に敗れ地上を追われ、人間の信仰を失い零落したものが妖精だったり、小人だったり・・・。といったようなまとめ方をしていました。

ケルト神話について-7 ミレー族とその後のダーナ神族

容姿のイメージだけで、他の根拠が全くないんですが、ケルト地域の方面の元神が異教のものとして陥れられたパターンなのかな?とか思ったりしています。

能力に関してですが、
修辞学を教え、また言語に関する知識を与える。
優れた使い魔や敵味方からの友情を授けるとも言う。
ということでとても地味!
まぁ、でも賢くしてくれて、多言語が話せるようになって、回りからの友情に恵まれると考えると、なかなかにリア充にしてくれるということでしょう。

なんかいつもにも増して短い記事になっちゃいましたが、以上がゴエティア序列27番目のロノウェについてでした。
次回は序列28番目のベリトについて書きたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。