どうも、元山狐です。
前回の12使徒紹介から少し間が空いてしまいました。
流れとしては、イエスが修行を終えて宣教活動に入り、多くの人々に受け入れられた。ってカンジでしたね。
今回はその続きを書きます。
ファリサイ派の人々との対立
ファリサイ派とはユダヤ教の中でも最大派閥で、律法を厳格に守ることを信条としています。
現在のユダヤ教も、殆どがファリサイ派からの流れということで、とても真面目な人達だと思います。
ある安息日のことです。
イエスの弟子たちが、空腹のあまり麦畑の穂をとって食べるのを見たファリサイ派の人々は
「安息日にしてはいけないことをした!」
とイエスを非難します。
十戒では安息日はいかなる仕事もしてはいけないことになっています。
麦の穂を摘むことは「刈り入れ」という仕事をしたことにあたり、十戒で禁じられてるというのです。
ってゆーか、それ以前に勝手に人の畑の麦に手を出したことを怒れよw
って気もしますが、彼らファリサイ派からするとそんなことよりも律法を厳格に守ることを重んじているのです。
また、他の安息日には、イエスは手に障害を持つ人を癒やしました。
これも安息日に仕事をしたことに当たります。
「なぜ安息日にしてはいけないことをするのか」
と問い詰めるファリサイ派の人々。
イエスはそれに対して、
「安息日は人のために定められたものであり、人が安息日のためにあるのではない」
と極端な律法主義に反論し、批判します。
こういったことがあって、ファリサイ派の人々とイエスは激しく対立しました。
権威者達との対立
イエスには、この先自分がどうなるかわかっていたらしく、弟子たちに
「近々エルサレムに行って、祭司や律法学者から罪を着させられ自分は殺される。でも3日後に復活する。」
と予言します。
だったら行かんかったらいいじゃんw
とか思うのですが、救世主としての目的を果たすことを覚悟したイエスは首都エルサレムに行きます。
エルサレムの人々は、イエスを歓迎して迎い入れます。
しかし、神殿に入って巡礼する人々を相手に商売をする人達を見つけて、イエスは怒り、商人たち強盗に例えて説教し、彼らを追い出してしまいます。
これが、商人たちを容認していた祭司や、律法学者ら宗教的権威の人々の反感を買うことになります。
こうして、権威と対立するイエス。
権威者らは、イエスをどのようにして殺すか相談しはじめるようになります。
そして、罪を着せようと問答を仕掛けるのですが、イエスは論破しまくります。
イエス
「はい論破」
権力者たち
「ムッキー!!」
こうして、益々イエスはファリサイ派や権威者たちの怒りを買うのでした。
果たしてイエスの運命は!?
最後に
運命は!?
じゃねぇわ、どうなるかは既に知ってるんだよw
それはさておき、この記事を書くまで、僕の中では
「キリスト教=法に厳格であまり融通が利かない。」
とか勝手に思ってましたが、ちょっとイメージが変わりました。
予定ではあと2~3回で、この「新約聖書」シリーズも終わる予定です。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。