今回は序列47番目のウヴァルという悪魔について書きたいと思います。
ヒトコブラクダの姿で現れ、命令により人の姿になるようです。
ゴエティアには72人の悪魔が記されていますが、ラクダに乗った姿の悪魔はいても、本体がラクダの姿をしているのはウヴァルだけのようです。
他地位だったり、能力にはそれほど特徴はありません。(笑)
特徴は見た目
冒頭に書きましたが、地位とか能力は今まで紹介してきた悪魔たちとかぶってるので、目新しい特徴はありません(笑)
ゴエティアには72人もの悪魔が記されています。
ライオンの姿だったり、カラスをはじめ鳥の姿だったり、もしくはグリフォンなどの怪物の姿だったり、人間の姿や天使の姿をした者もいます。
それに対して、このウヴァルは「ヒトコブラクダ」とあります。
「ヒトコブラクダ、もしくはフタコブラクダの姿をしている」というソースもあります。
「どっちでもええがな(笑)」
と思いますが、僕は考察(というか妄想)の結果、ウヴァルは「ヒトコブラクダの姿をしている」と思ってます。
実はこのウヴァルは、ラクダの姿で登場したあと、召喚者の名により人間の姿になるのですが、その際には辿々しい(不完全な)エジプト語で話すそうです。
ヒトコブラクダは西アジアやアフリカなどに生息し、体毛は短く、暑さに強いという特徴を持つそうです。
一方フタコブラクダは、中央アジアに生息し、体毛が多く寒さに強いとあります。
その辺りの違いを考えますと、というかエジプト語を話す時点で、生息地的にも、ヒトコブラクダ、もしくはフタコブラクダというのであれば、ヒトコブラクダを選択するでしょう!
(そもそも選択する必要があるのかどうかは謎(笑))
ラクダの姿と知って、すぐに「7つの大罪」に関連付けられている動物ではどれにあたるかを調べたのですが、ラクダは特にどれにも関連付けられてません。
(なんとなく「怠惰」に関連付けられていそうな勝手な印象を持ってたんだけど)
ちなみに、悪魔本体がラクダの姿をとっているのはこのウヴァルだけのようです。
ラクダに乗った姿の悪魔なら、以前紹介した序列9番のパイモンがいます。
このパイモンはラクダに乗った人の姿(女性っぽい)で現れます。
また、今後書くであろう、序列56番のグレモリーという悪魔もラクダに乗った美しい女性の姿で登場するようです。
しかも、このグレモリーの能力は今回のウヴァルとかなり似てます。
この3人の悪魔にはなんらかの関連性がありそうだ!
・・・と、思って軽く調べたんだけど、特にそれっぽい情報を得ることはできませんでした。
それ以外の要素
もう、能力とか地位とかはそれ以外と括っちゃいます。(笑)
まず地位ですが、公爵とされていて、元能天使と手持ちの資料にはあります。
能力ですが、以下のようであります。
- 女性の愛を得させる
- 敵味方に友情をもたらす
- 過去・現在・未来について語る
主だっては人の感情に作用する能力ですが、プラスというか、あまり闇を感じない、悪魔らしからぬ能力のように思います。
とはいえ、人の心を弄ぶのはやはり罪深いことなんでしょう。
過去・現在・未来について語るのは、他の悪魔でも結構見かける能力です。
と、まぁ「見た目がラクダ」ということ以外は全くとりあげるところが見いだせませんでした(笑)
まだゴエティアの悪魔は20人くらい残ってるんだけど、段々と紹介文がマンネリ化してきたような気が・・・。
とはいえ、ここまで来たら全員について書いてしまいたいという意地?もありますので、しばらくはまだこのシリーズを続けます。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。