「驚異と怪異 想像界のいきものたち」に行ってきました。(大阪)

どうも、元山狐(もとやまきつね)です。

今回は大阪府吹田市の国立民族学博物館で開催された、「驚異と怪異 想像界の生きものたち」に行ってきました。
この国立民族学博物館には、以前に「見世物大博覧会」というイベントで行ったことがあります。
この手のイベントは美術展が多くて、絵画ってイメージだったんですが、こちらでは木彫や模型が多いといった印象です。

見世物大博覧会に行ってきた。(大阪)



こんなカンジのイベントでした。

テーマ

特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」Webサイト 「特別展トップ」より引用
なぜ人類は、この世のキワにいるかもしれない不思議な生きものを思い描き、形にしてきたのか?
奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣・幻獣・怪獣が大集合!
現代のアーティスト・漫画家・ゲームデザイナーたちによるクリーチャー制作も紹介し、妖怪やモンスターの源泉にある想像と創造の力を探ります。

ええ、もうこの文章を見ただけで行くしかありません。(笑)

また、チラシや解説板には
「人は、その理解できない現象の原因を説明するために、霊、神/カミ、悪魔、妖怪などの、見えない力の存在を想定する精神メカニズムをも備えています。
しかし、人間の脳には限界があり、直接感知できない存在の姿は、知っている部品をなんとか駆使してイメージを思い描くしかありません。」
と言ったことが書かれています。

つまり、未知の現象に遭遇した時、そこで「何らかの存在」によるものだと想像する。
その「何らかの存在」の姿は、既に認知している何かの部品を組み合わせたもので描かれる。
ってところですかね。
「妖怪ウォッチ」を思い浮かべちゃいました。(笑)

例えば、このイラストの鬼だと、「人」+「牛」(角)+「虎」(パンツ)ってカンジですかね。

2部から構成されている

今回の博物展は以下の2部から構成されています。

  • 第一部:想像界の生物相
  • 第二部:想像界の変相

次項で、もう少し触れますが、1Fが第一部、2Fで第二部が展覧されていました。

第一部:想像界の生物相

1Fが「第一部:想像界の生物相」となっており、木彫りや模型、工芸品、劇や祭り事などで利用された衣装や仮面が多かった印象です。

特に木彫りや衣装、仮面は20世紀以降に作られたものが多く、古い貴重品(古いから貴重であり、新しいから貴重でないというわけではありませんが。)を置いているというよりは、世界各国での類似した怪物が比較できて面白かったです。
※ここからは未知なる存在・・・妖怪とか幻獣とかの類は一旦「怪物」と一括に表記しますね。

第一部の中でも4つのゾーンに区切られています。

  1. 驚異の部屋の奥へ

例えば、水のゾーンでは人魚や龍など、水に関わる怪物が並んでいるんですが、日本の人魚と海外の人魚では随分イメージが違います。
龍に関しても、中国の龍、西洋のドラゴン、インド神話のナーガなどでもかなり違いますよね。

館内は基本的に撮影禁止ですから、具体的な比較写真は載せれませんが、「水」「地」「天」では、そのゾーンに深く関わる怪物たちがたくさん並んでいて、
「やはり世界は広いから、同じもの(似たもの)でもこうも違うんだ~」
と思う一方、
「その割に、こうもたくさん似た様なものが想像されるくらいだら、基本的にどこに行っても人の考え(想像)って同じなんだな。」
とも思いました。

このブログでは今までいくつかの神話を取り扱ってきましたが、神話一つとっても結構類似した部分ってありますしね。

この「水」「地」「天」ゾーンで一箇所写真撮影可能なものがあって、それがこれです。

・・・多分これが何かは、パネルとかで書いていたかも知れませんが忘れました。(笑)
ヘビかドラゴンを模した、劇や祭りで使うものかな?

あとは、ただの羅列になっちゃいますが、こんなものがありました。
人魚 龍 首長人形(天使) 化狐 巨人 天狗 霊長 天馬 悪魔
もちろん、これ以外のものもありますし、化狐一つとっても九尾の狐だったり、巨人だったら九州地方に伝わるやごろうどん、霊長だったらインドのジュタユ・・・とか。
とてもたくさんの物が並んでいて、このゾーンだけで1時間は簡単に過ぎちゃいます。

個人的に一番印象に残っているのは・・・というか恐怖をカンジたのはメキシコで作られた悪魔の仮面ですかね。
多分20世紀に作られた、新しい物だったと思うんですが、見た瞬間に何とも言い難い怖さをカンジました。

第一部の中で、他のゾーンとは少し雰囲気が違う「驚異の部屋の奥へ」ゾーン。

こちらでは天狗の爪だったり、河童の頭、鬼の首、烏天狗・・・など模型だったりミイラだったり剥製だったり、が並んでいます。

ホンモノ?ニセモノ?なんてことを考えるのは野暮ってもんです。
僕はこのゾーンが一番好きでテンション上がりまくりました!

湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)所蔵物もたくさん出ていたし、(←ここも行きたいところの一つなんですよね)

何より一番驚いたは大阪の瑞龍寺の河童と龍のミイラがあったんですよ!

かなり昔、もう何年前かも覚えてませんが、調べた時には「非公開」とあって見ることは諦めていたんですが、ここでお目にかかるとは!!
ってことで、胸の奥が熱くなるような感動も味わうことができました。(笑)

あと、このコーナーでも撮影可能な場所がありました。

メガロドンの顎歯(復元)です。
メガロドンって何だったかな~?
そもそもこのレプリカどっかで見たことがあるような・・・。
と思って調べました。

Wikipediaより引用
メガロドンは、約1,800万年前から約150万年前(新生代第三紀中新世半ばから鮮新世)にかけての、海が比較的暖かった時代に生息していたサメの一種である。

・・・瑞龍寺の河童と龍の後だったので、ある程度燃え尽きた感もあった僕は
「ふ~ん」
くらいで通り過ぎちゃいましたが、これも中々お目にかかれない一品ですね。

第二部:想像界の変相

2Fが「第二部:想像界の変相」となっており、映像資料や書物、絵画が多かったです。

映像資料では落語(お岩さんをテーマにした落語だったかな)だったり、各地(神社)の祭り、風習を紹介していました。

文献関係は、各国の怪奇譚を書いたものや、世界地図、ダイアグラムとか・・・。
このあたりになると、集中力が落ちていたのかあまり印象に残ってません。(笑)

あ、でもこの文献とかが並んでいるコーナーに遠野市の観光協会が発行している「カッパ捕獲許可証」がありました。(笑)
※この許可証は「遠野時間@Shop」という一般社団法人遠野市観光協会様が運営しているWebサイトで購入することが出来るみたいです。

後は最後の方に標本や絵画が展示されていて、江本創さんという作家さんの標本、五十嵐大介さんという・・・この方はイラストレーターでもあり漫画家でもあるようです。の作品に興味があって、時間がある時に探そうかな。
最後の最後にはファイナルファンタジーのグラフィックなんかが展覧されていました。(だったら天野 喜孝さんの作品を展示して欲しかった・・・。)

最後に

今回は約2時間くらいで、回ったカンジでした。
割合的には第一部が1時間半弱、第二部が半時間強ってくらいかな。

先月いった「ギュスターヴ・モロー展」も面白かったし、振り返ると夏~秋は結構僕好みのイベントが多いような気がします。

「ギュスターヴ・モロー展」に行ってきました。(大阪)

やっぱり、怖さでヒヤッとして・・・的なヤツなんでしょうか。
冬の方が保管しやすそうだし、開催しやすそうなんだけどな。

夏~秋からだけじゃなくて、こういうイベントは年がら年中ガンガンやって欲しいですな。

では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。