ナベリウスについて

どうも、元山狐(もとやまきつね)です。

以前アイムという猫の姿をした悪魔をご紹介しました。
猫の悪魔を取り上げたんだったら、犬の悪魔も調べよう。
・・・と思って、軽く調べたのですが、情報が思ったより少ない記事になってしまい投稿することを忘れていました。(笑)
その後、忘れたままだったんですが、先日ふと記事の下書きを見つけたので、せっかくだし投稿してみます。

アイムについて

容姿について

まずはこちらの画像をご覧ください。

とりあえず、真ん中の顔がかわいいw
で、体がカラスになってるのかな?
服の中がどうなってるのか気になります。(笑)

召喚されるとカラスの姿で現れるとも書かれていたり、ギリシア神話のケルベロスと同一視されていたりとありますが、いずれにせよ鳥と犬が合成された姿で描かれることが多いようです。

爵位と能力について

Wikipediaより引用
イギリスで発見されたグリモワール『ゴエティア』によると、19の軍団を指揮する序列24番の勇猛なる侯爵。

とあります。
毎回ながら「天使と悪魔の階級について」と照らし合わせますと、72人の君主の中では「中の上」といったところでしょうか。
ゴエティアの72柱には含まれませんが、ネビロスという大物悪魔がいます。
(ネビロスは結構ゲームでも出てくる気がします。ネクロマンサー(降霊術)の使い手ってイメージ。)

ナベリウスは、ネビロスの部下とされていますが、一方でナベリウス=ネビロスと同一視する見方もあるようです。

Wikipediaより引用
あらゆる人文科学、自然科学を教え、特に修辞学に長けているという。
また、失われた威厳や名誉を回復する力を持つともいう。

悪魔の紹介記事では、結構な率で書いているんですが、「能力が地味」ですねw

しかし、「失われた威厳や名誉を回復する力」ってのは、
高い地位にいた者が失墜。
失った地位に返り咲くことを希望し、悪魔(ナベリウス)と契約。
時代によっては、その高い地位に返り咲く段階で争いが起こると思います。
シチュエーションによって争いを招くって意味では、悪魔らしい能力なのかも。

出身について

こちらも毎度書いてることですが、今まで紹介してきた悪魔は
1.元天使
または
2.元は他の部族に信仰されていた神が、ユダヤ教によって邪悪なるものと解釈された
というパターンになっています。

ナベリウスの出身に関しては、あまり情報を見つけることができませんでした。

が、同一視されることがあるネビロスは、名の由来がメソポタミア神話のネビルという説があり、またこれも同一視されることがあるケルベロスはギリシア神話上に登場する怪物です。
その情報からすると、2.の
「元は他の部族に信仰されていた神が、ユダヤ教によって邪悪なるものと解釈された」
んじゃないかな?って思います。
ちょっと根拠が弱いか・・・。

最後に

ちなみに以前紹介した猫の悪魔(といっても猫要素が少ないですがw)アイムは、序列23番目ということで、ナベリウスの一つ前です。

もし序列が、ソロモン王が契約した順番だとするならば、猫→犬って契約したことになりますよね。

ちなみにナベリウスの次の序列、25番目の悪魔はグラシャラボラスといい、これも犬の姿をした悪魔です。

猫→犬→犬・・・ってなんかソロモン王の中でペットブーム的なものでもあったんだろうか・・・。
まぁそんなことはないとは思いますが、一瞬そんなことを妄想して、フフッってなりました。(笑)

では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。