(神?悪魔?)バアルについて

どうも、元山狐です。

前回の記事では「旧約聖書」の士師達の物語を紹介しました。

前回の記事(旧約聖書-12 士師たち)

その中で士師ギデオンが、バアルの祭壇を破壊し、異教の神を陥れた、というか排除するという活躍をしたことを書きました。

このバアルってのは、ゲームでは魔王や、悪魔といった登場をよくするのですが、ウガリット神話においては主役的な神様らしく、ユダヤ教によって陥れられたみたいです。

前回書くと脱線がメインになる恐れもあったので辞めましたが、大阪の「熊取図書館」で見つけた「世界の神話伝説 総解説」という本に、このバアルが主役を演じる「バアルとアナト」というエピソードが紹介されていました。

今回は、このバアルに関して紹介したいと思います。




今回の参考書籍 世界の神話伝説 総解説 について

出版社 株式会社自由国民社

ギリシャ、ゲルマン、ケルトなどヨーロッパや、アジア・アフリカなど、世界各国の神話のことが書かれているみたいです。

ケルト神話の話も収録されていて、ケルト神話シリーズの参考書籍でお世話になった、井村君江先生も、この本の執筆者リストに入ってました。

今回は、あまり図書館に滞在する時間がとれなくて、バアルに関する部分だけ読んだのですが、今後もいろいろ脱線するのに便利そうだなー。
と思って、Amazonを探したところ、中古で出ていたのでポチりました。

かなりいろんな話が載ってそうで、届くのが楽しみです♪

バアルとアナトのあらすじ

神々の集会で、バアルの父神(主神)イルウは、ヤム(海の龍神)の使者にバアルをヤムの支配下におくことを伝えます。

これに怒ったバアルは、神々の職人コシャル・ハシスに特別な棍棒を作らせて、ヤムを倒すことに成功します。

バアルは父に頼んで、支配者に相応しい宮殿を立てました。

その後、バアルは悪魔レヴィヤタンを倒しますが、これに怒ったモト(死の神)に冥界に呼び出され、モトに屈してしまいます。(=死んでしまう)

それを知ったバアルの妹アナトは、バアルの死体を見つけ、太陽女神シャパシュの助けを借りて、バアルの葬儀を行いました。

そして兄の敵であるモトを倒すのですが、後にモトは復活します。

しかしバアルも生き返り(何故かは描写がなかった)、バアルvsモトの壮絶な戦いが始まります。

そして、最後にはバアルが勝利し、王座につきます。

といった内容です。

基本的にこのウガリット神話は、以前紹介をした「ギルガメッシュ叙事詩」と同じく、粘土板で発見された物語らしく、西セム語で書かれ、主にカナン人に信仰されていたみたいですが、前回の記事のとおり、ユダヤ教によって陥れられ、今日では悪魔としての認識の方が一般的であります。

悪魔としてのバアル

ユダヤ教によって陥れられた、バアルは邪神や魔王、悪魔といったイメージで認識されています。
前述のとおり、悪魔としての認識の方が一般的だと思います。

地獄の軍団を支配する長で、悪魔ルシファーの側近中の側近とか、地獄の大公爵とか言われていまして、神としても、悪魔としても絶大な力を持つことには変わりはないようです。

姿的には上の画像のように、猫と蛙、人間の3つの頭を持つとか、巨大な蜘蛛とか諸説あり、バアルの名前を持つ悪魔は複数いたり、バアルと同じくらい有名な悪魔としてベルゼブブ(蠅の王)がいますが、同一視されていたりします。

僕の勝手な想像ですが、勝者(ユダヤ人)が敗者(カナン人)の崇める神を異教だとか、邪悪な存在として説得するのに、あれやこれや言っているうちに統一性がなくなったりしてきたんじゃないかな?

ということで、非常に多様性を持つ悪魔だと思います。

少し話が脱線しますが、僕が好きなゲーム「女神転生」シリーズでもこのバアルやベルゼブブは登場します。
特に思い出深いのが、FC版「女神転生2」(この頃はアトラスではなくて、ナムコでした。)では、唯一神(ヤハウェ)にベルゼブブと蛙に引き裂かれた存在で、合体させてあげると、神としての力を取り戻し、恩で仲魔(ナカマ)となってくれるルートがあります。
そのルートのラスボスがヤハウェだったような。

あと、補足情報ですが、バアルの妻はアスタロトという説があります。

この名前もゲームではおなじみですよね。
アスタロトも同じくウガリット神話に登場する女神ですが、バアルと同じくユダヤ教によって邪神、悪魔の類いとして扱われています。

最後に

ということで、聖書シリーズの脱線を一つの記事としてやってみました。

今回買った本で、またいろいろ調べられそうだし、たまには悪魔や堕天使と言われているものにも注目しながら記事を書いていきたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。