エジプト神話-11ホルスとセトの争い その2(ドタバタスプラッターコメディ?)



今回もエジプト神話の続きを書きます。
前回よくわからない流れで、「二人でカバになって、どっちが水中で息を我慢できるか対決ぅ~!」という、よくわからない大会?我慢比べ対決?が始まりました。

この我慢比べは5日以上続いたらしく、クジラでも潜水時間は数時間なので、もはや哺乳類とは別の何かのモノ。と言わざるを得ません。(笑)

一人地上で待っているイシスは

元々この争いは神達が裁判をしていた中で起こったのですが、2人の我慢比べ対決が始まると、当事者2人とイシスだけを残して他の神々は散り散りに去っていきました。

せめて裁判官のラーくらい残っとこけよ。(笑)って思うんだけど、まぁ5日ってのは流石に常識を超えていると思います。

2人の争いを(というか息子のホルスを)見守っていたイシスは、この頃になってようやく
「何かセトの悪巧みにあっているのではないか」
と、ホルスのことが心配になってきます。
遅いんだよ(笑)

これは、セトが悪知恵を働かせて、事故に見せかけて、水底でホルスを亡き者にしようとしているな違いない!
と思ったイシスは、魔法で銛を作って、水面にぶくぶく浮かぶカバが吐く泡めかげて投げつけます!

しかし、銛が刺さったのはセトではなくてホルスでした!
なんかこんな展開はホラーコメディで見たことがあるような。

この記事とは関係ないけど、最近霊幻道士シリーズの1から3を見ました。
超懐かしいんだけど、このシリーズはその後も続いているのと、昔の作品も含めると結構な数があるので見応えがありそう。
なんとなく、今回のシーンとこの霊幻道士、同じ匂いをカンジます。(笑)

イシス「失敗、失敗〜♪(๑´ڡ`๑)」
と言ったのかどうかはわかりませんが、イシスは銛をホルスから離して、今度こそセトに命中させました!
そして、いよいよセトを追い詰めることに成功します。

イシス無惨

またまた脱線して申し訳ないんですが、「あずみ」って漫画ありましたよね?
僕は途中までしか読んでなくて、上の見出しを書いてまた続きが読みたくなってきてるんですが、コミックス15巻のタイトルが「きく無惨」だったんですよね。
これ見た時に「ヤムチャ死す!おそるべしサイバイマン」かよ!って思ったのを思い出しました。
※ドラコボールZのこういう話って、どれくらいの世代の人まで通じるんだろう?

ということで、この後イシスが無惨なことになることを予告しておきます。(笑)

2回目にして、イシスはセトに魔法の銛を命中させて、セトを追い詰めました。
そこで、いよいよとどめを刺す・・・という段階になって、セトはカバから本来の姿に戻って、イシスに命乞いをしたのです。

イシスからしたら、夫を亡き者にされ、前々回では息子のホルスも死ぬ直前までやられたわけです。
例え兄弟といえど、そこは取り合わない・・・といきたいところですが、イシスは夫のオシリス同様温厚で思慮深い神です。
おもわずとどめを刺すのを躊躇ってしまいました。

その隙をついて、セトは逃げてしまいました。

まぁ、ここまでは話の流れ的にわかるんですよ。

しかし、ここがちょっと理解しづらいんだけど、ホルスはこれに激怒!口汚く母を罵倒し、そしてその首をはね落としたのです!

いや、怒るのもわかるけど、にしても首チョンパは惨い!

ウィザードリィのボーパルバニーを思い出したんだけど、ドラゴンズクラウンのキラーラビットってウィザードリィのボーパルバニーをモチーフに作られたのかな?
どっちも最新のゲームとは言えず、例え話が古くなってくるのは歳を感じますね。汗

こうして、イシスは命を失った・・・わけではなく、流石ラーのスーパーパワーを持つイシス(?)なので、実は首を切り落とされる直前に、魔法で自らを石と化したため、この時点ではまだ絶命していません。

こうやって、なかなか決着のつかないホルスとセトの争いですが、このグダグダしたエピソードはまだ結構続きます。(笑)

では、最後までお読みいただきありがとうございました。