どうも、元山狐です。
前回のギリシア神話の記事で、ヘラクレスがアポロンに神託を受けたエピソードを紹介しました。
聖書に出てくる天使にも神の意志を伝えるメッセンジャーの役目を担う天使がいます。
実は以前紹介した大天使ミカエルにもそういう側面があるようには思うのですが、今回紹介するのは神のメッセンジャであり、ミカエルと並び偉大な天使とされているガブリエルを紹介したいと思います。
天使たちのナンバー2と言われている
このブログでは天使はミカエルに次2人目の紹介となります。
ミカエルに次ぐ地位を与えられていると言われており、ミカエルとともに熾天使とされる場合が多いようです。
というものも、聖書正典に登場し名前が明記されているのは、ミカエルとこのガブリエルだけで、今後紹介する他の天使たちは、外典・偽典で登場しているのです。
(宗派によって正典・外典の扱いは違う。)
天使の階級についてはこちらの記事をどうぞ。
ミカエルの記事でも書きましたが、ミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルをあわせて「四大天使」と呼ばれます。
前述のとおり、主だって神の意志を伝えるメッセンジャーとしての役割がメインとなります。
また、神の叡智を司る智天使達の長とされていたり、ユダヤ教、キリスト教で重要視されているだけでなく、イスラム教においてはジブリールという名で、ムハンマドに天啓を授けた最高位の天使とされています。
女性とされている(?)
一般的に天使は男性とか、両性具有と言われていますが、ガブリエルは例外的に
「女性かも知れない」
と言われているそうです。
新約聖書において、聖母マリアへ「受胎告知」を行ったのがガブリエルと言われています。
この時、マリアが同性だと悟って緊張を解いたという説があるそうです。
まぁあくまで説なので、確定的ではないんですが、この記事のトップにある写真みたいに、殆どの宗教画でガブリエルは優しそうな面立ちだったり、明らかに女性として描かれているものが多いです。
ガブリエルが登場するエピソード
前述の「受胎告知」やイスラム教のムハンマドへの天啓以外にも、ガブリエルが登場するエピソードは多々あります。
- 旧約聖書のダニエルの夢にあらわれて、救世主の出現を告げた。
- マリアが妊娠していることを知り、戸惑い婚約解消を考えたヨセフに「神に選ばれ精霊の力によって妊娠した。」と告げた。
- イエスの誕生後、ヘロデ王の迫害を両親に告げた
- ジャンヌ・ダルクに王太子を助けるように命じた。
中には確定的でないものもあるんですが、いろんなエピソードに登場しています。
今振り返ると、この記事で既に軽く紹介していましたね。笑
↑の記事にも書いているのですが、天から女性の子宮に授かった魂を9ヶ月の妊娠期間中、指導するとも言われています。
最後に
ミカエルとは対照的に、役割的にはあまり戦いに関係することは無さそうで、どっちかゆーと文化部ってカンジですね。(?)
今の所ミカエル・ガブリエルと有名どころから紹介している流れなので、悪魔の方は順番がかなりランダムなのに対して、天使は同じく四大天使として数えられるラファエル、そしてウリエルという順番で紹介していくことになりそうです。
そういえば悪魔の記事も長らく書いていないので、そろそろ次の悪魔を紹介する記事を書きたいなぁ。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。