ギリシヤ神話-13アテナ・ディオニュソス・ヘルメスについて

どうも、元山狐です。

今回は、前回のゼウスと怪物テュポンとの戦い、前々回のギガントマキアに登場した、オリュンポス12神の3神を紹介したいと思います。




アテナについて


ウラノスは息子クロノスに王位を追われました。
クロノスは、ウラノスとガイアの神託により、
「息子に王位を追われる」
とされており、我が子を飲み込むことで運命から逃れようとしましたが、結局は妻と母の計らいで、ゼウスにその王位を追われました。

ゼウスも例外ではなく、ウラノスとガイアに
「妻であるメティスから生まれる子供に、王位を追われる」
と神託を受けてしまいます。

そして、妻のメティスが身ごもったと知ったゼウスがとった行動は・・・。
愛する妻メティスごと呑み込む、というものでした。

・・・あまりスマートとは思えません。

そして、それで安心・・・というわけでもなく、実はゼウスの体内で胎児は成長していったのです・・・(なんかホラーみたいな展開。)

そして後に、ゼウスは激しい頭痛に悩まされることになります。

そこでゼウスは、息子のヘパイストスに頭を斧でカチ割らせました。

パッカーン!

そんなゼウスの頭からは、成人し、甲冑を身につけた姿をしたアテナが生まれました。

このやり方によって、アテナはメティスからではなく、ゼウスから生まれたことになり、ウラノスとガイアの神託から逃れることができました。
ちょっと無理がある気がしますが。

しかし、アテナはゼウスの頭頂部から生まれたことで知恵の女神となり、ゼウスから最も信頼される女神となりました。

そんなアテナは戦略の神でもあり、気性が激しく、ポセイドンと都市の守護神の座をかけて争ったり、美しさをヘラや他の女神と争ったり、いろんなエピソードがあります。

ディオニュソスについて


ディオニュソスはお酒と演劇の神で、炉の神ヘスティアからオリュンポス12神の座を譲られた、異端の神です。

母セレメ(テーバイの王女)がヘラの嫉妬により殺されてしまいましたが、ゼウスによって胎児の身体を取り出され、ゼウスの太腿の中で臨月まで育てられました。

その甲斐あってか、彼は人間の母を持ちながら、神と同じ力と不死を得ました。

ヘラの迫害を避けつつ成人し、ブドウ栽培の技術などを身につけ、広めることで信仰を集めました。
後にはヘラとも和解しています。

そういえば、以前行った
「世界遺産ポンペイの壁画展」でもディオニュソスが題材になった作品が多数展示されていました。

世界遺産ポンペイの壁画展に行ってきました。(兵庫)

お酒って人を惑わすイメージがあります。
そんな、イメージを象徴するエピソードがあります。

テーバイの王テンペウス(ディオニュソスの従兄弟にあたる)が、ディオニュソスの影響を恐れて信仰を禁止しました。

すると、ディオニュソスは怒って、信者達に狂わせ、テンペウスを八つ裂きにさせます。
その中にはテンペウスの母もいました。

他にも、ディオニュソスは怒りで人を酔わせ狂わせたり、動物に変えてしまったり、はたまたその力でヘラを助けたり(それが和解の理由になる)といった様々なエピソードがあります。

ヘルメスについて


今回紹介している3人(神)に共通して、ゼウスの正妻ヘラの子供ではありません。

アテナは、ヘラと結婚する前の妻メティスとの子。ということで別にして、基本的にはその後の愛人や、その子らはもれなくヘラの迫害を受けました。

しかし、そんな中、このヘルメスだけは例外です。

彼はヘラの実子アレスと入れ替わって、その母乳を吸って育ちました。
そのため、ヘラも情が移ってしまい、正体を知った後も、憎むことができなかったのです。

また彼は盗みの天才でもあり、生まれたその日にアポロンの所有する牛を盗み出し、その末許しを得るという、生まれながらにして世渡りの天才でした。

そんな世渡りの才を買われて、ゼウスから伝令の役を仰せつかったヘルメスはオリュンポス12神に加えられ、商業と泥棒の神としても信仰を集めます。

最後に

ということで、今回はオリュンポス12神の3神を紹介しました。

前述にも書きましたが、今回紹介した神はゼウスの正妻ヘラの子供ではありませんが、いずれもオリュンポス12神の中では重要な神とされています。

次回もゼウスとヘラの子ではない、2神を紹介したいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。