今回もギリシア神話関連のことを書くのですが、ここから先の物語を楽しむには、主となり登場するオリュンポス神族のことを書いていた方が楽しみやすいのかな?と思って、何回かに分けてオリュンポス神族の神々を紹介したいと思います。
で、初回はこの方。
オリュンポス神族のリーダーであり、神々の王となったゼウスです。
目次「天空を支配することに」あたりまでは、前回の記事と書いていることがかぶっているので、前回の記事をお読みの方は「天空を支配することに」から読んでいただくのがいいかと思います。
唯一クロノスからの難を逃れた
父ウラノスを倒し、神々の王となったクロノスは、ウラノスから
「将来子供に王の座を追われる」
と予言されたことで、妻レアとできた子供を次から次へと呑み込みます。
しかし、最後の子(ゼウス)を身ごもったレアは、両親に頼み込み、クロノスに隠れてクレタ島でゼウスを生み、ゼウスはニンフらによって育てられます。
オリュンポス神のリーダーに
ゼウスはクロノスに嘔吐剤を飲ませて、兄弟たちを救出しました。
そして、助け出された兄弟たちとともに、オリュンポス山に拠点を構え、オリュンポス神族と呼ばれるようになります。
ゼウスはオリュンポス神族のリーダーとして、父クロノスらティタン神族を相手に世界の覇権をかけた戦争「ティタノマキア」を挑みました。
キュクロプスから雷鳴と雷槌を授かる
結論からいうと、ゼウスらオリュンポス神族は前述の「ティタノマキア」に勝利するのですが、決め手となったのはキュクロプス達が授けてくれた武器と、ヘカトンケイルの加勢による戦力アップです。
特にゼウスはキュクロプスから「雷霆」を授かり、その威力はオリュンポス最強とか、世界どころか全宇宙を焼き尽くすことができると言われていて、ティタン神族を一網打尽にしたみたいです。
※写真の絵画はゼウスの雷霆によって打ち負かされるティタン神族だそうです。
天空を支配することに
ティタン神族を倒し、世界の支配権がオリュンポス神族にうつると、
ゼウス・ポセイドン・ハデスは「誰が世界のどの部分を支配するかをくじ引きで決めた。」
とあります。
ギリシア神話と旧約聖書って所々に類似というか共通する点があるように思うのですが、旧約聖書でもちょくちょく重要な出来事が「クジ引き」によって決めらています。
↓以前書いていた「旧約聖書」に関する記事の一覧です。
で、見出しにあるとおり、ゼウスは「天界を支配」することになりました。
授かった武器が雷霆というのもあって、いかにもって感じです。
※ポセイドン・ハデスは次回以降の記事で紹介したいと思います。
天界きってのプレイボーイ
ゼウスの特徴を語るに
強力な雷を操る
天空を支配する神々の王
が挙がるのですが、もうひとつの特徴とし有名なのが
女グセが悪く、とにかくプレイボーイ
ということが言えると思います。
この女グセの悪さが、今後紹介する物語にかなり大きく関わってきます。
そんなゼウスの正妻は、同じくオリュンポス神族のヘラでして、彼女はゼウスのこの浮気グセに振り回されるだけでなく、様々な展開を引き起こします。
(ヘラも、引き起こす展開も今後の記事で紹介したいと思います。)
最後に
オリュンポス神族の主な神々は「オリュンポス12神」と呼ばれます。
実際、紹介したい神は12神以外にもいるんですが、今回はゼウスだけで1記事かかってしまいました。
まぁ主たる神以外は扱いがそこまで多くないと思うので、途中からはある程度まとめて紹介していきたいな。って思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。