ギリシヤ神話-9 ハデスについて

どうも、元山狐です。

今回も、オリュンポス神族の神々の紹介をします。
今回はなんとなく厨二臭のする神「ハデス」を紹介します。




冥府の王ハデス


ゼウスらはクジ引きで世界のどの部分を支配するかを決めました。

ゼウスが天空、ポセイドンが海、そしてハデスは冥府を支配することになりました。

冥府は地下になります。
地下には鉱脈があり、それを支配するハデスは富める者という意の「プルートン」という別名を持ちます。

ティタノマキアでも活躍したハデス

ティタノマキアでキュクロプスらからゼウスは雷霆を授かりました。
ポセイドンはトライデント(三叉の鉾)を授かりました。
ここまでは強力な武器ってカンジなんですが、ではハデスは何を授かったのでしょう?

それは「装着すると姿を消すことができる兜」でした。

確かに武器ではないんだけど、個人的には一番ええもんもらってるやん。と思いました。
日常的に一番使えそうですよね。

ハデスはその兜で姿を消して、クロノスの武器を奪ったと言われています。
クロノスの武器というと、ウラノスの性器をちょん切った、魔法の金属アダマスでできた鎌でしょうね。
なんでも切断することができたらしいので、オリュンポス神族たちにとっては脅威だったんじゃないでしょうか。

そして、ポセイドンがトライデントを振い注意を引きつけて、ゼウスが雷霆で敵を一網打尽にした。
という流れです。

そう考えると、一番危険を顧みずに活躍したのはハデスなんじゃないかな。と思えてきます。

それでも忌み嫌われる

地下を支配し、「富める者」と呼ばれ、
ティタノマキアで、危険を顧みずに前線に出た英雄とも言えるハデス。

しかし、それを踏まえても、冥府の王ということで、忌み嫌われ、挙句の果てにオリュンポス12神のメンバーという扱いをされていません。

本来はクロノスの長男、ということで最も頂点に近い存在だったはずのハデスですが、父に飲み込まれ、ゼウスによって吐き出されたことで兄弟の序列が逆転し、更に追い討ちをかけるように、忌み嫌われる冥府を支配するハメになり、凄く不遇な扱いをされている神のように思います。

恋愛運にも恵まれず

そんなハデスの妻はペルセポネという女神です。

彼女はゼウスとデメテルの間にできた子供です。
そういえば、デメテルはゼウスにとっても、ポセイドンにとっても兄弟なんですが、2人に欲情されて孕まされてるってことで、とても魅力的な女神だったのでしょう。

とにかくペルセポネはデメテルの娘です。
ハデスからすると姪にあたるわけですが、ハデスはペルセポネに一目惚れして、強引に彼女を誘拐して冥府に連れていってしまいます。

ポセイドンも恋愛に対して、強引な部分がありましたが、ハデスもそうみたいですね。

これに怒ったデメテルは、穀物を実らせる仕事を放棄します。
当然地上は荒廃するので、見兼ねたゼウスはハデスにペルセポネを地上に返すように命令します。

それに従った形をとったハデスですが、ペルセポネを欺いて、冥府の柘榴を食べさせます。

冥府の食べ物を食べたものは、1年の3分の1を冥府で過ごさなければならず、結局ゼウスやデメテルもペルセポネをハデスの妻として認めざるを得ませんでした。

当然ペルセポネはハデスを憎んだのですが、そんな愛情のない夫婦生活に嫌気がさしたハデスは、メンテというニンフ(妖精)と不倫します。

流れで行くとペルセポネはそれに対して無関心を装いそうですが、意外と激怒し、メンテを踏み付けてミント(薬草)に変えてしまいます。

しかし、その後もペルセポネとハデスがラブラブになっているような記述は見つけられず、ハデスは出世運と同様、恋愛運にも恵まれなかったようです。

最後に

ということで、踏んだり蹴ったりなハデスを紹介しました。
なんだか屈折して、捻くれた性格のイメージがあるハデスですが、こうやって書くと不可抗力な気がします。

穀物(豊穣)神が怒って、仕事を放棄するって流れ・・・ちょっと天照大御神のエピソードに似てる気がしませんか?
ギリシア神話は体系的にまとめられているし、ボリュームもかなりあるし、歴史も古いので、世界各国の神話や物語に影響を与えたのではないのかな~。とか思うのですが、僕の知識不足もあって今のところはそれくらいしか思いつきませんでした・・・。

・・・ちょっと脱線しましたが、ゼウス・ポセイドン・ハデスと、続けてクロノスから生まれた3男神を紹介しました。
次回からは、その流れで女神3神を紹介していこうと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。