ギリシヤ神話-10 ヘラ、デメテル、ヘスティアについて

どうも、元山狐です。

今回も、オリュンポス神族の神々の紹介をします。

クロノスとレアからは、3男神、3女神の6神が生まれました。
前回までは、ゼウス・ポセイドン・ハデスの男神をそれぞれ1記事で紹介してきました。
今回は残りの3兄弟(女神)を紹介します。




天界の女王ヘラ

ゼウスの正妻にして、全ての女神の上に君臨する

見出しのとおりですが、彼女はゼウスの正妻です。

ですが、ゼウスはヘラの前には思慮の神メティスと、掟の神テミスと結婚していました。
※ちなみに古代ギリシアでは、一夫一妻制が重視されていました。
つまりゼウスの3番目の妻ということになります。

夫が全ての神々の頂点にたつ者ということで、ヘラは全ての女神の上に君臨することになります。
国でいうところの女王といった位置づけになりますね。

もちろん、オリュンポス12神の1神に数えられています。

ヘラの子どもたち

ゼウスとの間に4神(3神という説も)をもうけました。

  1. アレス
    オリュンポス12神の1神で戦いの神
  2. エイレイテュイア
    出産の女神
  3. ヘベ
    青春の女神
  4. ヘパイストス
    オリュンポス12神の1神で鍛冶の神、ヘラが1人でもうけたとも言われている。

結婚と母性、貞操を司るが・・・

以前書いたゼウスの記事にもあるとおり、夫であるゼウスは浮気をしまくり、外で子供を多く作ります。

ギリシヤ神話-7 ゼウスについて

しかし、「貞操」を司るというヘラは夫とは対照的に、他の男神と関係を持つことはありませんでした。

夫の浮気に振り回されるヘラですが、一方で嫉妬深く、激しい気性の持ち主で、愛人やその子供を迫害します。
また、夫ゼウスと争ったこともあります。
夫ゼウスに対し、貞操を守り、愛情深い反面、その情が憎しみに変わった時には激しい行動に出るようです。

そのエピソードは、今後の記事で紹介していこうと思います。

穀物(豊穣)の神デメテル

穀物(豊穣)と収穫の神

デメテルもオリュンポス12神の1神で、穀物(豊穣)と収穫の神です。

ゼウスら神は不死身という設定なので、食物を食べなくても生きていけますが、この頃には(というかクロノスが支配していた頃から)人類はいました。
人間に穀物の栽培を教えたのもデメテルとされています。

普段は温厚なデメテルですが、怒ると地上に飢餓をもたらすため、ゼウスも一目置いていたとされています。

恋愛運にはあまり恵まれていない

以前紹介した、ゼウス・ポセイドン・ハデスとは兄弟にあたります。

しかし、ゼウスには無理やり子供を作らされます。
その子供は、ペルセポネという女神です。
ゼウスにはあまりいい印象を持っていないデメテルですが、娘には愛情を持って接していました。

そんな、娘のデメテルも、ハデスに半ば強引に妻にされてしまいます。

さらにはポセイドンにも無理やり犯されてしまい、神馬アリオンを生むことになります。

極めつけとしては、恋人イアシオン(人間)を、ゼウスの嫉妬により、稲妻に撃たれて亡くしています。

兄弟に犯され、娘を妻にされ、恋人を殺される・・・ということで、あまり恋愛運には恵まれていないようです。

炉の女神ヘスティア

イマイチパッとしないが人格者

ヘスティアも他の兄弟たちと同じく、オリュンポス12神の1神です。
つまり6兄弟のうち、ハデス以外はオリュンポス12神ということになります。

こうやって書くと、改めてハデスは不遇ですね・・・。

しかし、炉の女神であるヘスティアもイマイチパッとしません。
彼女に関しては、殆ど独立したエピソードを持たないのです。

後にゼウスの息子ディオニュソスが成長した際には、自らオリュンポス12神を辞退して、その地位をディオニュソスに譲りました。

炉の神ということで、家庭の神でもあるヘスティアは争いを好まず、平和的な性格だったと言われています。
ディオニュソスとのエピソードも考えると、自らの地位にもあまり執着心を持たず、かなりの人格者だったのではないかと思います。
(神に向けて「人格者」という言葉を使うのもどうかと思いますが笑)

最後に

ということで、数回に渡り、ゼウスらの兄弟、つまりクロノスとレアの子にあたる6神を紹介しました。

残るオリュンポスの主だった7神に関しては、随時紹介をしていきたいと思いますが、次回は久々に物語を進めていきたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。