カフカ「変身」と「ザ・フライ」、「悪魔合体」について

どうも、元山狐です。

最近前に比べて本を読むことが少なくなってきました。

というよりは、2日に1回ペースで記事を書くので、ずっと同じ本ばっかり読んでるってことになります。

たまには気分を変えようと思って、とはいってもボリュームのあるものは、ちょっと今は・・・と思ってカフカの中編小説「変身」という本を読みました。

その本を読んでいて、ある映画を見たくなり、その映画を見ることで、とあることに気づきました。

これらが1日の数時間で、一連になって自分的にちょっと得した気分になりました。



カフカ「変身」について

この小説は、こんなカンジの話です。

いきなりですが、ある日起きると、主人公のグレゴールくんは毒虫になっていました。

唐突なんですが、物語の始まりから本当にそうなんですよねw
ビジュアルに関してはあまり描写がないのですが、僕の中では大きな芋虫みたいなイメージです。

仕事にも行けなくなって、彼の家族も大パニックに!

父親はステッキでグレゴールを叩いて、部屋に閉じ込めてしまいます。

その後は妹が彼の面倒を見るんですが、物語の途中でグレゴールは怪我を負い、どんどん瘦せおとろえ、弱っていきます。

最終的に妹は
「兄とわかれよう」と決意して、家族に提言します。

グレゴールも、家族のそんな意思に沿うように、家族の愛情を思い返しながら息絶えます。

翌日、グレゴールの部屋は綺麗に片付けられて、家族はリフレッシュのため休みをとって散策にでかけます。

娘(グレゴールの妹)は長い苦労にも関わらず、美しく成長しており、両親は彼女の婿探しを考えなきゃな。といったところで物語は終わりとなります。

そんな「変身」を読んで、「ザ・フライ」を見たくなった。

変身。
虫。

と聞いてアナタは何を連想しますか?

僕は「ザ・フライ」を思い出しました。

人によっては仮面ライダーだったり、ハンターハンターのキメラアント編を思い出す人もいるかもしれません。

まぁ、そんなわけで「ザ・フライ」を見ました。

パッケージにも載っているこの装置を見て、
「お?こ、これはもしや!?」
と思いました。

物語の主人公セス博士が開発した「テレポッド」という物質転送機です。

この機械の実験のアクシデントで、セス博士の体に異変が・・・ってストーリーなんですが、それはさておき、この機械何かに似てませんか?

女神転生シリーズの邪教の館の装置

女神転生ってシリーズのゲームがありまして、1つの特徴として
「仲間(仲魔)にした悪魔を合体させることができる。」

最近のスマホのゲームとかでは似たような機能があるゲームがたくさんあると思いますが、当時はかなり画期的でした。

で、FC版はそうでもなかったんですが、SFC「真・女神転生」になってから悪魔合体の際に装置みたいなものが表現されるようになりました。


なんか似てる気がしません?

ザ・フライでは、テレポッドからもう一方のテレポッドに転送する際に、
「隣り合う2つのポッドの片方に収めた物体を細胞レベルで分解し、もう片方へ送った後、元の状態に再構築する」
という設定でした。

物語の途中で、やけになったセス博士は自らの体で転送実験を行います。

この転送実験の際に、一匹のハエが入り込んでいたために、彼は遺伝子レベルでハエと融合し、日ごとにハエ人間になっていく。

って流れなんですが、この「真・女神転生」の悪魔合体も各装置に、液体のようなものが入り、それによって悪魔が分解され、別の悪魔が誕生する。ってカンジなんです。

まぁ実際影響されたのかどうかは知りませんでしたが、ちょっとこの似た部分に気付いた時、面白くてテンションあがりました。

最後に

ここまで書いて思ったのですが、ただの日記みたいな記事になってしまいました。笑

でもカフカの「変身」は、短いからすぐに読み終わりますし、「ザ・フライ」は2作品あるんですが、1と2がきっちり続いていて、しかもスッキリ完結していて、自分的には2の方が面白かったと思えるくらい続編がしっかりしていますし、おすすめですよ。

ちなみに、「真・女神転生」は僕が中学の時くらいにSFCで発売されたゲームでして、あの当時はかなり強烈な印象のストーリーでした。
で、高校生になってバイト始めてからFC版の「女神転生1」と「女神転生2」をやった。って記憶ですかね。

このゲームもいろんなハードに移行されたり、今もゲームアーカイブスなんかでできると思いますが、かなりおすすめです!

では、最後までお読みいただきありがとうございました。