どうも、元山狐です。
以前「有栖川有栖先生の「幻坂」という短編集を読みました。」という記事を書きました。
「坂」と「峠」を一括りにするのは無理矢理感もありますが、「そういえば大阪には暗峠っていうスポットがあるな」と思い、行ってきました。
国道でもあり、酷道(こくどう)としても有名で、一方で心霊スポットとしても噂があるみたいです。
暗峠について
暗峠(くらがりとうげ)は国道308号の、東大阪市(大阪府)と生駒市(奈良県)の境にある峠です。
「古くは闇峠とも書かれた。」
と、Wikipediaにはあります。
暗峠もだけど、闇峠ってちょっと怖い雰囲気ですね。
前述にも書きましたが、傾斜が激しいことから酷道(こくどう)とも言われていて、結構有名な道路です。
奈良時代に難波と平城京を結ぶ道路として作られてます。
ということは、1300年以上の歴史を持つ道なんですね!
峠道沿いにはお寺や地蔵、石仏なども多くあり観光資源として紹介しているWEBサイトも多数あり、日本の道100選には暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)ということで、難波~暗峠~平城京にいたる街道が選ばれているようです。
前書きにも書きましたが、「一方で心霊スポットとしても噂があるみたいです。」ということで、興味が出て行ってみました。
行ってみました
とにかく細くて急斜面という情報だったので、車でいって立ち往生になっても嫌だな~。
とか、
石畳の道だから冷えそうだし、濡れてると滑りやすそうだな~。
と思い、比較的天候のいい日に徒歩でいくのが安全と思い、今回は徒歩で行ってみました。
ルートとしては
- 近鉄額田駅をスタート
- 枚岡公園
- 暗峠
- 峠を超えて近鉄南生駒駅がゴール
というカンジです。
距離でいうと6.5Km~7Kmというところでしょうか。
ちょくちょく寄り道しながらでも2~3時間かな?と思って、お昼の時間帯に行ってみました。
一応国道なので、看板など案内が丁寧でして、迷うようなことはないかな。と思います。
道中の大半はこのような舗装がされています。
で、所々でお寺や史跡があるといったカンジ。
写真は松尾芭蕉が暗峠を越えた際に詠まれた句が刻まれています。
道中に「観音寺」というお寺がありました。
観音寺は弘法大師(空海)によって立教された「真言宗」のお寺で、弘法大師の生涯がこういった形式で紹介されていました。
境内には金色の観音菩薩像が
奥には「天龍の滝」があります。
他にもお寺や、地蔵様がチラホラしました。
あと、所々で廃墟?みたいなものもありましたね。
で、道幅や傾斜ですが、思っていたよりは幅がありますし、結構な台数の車ともすれ違いましたから、最近の軽自動車なら立ち往生することはないのでは?と思います。
当然傾斜も歩きでいく分には全く問題ありません。
所々で休憩所みたいなものもありますし、そんなに気張らなくても楽しめる散歩コース。といったところでしょうか。
が、結構黒タイヤの跡も多く、天候が悪い日は滑りやすそうでちょっと怖いかな?
これが最大傾斜ではないと思いますが、横からみたカンジ
途中で「奈良県生駒市」に入ります。
暗峠の中心地?はこのような石畳でお店等が並んでいました。
峠に入る前には
「幅1.8メートル、ロングボディーの車は通行不可」と案内があります。
※ちなみにこれは暗峠を越えて、奈良側に着いた時に見つけた看板です。多分大阪側にも同じ看板がある・・・のかな?
まぁそんなカンジで、2時間半くらいでゴールの南生駒駅に到着しまして、まぁお昼にいったので当然何も心霊的なこともありませんでしたし、
「普通に気持ちのよいハイキングをしたよ。」
ってカンジでした。
最後に
ということで、特に何も起こらなかった(というか起こられても困るw)暗峠ですが、今回一番印象に残ったのは、この看板です。
なぜ、このレイアウトで小さな女の子だけ実写なんだww
まぁでもこういう看板って、探すと結構面白いのが多いですね。
何枚かあるので、また機会があれば紹介できればと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。