どうも、元山狐(もとやまきつね)です。
今回は、14代仲哀天皇のことを書きます。
実は以前この仲哀天皇の古墳には行ってまして、下宿しているマンションからの最寄りの古墳(なんだこの表現w)ということで、個人的には親近感のある人物です。
しかし、この代の主役とは少し言いにくくて、ネタバレですがすぐに死んじゃうし、地味キャラなんですよね・・・。
仲哀天皇
前回も書きましたが、12代景行天皇の跡は、景行天皇の息子である成務天皇が継ぎました。
彼は近江(滋賀県)の方で国を治めた・・・とある、くらいで、特筆することがありません。
で、次の天皇になったのが帯中津日子命(タラシナカツヒコノミコト=仲哀天皇)となります。
この仲哀天皇は、倭健命(ヤマトタケル)の息子になります。
父の景行天皇には沢山の子供がいたそうですが、成務天皇は子宝に恵まれず、後継となる子がいなかったようです。
そんな仲哀天皇のエピソードなんですが、冒頭にも書きましたが、以前に仲哀天皇の古墳に訪れてまして、その時の記事に書いています。
今回書いた時点で、かなり内容が被っていたので、詳しくは↓の記事を・・・。(笑)
神功皇后
仲哀天皇の妃は、神功皇后です。
9代開化天皇の末裔のようで、wikipediaにある家系図によれば、夫婦ともに似たルーツですね。
で、前項でご紹介した記事に書いてますが、仲哀天皇は熊襲征討を達成することなく亡くなっています。
仲哀天皇の崩御の後、武内宿禰(タケウチノスクネ)が審神者(さにわ=神託を受けて神意を解釈し伝える人のこと)として、再度神託を行いました。
結果、仲哀天皇が亡くなった際の神託は、アマテラスや住吉三神であることがわかりました。
(資料によって書かれている神が微妙に違います。)
アマテラスに関しては、今更なので説明を省きます。
住吉三神はイザナギが黄泉の国から帰ってきた時の禊で生まれた神でしたね。
この神託では西方の国、つまり新羅(しらぎ、古代の朝鮮半島南東部の国)は、神功皇后の胎中にいる御子(後の15代応神天皇のこと)が統治する。という旨のものでした。
これを受けた神功皇后は新羅に遠征を行うことにしました。
神功皇后の新羅遠征
先ほどの神託の際に、海を渡る際はこれらの神々の御霊を船の上に鎮座させて、真木を焼いた灰を瓢箪に入れて・・・といった細かな指示?教え?がありました。
そして、神功皇后はそれらを忠実に守り、軍勢を整えて出発すると・・・。
なんと海原の魚たちが、船を背負ってくれて、追い風もビュンビュン吹きまくりです。
そして、そのまま新羅の中央まで運んでくれたのです!
これを見た新羅の国王は恐れをなして、戦わずして降伏しました。
今回の遠征によって大和朝廷は、新羅と百済を得ることになったのです。
住吉三神は海上の交通安全の神と言われていますが、このあたりのエピソードがなんともらしいですね。
武内宿禰について
今回名前の出た武内宿禰(タケウチノスクネ)ですが、今まで取り上げてこなかった・・・というか、僕が気付いてなかっただけなのですが、景行天皇の代から仕えていた忠臣らしく、仕えた主君としては
- 12代景行天皇
- 13代成務天皇
- 14代仲哀天皇
- (神功皇后)
- 15代応神天皇
- 16代仁徳天皇
ということで、諸説あるのですが300歳近くという、人間離れした長寿の持ち主らしいです。
まぁ神話・伝説には100歳を超える人はザラに登場します、旧約聖書にも500歳くらい生きてないと辻褄が合わない人物とかいますし(笑)
複数人の人物を同じ名前で扱っていった結果、何百年も生きたという捉えられ方がされたパターンとか。
個人的には、後者の複数人が同一人物として解釈されている説派ですが、みなさんはいかがでしょうか。
次回は、15代応神天皇について書きたいと思います。
では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。