2018年8月12日に「シリアルキラー展 大阪」に行ってきました。
過去には東京銀座で2回開催されていまして、ともに休みがとれず行けなかったのですが、今回は近くで開催されている。ということで、意地でも行かなければ!ということで行ってきました。
混み合っていて、あまりじっくり見ることはできませんでしたが、レポ記事を書いてみます。
会場はこんなでした
今回の会場は
海岸通ギャラリー「CASO」
というところでした。
現代美術のためのレンタルスペースということで、今回もシリアルキラー展の他にも現代アートが展示されていました。
今回は車で行ったのですが、最寄り駅(地下鉄中央線「大阪港」)から徒歩7分とありますので、アクセスは悪くなさそうです。
正直入るまでは
「案外ガラガラなんだな。ラッキー♪」
と思っていましたが、中に入ると結構混んでいて、あまり近くによってじっくり見ることができませんでした。
しかし、中には髪や爪が展示されていたり、流れている陽気なBGMがかえって狂気を連想させたりで、なんかシリアルキラー展に来てるなぁ。(って当たり前なんだがw)って雰囲気を味わうことができました。
パンフレットが丁寧
まだ開催中のイベントですし、あまり詳しく書くことはしませんが、限定パンフレットが丁寧で、
「この限定パンフレットだけ単品で販売してもいいんじゃない!?」
と思える程の情報量です。
というのも、展示物は主だって「絵」「手紙」「写真」「物品(髪や爪だったり、現場の砂とか)」なんですが、人物や背景がわからないまま見てもよくわかりません。
僕みたいに鈍い人は、その背景を知ることで、初めて作品の放つ狂気に「ゾクリ」とするものなのかな。と思います。
そういえば、以前いった「怖い絵展」の中野京子先生のインタビュー動画でも
「絵は感じるよりも、知ったほうが面白い」
といったことを仰っていました。
写真ではぼかしていますが、このページではジョン・ウェイン・ゲイシーの犯した殺人等経歴と一部作品が掲載されています。
他のページも各殺人者の解説と一部作品が掲載されているのです。
とはいえ、全殺人者の解説がこのパンフレットに載っているわけではなく、現地の解説パネルでのみ、その解説を見ることができる人物もいます。
気になったもの
回る順番は人それぞれだと思うのですが、僕の回った順はこうです。
- ニコラス・クロー
パリの吸血鬼と呼ばれ、人肉を欲した殺人者 - ピーター・ウィリアム・サトクリフ
女性20人を襲い、13人を殺害。手口が切り裂きジャックに酷使していて、ヨークシャー・リッパーと呼ばれ恐れられた。 - ウェイン・ロー
銃乱射で2名死亡、4名重症 - エドワード・ゲイン
「サイコ」「悪魔のいけにえ」「羊たちの沈黙」など多くの創作物に影響を与えた殺人者 - ジョン・ウェイン・ゲイシー
パンフレットの表紙にもなっている最凶のピエロ。33名の若い男性を殺害 - アーサー・ショークロス
戦争と虐待が生んだ怪物 - デビッド・バーコウィッツ
ニューヨークを恐怖のどん底に陥れた、サムの息子 - ヘンリー・リー・ルーカス&オーティス・トゥール
史上最凶最悪殺人コンビ。ヘンリーはハンニバル・レクターのモデルの1人。 - ダニー・ローリング&ジェラルド・シェイファー
ソンドラ・ロンドン(ジャーナリスト、女性)を巡る三角関係 - チャールズ・マンソン
カルト集団「マンソン・ファミリー」の指導者 - ハーバード・マリン
妄想のお告げを聞いて13名を無差別に殺害 - ジョー・ロイ・メセニー
被害者をハンバーガーにして食らう男 - ハドン・クラーク
女性の血を飲むと、女性になれると思った。殺された女の子になりたかった。 - ゲイリー・レイ・ボールズ
各地で絞殺と強盗を行った - キース・ハンター・ジェスパーソン
別名「ハッピーフェイス・キラー」160名殺したと供述 - リチャード・ラミレス
別名「ナイト・ストーカー」自ら悪魔崇拝者を公言し、13名を殺害 - ローレンス・ビッテイカー&ロイ・ノリス
マーダー・マックに乗った殺人コンビ - レジナルド・クレイ&ロナルド・クレイ
最凶のツイン(双子)ギャング - ヘンリー・ヒル
アメリカのギャングスター。映画「グッドフェローズ」のモデル - トーマス・ピテラ
武闘派殺人者 - ドロシア・プエンテ
自身で作った介護施設で7名を殺害 - ローズマリー・ウエスト
夫婦で自宅地下室にて12人を殺害 - アイリーン・ウォーノス
映画「テルマ&ルイーズ」「モンスター」のモデル - マーサ・ベック
独り身の女性を金目当てに殺害 - キャロル・バンディ
シリアルキラーカップルの1人(彼女) - ダナ・スー・グレイ
金品に目がくらんで老人を殺した元看護師 - ボニー&クライド
アメリカ西部で銀行強盗と殺人を繰り返した - ジェームズ・アール・レイ
キング牧師を暗殺
という順番でした・・・というかこのリストを書くのにかなり疲れました。笑
限定パンフレットでは、うち13人についての解説が載っています。
で、個人的に気になった作品は
-
パリの吸血鬼と呼ばれた人肉殺人者ニコラス・クロー
歯型・爪・髪 - ウェイン・ロー
顔が塗りつぶされた写真 - ジョン・ウェイン・ゲイシー
人・変身中・ピエロを描いた絵 - ハドン・クラーク
大量の女の子の絵(なりたかった自身を描いている?) - キース・ハンター・ジェスパーソン
通常の自分を描いたポートレートと、対になる顔が破損した自分を描いたポートレート - ダナ・スー・グレイ
下着(笑)
ってカンジですかね。
あまりじっくり見れなかったので、もっと印象に残る作品もあったかと思いますが。
下着は服役中に身に着けていたものかな?
なんだかんだで、下着が一番気になりますね。笑
最後に
開催中とは言え、8月18日には終わってしまうイベントですので、もう終了間近ってカンジです。
今回ので3回目だと思うんですが、毎年東京・大阪でそれぞれやってくれたらありがたいですね。
この記事で紹介したのは、ほんの一部の作品ですし、興味のある方は是非いって欲しいイベントだと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。