真・女神転生をプレイしながら悪魔を紹介していく-その20カテドラル地上階攻略



真・女神転生の続きです。
今回はロウ陣営に乗り込んでいきます。
カオス側に比べるとロウ側は、ボス戦の回数も演出も少な目で割と淡泊に終わるカンジ。
続編の真・女神転生2はストーリー的にも続きにあたり、一方3以降は直接的な続編ではないみたいなので、真・女神転生1と真・女神転生2はセットでプレイすると、物語としてもすっきりする印象です。

セラフ3天使との戦い

カオス陣営の幹部悪魔たちは、北欧神話で登場したり、ウガリット神話、ユダヤ、キリスト教、インド神話、仏教説話など様々な神話や物語が元ネタとなった悪魔たちで、バリエーションが豊富でした。
先にネタバレとなってしまうのだけど、ロウ陣営のボス戦は以下のようになっています。

  1. ウリエル(2F)
  2. ガブリエル(3F)
  3. ラファエル(4F)
  4. ロウヒーロー(7F)
  5. ミカエル(8F)

7Fのロウヒーローを除くと、聖書に登場する天使たちですね。
この4人の天使は過去に紹介している記事を投稿しているので、このページ(聖書に登場する天使と悪魔)を見てもらえたら、と思います。

セラフ ウリエル



「邪悪な闇に包まれし者どもよ 闇と共に地上より失せよ!」
戦闘前のセリフがとてもシンプルでいいですね。
レベルが83 万能系以外の魔法が効かないので、ジオで動きを封じることができないのと、テトラカーン(物理攻撃反射)を使ってくるという強敵・・・のハズなんだけど、今回はテトラカーンを使うこともなくあっさり撃破。
経験値この時点でレベルが高くなっちゃったフツオ、フツコでは3,000強しかもらうことができず、全く印象に残ることはありませんでした。


「・・・法の神と・・・ 神の千年王国に栄光あれ・・・」

大天使ウリエルについて

セラフ ガブリエル



「きたか。悪魔の誘惑に負け、その身を堕落させた罪深き者たちよ。死をもってその罪悔い改めよ!」
レベル96 呪殺を反射し、物理攻撃を吸収するので、結構厄介なボスです。とはいえ、ガン(銃)の攻撃は通るので、さほど苦戦はしませんでした。ウリエルの時と違い、レベルがかなり高いので、経験値は25,000ほど得ることができて、二人ともレベルアップできました。
うまうま。


「お、お前たちには大天使ミカエル様が天罰を与えよう・・・」

なんか戦い前のセリフも微妙に長いし、最後のセリフも倒されたことへの動揺も見られるし、ウリエルに比べると小物っぽい雰囲気。

大天使ガブリエルについて

セラフ ラファエル



「愚か者め。まだこれ以上殺戮を繰り返すというのか。血にまみれた呪われし人の子フツオよ!」
レベル91 万能系以外の魔法を吸収するのと、マハジオンガ、マハブフーラを連発してくるのが地味にうっとおしいです。とは言え魔法によるダメージは微々たるものだし、レベルもガブリエルより低いのもあって、特に被害を被ることもなく勝利。
経験値は15,000程度もらえましたが、残念ながらレベルアップはなし。


「・・・我ここで倒れようとも、千年王国は間もなく地上に現れよう。」
ラファエルの最後のセリフは、ここまでの3人の中では一番好き。
自分は時間稼ぎができればそれでよかったというカンジがするのと、最後「ニヤリ」としながら倒れてそう。

ウリエル、ガブリエル、ラファエルはスルーしても上階に上がることができます。
地下階の時もそうだったんだけど、このあたりのボス悪魔は、自身が倒されないと、先に進む階段は使えないようにするとかできなかったんだろうか。

大天使ラファエルについて

ロウヒーローとの戦い

このカテドラルの最上階は8Fで、直前となる7Fにはヨシオ=ロウヒーローが待ち構えています。

「まだ悪魔の誘いに惑わされ、目が覚めないのですか?
人は弱いものです。迷い、傷つき、そして死んでゆく・・・
今のフツオくんはただ迷い続けているだけです。
ロウでもカオスでもない道を探すのは、幻を追っているのと同じことです。
君が心を開いてくれれば、すぐにでも目覚めさせてあげられたのに・・・しかし君の目覚めを待っていられません。
神なき力は、力ある悪魔を生み出します。それが今の君です、フツオくん・・・。
力ある悪魔を生かしてはおけません。」
とにかく前置きが長い印象。
ロウヒーローとの戦いも、悪魔は召喚せずにフツオとフツコのみで戦うことにしました。
が、カオスヒーローとの戦闘時よりもさらにレベルアップして、フツコも火竜剣を手にいれて、パワーアップしていますので、圧倒的な戦力差があり、数ターンで倒すことができました。


「・・・こ、これが神の思召し・・・ですか・・・
僕は再び死ぬのか・・・
僕は・・・神に選ばれし者では・・・
な、なかったのか・・・
神に捧げられし・・・そうか・・・
僕は生贄に過ぎなかったのか・・・」
そういって、ロウヒーローは倒れました。

カオスヒーローの最後のセリフは、自身の歩んできた道に悔いなし。って印象があったけど、ロウヒーローは最後はそうでもないし、後味悪めの最後になっています。
この作品では直接描写されなかったけど、ロウヒーローは法衣の帽子を外すと頭に手術痕があって「NO-ZERO」の文字が刻まれているという設定があるようです。
真・女神転生2には人工的にメシアを作る「メシアプロジェクト」というものが登場しますが、それの前身だったのでしょうか。

カオスヒーローの時は、このあと、パートナー(リリス)との戦闘があったけど、ロウヒーローには特にパートナーもいないので、それもないし、最後のセリフも相まってとても孤独な最後のように思いました。

ミカエルとの戦い

ロウヒーローとの戦いの後は、大天使ミカエルとの戦いを残すのみとなります。
アスラ王の扉の前には太上老君(たいじょうろうくん)がいたり、何かと演出が多かったように思うけど、今回はそのままミカエル戦に突入します。



「ついにここまで来たか。
この私が自ら手を下さねばならぬようだな。
悪魔に魂を売り渡し、平和の為差し伸べられた神の手をこばみ、
千年王国の前に立ちふさがる・・・
この偽救世主め!
それとも迷った挙句に、日和見決め込む卑劣な本性を現したか人の子よ?
いずれにしても生かしてはおけぬ!
地獄の業火に焼かれるがよい!」

今回の最後の戦いになるボス戦なんだけど、その割にはイマイチセリフが嚙み合っていないように思います。
フツオは救世主を名乗ってはいないし、ロウ、カオスの両陣営に敵対した結果ここに現れた人間に、日和見決め込む(いつでも優勢な方に加担できるように形成をうかがうこと)という表現をするのもなんかな~。

とはいえ、カオス陣営の総帥アスラ王も「神の為戦う、偉大なる勇者様よ。」って表現をしていました。
自身の思想と食い違った時点で、自身たち逆と捉えているんだろうし、2極以外の勢力の存在を認識してないんでしょうね。
実際に今回歩んできたニュートラルルートは最もボス戦が多くて、皆殺しルートで、一番過激なルート=一番目立つのハズなんだけど、ロウ、カオス両陣営に動きを認知されなかった太上老君が一番狡猾な存在だったのかも知れません。

攻略サイトによると、ミカエルはレベルが116で、アスラ王は110ということでちょっとミカエルの方が強いくらい?の差なので、やはり苦戦することはありませんでした。
全体的に合体剣が登場するあたりから、戦闘で苦戦することはほぼ無かったですね。


「・・・神よ・・・このミカエル力及ばず・・・
お迎えすること叶わず・・・お許しを・・・」
最後のセリフは、他の大天使とあまり大差もなく、短めです。
カオス陣営(アスラ王)もまだ上にはルシファーがいるような表現がありましたが、ミカエルも神に仕える戦士なので、両陣営ともにまだトップは出ていないカンジですね。

大天使ミカエルについて

エンディング

ルートによってはアスラ王がラスボスだったり、今回のルートでも先に地上階からの攻略もできるから、一概にはいえないけど、今回のプレイにおける戦いはこれ(ミカエル戦)が最後になります。

ミカエル撃破の後は、太上老君がフツオ、フツコを労ってくれて、そこからエンディングに突入します。

ロウ、カオス両陣営を失った今、方向を見失った人々がたくさんいるから、皆を導いてやってね~。
つづく。
みたいな終わり方をします。
個人的には続編の真・女神転生2はストーリー的にも続きにあたるのと、一方3以降は直接的な続編ではないみたいなので、真・女神転生1と真・女神転生2はセットでプレイすると、物語としてもすっきりする印象です。

ってことで、この真・女神転生をプレイしながら悪魔を紹介していくシリーズはこれで完結とさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

おやすみのあいだ アクマににくたいを のっとられぬよう おきをつけて・・・