今回は当時高校生の僕がSFCで本作をリアルにプレイして一番衝撃を受けたシーンが含まれる回になります。
この辺りの展開が作品の中でも一番好きなんですけど、今考えると前回の院長と、今回のドウマン、この後登場するゴトウ一派ってどんな関係性だったんだろう?今考えてもイマイチよくわからないんどけど、調べると楽しいかもね。
トラウマイベント お母さんが悪魔に食べられていた
見出しのとおり、このイベントがあまりにインパクト強すぎてショックでした。
まぁ正直トラウマというのは大げさですけどね。
フツオ、ヨシオ、ワルオと夢で出会った3人の少年はこれからどうするのか?
「よし、フツオんちで遊ぼうぜ」
と、なったかどうかはわかりませんが、フツオの自宅に向かいました。
すると、母親の様子がいつもと違います。
母
「お帰りなさい フツオ
私はいつもあなたのこと心配しているのよ
今日もよく無事に帰ってきたわね
うれしいわ さあ こっちへ いらっしゃい・・・」
母
「どうしたの?
早くこちらへいらっしゃい
私はいつもあなたのこと
愛しているのよ さあ 早く!」
ここで、初対面である、ヨシオとワルオはこういいます。
ヨシオはともかく、ワルオテメーはダメだ(笑)
僕も娘が中学3年生です。
なので、この母親は高校生の親ってことで、30代後半から40代半ばくらいまでだと推測しますが、それくらいの女性に向かって、息子の友達が放つ言葉ではないですよね。
しかも初対面だし。
2~3年後に、僕はともかく娘の友達が、初めて遊びに来た時にお嫁さんにこんなセリフを吐いていたら・・・震えます。(笑)
しかし、今回はこれでよかったんです。
母親の姿をした悪魔はこういいました。
「チッ・・・カンがいいな
・・・お前の母親はいただいた
なあに 悲しむことはない」
「すぐに合わせてやるよ 俺の腹の中でな!
その前にせいぜい楽しませてくれよ」
SFCでプレイしていた当時は突然の母親の死、しかも悪魔に食われていたというのを知って「うわぁぁぁぁあぁあぁ」と思いました。
そして、母親の姿をした悪魔はその本性を現します。
アマノサクガミとは、日本の伝承に登場する悪鬼、妖怪の一種で、天邪鬼(アマノジャク)とも呼ばれています。
というかアマノジャクの方が聞きなれていますね。
これは以前書いていた日本神話の記事にも書いていましたが、天佐具賣(アメノサグネ)という女神が起源です。
で、このBOSS戦ですが、フツオは物理攻撃、ヨシオは銃攻撃と回復を担当、アーシーズとワードッグはタルカジャとラクカジャでステータス強化。
ワルオは魔力に極振りしたアギでダメージを稼ぎます。
で、このBOSS戦もあまり苦戦しませんでした。
ちなみにこのBOSS戦でアマノサクガミはIDカードを落とします。
実は吉祥寺のMAP上に入れないエコービルという建物があったのですが、そこを開く鍵アイテムですね。
(3回目の記事のおじいさんに出会って、超人ドウマンと戦ったビルです。)
ケルベロスを仲魔に
母親を失った、フツオにヨシオは慰めの言葉をかけようとしますが、ワルオは母親が殺された時に気休めはよせ。と止めます。
この2人は思想的に折り合うことはないんだけど、合流してから早速バチバチやってるカンジですね。
そんな時、飼い犬のパスカルがやってきます。
これは自分を連れていけという意思表示で、ネタバレですが、連れて行き、他の悪魔と合体させることで序盤ではチート並みの強さを持つケルベロスを仲魔にすることができます。
ケルベロスはとても有名な悪魔で以前かいたギリシア神話の記事でも紹介しています。
とりあえず愛犬ということで、せめてカワイ子ちゃんと合体させてみます。
これもネタバレになりますが、ここでパスカルをケルベロスにしておかないと、物語の後半でケルベロスとなったパスカルと再開するイベントが発生せず、この後のイベントで永遠の別れとなってしまいます。
という、ゲームの事情をしっているからこその選択であって、母親を悪魔に食われた直後に、愛犬を悪魔と合体させる時ってどんな気持ちなんでしょうね?
生き残る為にはシビアにならないといけない、という決心の中で少しでも戦力を確保したいという思いであれば、わからんでもないけど。
ケルベロスという強大な戦力を得たフツオ達は、エコービルに乗り込みます。
普通は警察に通報したりするんだろうけど、前回警察に捕まえられて病院に入れられたし、この街の警察は信用することはできません。
邪鬼グレムリンとか地霊コボルトなんかが出現しますが、まぁケルベロスがいれば敵になりませんね。
邪鬼 グレムリン
イギリスに伝わる妖精の一種で、機械にイタズラをすると言われています。
この設定だけ見れば、とても新しい妖精だったり悪魔だと思うんですが、科学や力学、気象学、工学と古くからあるものに関連する妖精だと考えると、起源は結構古いのかも知れませんね。
僕の自宅の近くにある神社には、映画「グレムリンのギズモ」人形が置かれていたんだけど、最近久々に見にいなくなっていました。
また、いずれ戻ってくるのだろうか。。。
地霊 コボルト
ブラウニー、ノッカーに続き、3種目の地霊。
ドイツの民間伝承に登場する妖精の一種らしいのですが、英語ではゴブリンと訳されることがあり、イマイチ区別がはっきりしません。
超人ドウマンとの対決
エコービルの5Fには超人ドウマンがいます。
なぜ主人公がドウマンと戦うかですが、アマノサクガミがこのビルのIDカードを持っていたんだからドウマンの支配下だった可能性は高いですよね。
5Fの廊下にはゆりこがいます。
夢の中の時はこの場所には母親が現れて、主人公たちを止めようとしていました。
もしかしたら、あの夢の時点でドウマン一味?にはフツオの存在が感づかれてしまっていて、ドウマンはアマノサクガミに主人公の抹殺を命じたのかな。
奥の部屋に入った時点で、ドウマンが「凝りもせずにまたきたか」と言ってるから、やっぱそうなんだろうね。
ドウマンは魔界から悪魔たちを召喚しようとしていたようです。
そして、ドウマンと対決です。
まぁ、今回はケルベロスがいるので楽勝です。
先ほどの部屋にいくと、あったハズの鳥居だったり、いた巫女たちの姿はありません。
ドウマンが敗れるところを見て、慌てて逃げたのでしょうか。
ちなみにドウマンは平安時代の呪術師蘆屋道満をモチーフとしたキャラクターでしょう。
今回ちょっと調べてわかったのは、GBA版(やったことありません。)では何者かの手で蘇り、安倍晴明の生まれ変わりを討つ事を目的としている描写があるみたいです。
ってことは、先ほどまでいた巫女たちはドウマンを崇拝する一派、もしくはその末裔とかなのかな?
で、そこには用途不明の機械がおいてあります。
ケルベロスがその機械に飛び掛かると消えてしまいます。
さっきも書きましたが、ゲームの後半でまた再開するイベントがありますので、消えたというより転送されたという表現の方が正しいんでしょうね。
その後は、機械はターミナル(このゲームにおける転送装置)として利用できるようになります。
この時点で、転送先として選択できるのは「研究所」のみとなります。
そこに何があるのか、家族を失った今この後どうしていくのか、などわからないハズなんだけど、どんどんと登場する悪魔たちと戦うために主人公たちは進んでいくってところなんでしょうかね。
まぁ、今回はこのあたりで終えたいと思います。
ではここまでお読みいただきありがとうございました。
おやすみのあいだ アクマににくたいを のっとられぬよう おきをつけて・・・