先週天橋立に行ったという記事を投稿しましたが、その日天橋立に行った後、経ヶ岬という近畿最北端の場所を目指したのですが、道路が通行止めになっていたので断念しました。
その道中の伊根町を走っている時に「浦嶋神社」と書かれている看板を見つけました。
どうやら、御伽噺の「浦島太郎」のモデルとなった浦嶋子を祀った神社のようです。
浦嶋神社に伝わる伝承
この地に伝わる「浦嶋伝承」は、「日本書紀」に書かれていて、全国各地に伝わる浦嶋伝承の中では最も古いそうです。
ざっくりと書きますと、雄略天皇の頃、
丹波国余杜群に浦嶋子という人がいたそうです。
(月讀命(ツクヨミ)の子孫で、後の豪族、日下部首等の先祖であると伝わっている。)
そんな浦嶋子が雄略天皇22年(西暦478年)7月7日に舟で釣りに出たところ、大亀を捕らえました。
すると、その大亀はたちまち美しい婦人に化けました。
浦嶋子はその婦人を妻にし、彼女に誘われ常世の国(海の彼方にあるとされる異世界)に行き347年間暮らし、淳和天皇が治める天長2年(西暦825年)に再び地上に戻ってきました。
この浦嶋子=おとぎ話の浦島太郎の起源と言われていています。
その後、いろんな説や脚色がされて、我々が知っている浦島太郎の話になったと思うのですが、もうこの伝承の時点でかなり近いカンジがしますね。
淳和天皇はこの話を聞いて、浦嶋子を筒川大明神と名付けて祀ったのが神社の始まりのようです。
浦嶋神社に行ってきました。
境内の写真を何枚か貼ります。
宝物資料館(700円)に絵巻だったり、乙姫の小袖、玉手箱などが展示されているそうです。
まぁこの時は京都府は緊急事態宣言の最中でしたので、神社も、付近も閑散としていたので、今回は断念。
お隣には浦嶋公園という浦嶋伝説を紹介するものや、地元産のものを味わえるお食事処やお土産店がある施設があるのですが、こちらも臨時休業ということでしたので、ここはまた時期を改めて訪れたいですね。
◯◯太郎の時系列を考察-2
以前桃太郎伝説についてという記事を投稿していて、見出しと同じようなことを書きました。
その記事では、浦島太郎、桃太郎、金太郎を古い順に並べると、
浦島太郎、桃太郎、金太郎と書きました。
しかし、浦嶋子の伝承のことを考慮すると、浦島太郎と桃太郎の順番が逆転しますね。
※桃太郎が11代垂仁天皇のころ、浦島太郎が21代雄略天皇の頃
桃太郎と浦島太郎の縁の地には行ったので、今度は静岡県の金時公園・・・は流石に遠いから、何らか静岡県付近に行くことがあれば行けたらいいな。って思いますけど。(笑)
では、最後までお読みいただきありがとうございました。