アモンについて

どうも、元山狐です。

以前、Netflix版の「デビルマン」を見て、それに関連して悪魔「カイム」について書きました。
※カイムは敵として、出て来るキャラクターです。

カイムについて

今回紹介するのは、同作品の主人公不動明と合体したとされている「アモン」という悪魔です。




階級について

このアモンは、ソロモン72柱の序列7番目の大いなる侯爵とされています。
大いなる侯爵って「侯爵」なのか「大侯爵」なのかが、ちょっと微妙なんですが、かなり上位の地位の悪魔だと言えます。

天使と悪魔の階級について

能力について

  1. 過去と未来の全てを語る
  2. 友人との人間関係に不和をもたらしたり、仲直りさせる
  3. 悪魔の君主の中で最も強靭な肉体を持つとされる

1はヴィネと被っているし、2も人間関係に影響を与えるって意味ではベルゼブブとビミョーに似ているし、この2つは悪魔としてはスタンダードな能力な気がします。
最も特徴的な能力としては、やはり「悪魔の君主の中で最も強靭な肉体を持つとされる」だと思います。
RPGでいうところのパラディンとか壁役ってカンジ?

以前書いたカイムの記事では
「アニメとイメージがかけ離れすぎている・・・」
といったことを書きましたが、今回のアモンの強靭な肉体を持つってはアニメとかなり近いイメージですね。

・・・と思ったのですが・・・

Wikipediaから
口元から炎を吐き出しヘビの尾を持つ狼の姿で現れるが、魔術師が人間の姿を取ることを命じると、口元から犬の牙を覗かせたワタリガラスまたはゴイサギの頭を持つ男性の姿を採るという。
コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』の挿絵ではフクロウの頭と狼の胴と前足、蛇の尾を持つ姿が描かれている。

ということで、外見はちょっとアニメのイメージとかけ離れるのかな。

出身について

今まで紹介してきた悪魔は
1.元天使
または
2.元は他の部族に信仰されていた神が、ユダヤ教によって邪悪なるものと解釈された
というパターンになっています。

アモンについては、以下のように書かれていました。

Wikipediaから
鳥の頭部を持つ姿と名前の類似性から、フレッド・ゲティングズはアモンをエジプト神話に登場する神アムンが悪魔として解釈された存在ではないかと推論している。
コラン・ド・プランシーも『地獄の辞典』において、アムンと同一視している。

このアムンという神はエジプト神話においてかなり重要な神です。
このブログでは「悪魔の地位は堕天(悪魔とされる)前の地位と見なす説」を基準に考えています。
デビルマンでも「勇者アモン」って言われているし、堕天前も堕天後もかなり上の地位だったと思うので、アモンの出身は元エジプトの神なんじゃないかな。と思います。

最後に

ということで、悪魔アモンについて紹介しました。

ちょっと今ギリシア神話の記事をメインに記事の投稿を続けていますが、あまり連続して書くのも飽きやすいので、数回毎にこういった他の趣向の記事を書いていこうと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。