日本史に疎い僕が百舌鳥・古市古墳群を回ってみた-4 白鳥陵

どうも、元山狐です。
今回も古市古墳群を回ってきましたよ。

今回行ったのは、白鳥陵です。




写真

白鳥陵は竹内街道の付近にあります。
※竹内街道は日本で最古の国道と言われています。

こんなカンジのホンワカした雰囲気でした。

古墳の形、大きさ

形は前方後円墳
全長約200メートルです。

付近には

古市駅の近くでして、付近は少し賑わいがあります。
(と、いってもさして何があるわけでもなく、敢えての用事はないのかな。)

あとは白鳥神社がありました。
白鳥陵にくるなら、せっかくなのでこちらの神社もセットでどうでしょうか。ってカンジです。

白鳥陵について

この付近の地名はハクチョウと読むのですが、白鳥陵はシラトリノミササギと読みます、ややこしいですねw

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、死んで、白鳥となり、この地に降り立った。
という伝説から、この名前がついたようです。

ヤマトタケルノミコトについて

名前としては超メジャーなので、書く必要もないかも知れませんが、サラッと紹介しておきます。

ヤマトタケルノミコトは日本書紀と古事記に登場する人物です。

日本書紀では日本武尊。
古事記では倭建命。
と書かれています。
この記事ではカタカナ表記にしておきますね。

実在性は低いと言われていて、複数人の偉業を一人の英雄として当てがった。という見方が一般的なようです。

以前紹介をした、仲哀天皇の父親にあたり、ヤマトタケルノミコト、仲哀天皇、応神天皇と三代にわたり古市古墳群に眠っています。
※応神天皇の息子にあたる、仁徳天皇の古墳は中百舌鳥古墳群にある。

父親は景行天皇でして、景行天皇のお墓は以前桜井市に行った時に見たような。

大神神社・三輪山・箸墓古墳に行ってみた。(奈良)


※記事中に景行天皇のことは書いていません。

この古墳シリーズでは、仲哀天皇を古墳時代のジョージ・ジョースター、応神天皇をジョセフ・ジョースターと言ってたので、このヤマトタケルノミコトは仲哀天皇の父親ということで、古墳時代のジョナサン・ジョースター!!ということにいたしますw

ヤマトタケルは彼は気性が荒く、戦い上手、そして容姿が美しく、身長が一丈もある大男だったと言われています。

・・・どっかで書いた気がしたんですが、仲哀天皇の記事でも同じようなことを書いてました。

一丈は現在の長さに換算すると、約3Mということで、現実的にありえないと思ったのですが、親子二代に渡り巨人だったということですねw(違)

伝わっている話の概要ですが、もともとはオウスという名前でしたが、九州の熊襲建(クマソタケル)兄弟の討伐を命じられ、女装して宴に忍び込み、クマソタケル兄弟に近づくことに成功します。

身長が1丈もある男が女装したところですぐバレそうなんだけど、↓のようにはならなかったのかなw

そして、油断した二人を斬り倒し、その際にクマソタケル兄弟から、ヤマトタケルの名をもらいうけます。

その後、各地で天皇の命に従わない土蜘蛛(豪族)たちを倒し、西を征した後は、東征にいくのですが、

古事記では、
休む間もなく、今度は東征を命じられ、父は自分に死ねと言っているのか。と嘆き涙に濡れて出発する。

日本書紀では、
意気地なしの兄に変わって、自ら志願し、天皇の賛辞と皇位継承の約束を得て出発する。

と、かなりイメージが違います。

こうして各地の蛮族を倒す、ヤマトタケルですが、最後は伊吹山(滋賀)で大猪(日本書紀では大蛇、いずれにしても神の化身)に大氷雨を降らされ、病に犯され死んでしまいます。

古事記では、
彼の死を聞いて后らが陵墓を築いて、歌を詠うと、ヤマトタケルは白鳥となって飛んでいった。

日本書紀では、
父天皇は、ヤマトタケルの死を悲しみ、能褒野に陵墓を作って葬るが、やはり白鳥となって飛んでいった。

とあります。

古事記では、父親の寵妃を奪ったとされる兄を無残に殺したため、父親から恐れられ、疎まれて困難を言いつけられる悲劇として書かれています。
一方日本書紀では、あまりそのテイストはなくて、父に忠実で、父からの信頼も厚いといった表現になっています。

古事記で書かれていたような、悲劇要素が強いイメージの方が一般的に知られているような気がします。

最後に

ということで、今回も完全に古墳がどうのこうのではなくて、ヤマトタケルノミコトの記事になってますねw
まぁ、正直古墳だけで話題を毎回膨らませるのも無理ってもんです。

今のところは、このシリーズは1記事1古墳って書き方をしてますが、その流れで全ての古墳を取り上げるのも、ちょっと無理が出てきたので、次回くらいから複数の古墳をさらにうす~く紹介していくかも知れませんw

では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。