旧約聖書-7 アブラハムと悪徳の町ソドムとゴモラ

どうも、元山狐です。

前回バベルの塔を建設しようとして、神の怒りをかった人々は、言語をバラバラにされて世界中に散り散りになって住むことになりました。

今回はその後の人々の話です。




聖人アブラハム

昔々アブラハムという人がいました。
アブラハムは、神がノアの後に初めて選んだ預言者でした。

ノアの頃から400年以上経っていまして、神としては数百年に一人の逸材だったんでしょう。
神は彼を信頼して、カナンの地(現在のイスラエル)を与えます。

しかし、この時神は過酷な試練をアブラハムに与えました。

アブラハムと妻サラには、一人息子のイサクがいました。

この夫婦はなかなか子供に恵まれず、イサクが生まれた時には、アブラハムは100歳を超え、妻サラは90歳でした。
※現実的ではありませんが、ここは細かいことは無視してくださいw

そんなアブラハムに神は言いました。


「よし、アブラハム!イサクを生贄として殺してみようか♪」

いくら聖人とは言え、愛する息子を殺すなんて、平気でできるわけありません。

僕には1歳半になる息子がいます。
正直僕は子供が苦手なんですが、そんな僕でも会社から「クビか、息子を殺すか」って言われたら、「クビ」を選びます。
(まぁ、ここまでいくとブラック企業っていうか、犯罪集団ですけどね。w)

しかし、悩みに悩んだアブラハムは「これも神のため」とイサクを生贄にすることを決意します。

そして、アブラハムがイサクに刃を突き立てようとした、その時!


天使
「大成功!」

アブラハム
「ファッ!?」

天使
「あ、アブラハムさん、ちょっとマジになってますぅ?
ドッキリですよ、ドッキリ!
いや~あんさんの心意気見せてもらいました!
これで神さんもあんさんの忠義、しかと受け止めたハズですわ!」

これが史上初のドッキリでした。(違)
神はアブラハムの信仰心を試したのです、いやー、いい性格してますw

こうして、神の期待に応えたアブラハムは試練を乗り越えて、イスラエル民族の祖として、今でも尊敬を集めています。

悪徳の町ソドムとゴモラ

前述で紹介したアブラハムには、ロトという甥がいました。

人が増えることで、カナンの地が手狭になってきたので、ロトは家族とカナンの地を離れ、ソドムという町に移住しました。

しかし、ソドムの町は
「ううっ!ひ…ひどいッ 今のは猫が子犬を食ってたッ!」
(ジョジョ1部でスピードワゴンがチンピラをやっていた町を訪れた、ジョナサン・ジョースターが言ったセリフ)

というくらい退廃し、悪徳が蔓延していました。

ソドムとゴモラの町の退廃っぷりは、神の耳にも届きました。

そして、神は思いつきました。


「滅ぼしてしまったらええやん」

ここで、ノアの時に「神は二度と全ての生物を滅ぼすことはない。」と誓ったんじゃなかった?と思い出したんですが、
「今回はたかだか二つの町だからセーフっ♪」(つまり誰も滅ぼさないではなくて、全てを滅ぼすことはないってこと。)
ということなんでしょう。

旧約聖書について -5 ノアの方舟

しかし、正しく生きていたロトとその家族は助けてあげようと思った神は、彼らに逃げるように言い、
「決して後ろを振り返ってはいけない」
と付け加えます。

これを聞いたロトは妻と二人の娘を連れて逃げるのですが・・・
逃げている途中で、我慢できなくなったロトの妻が後ろを振り返ってしまいます。

瞬間、ロトの妻は塩の柱になってしまいました。

こうして、妻を泣く泣く見捨て、ロト一家は神の業火により滅びる町からなんとか逃げ延びました。
(でもロト達は後ろを振り返っていないから、町がどのようにして滅びたかは知らないのかな?)

ここで、ロトの娘たちは、
「このままでは血筋が途絶えてしまう」と考えて、ロトをお酒で酔わせ・・・その酔いつぶれたお父さんを・・・えーと、その、なんてというか。

成功。

しました。
とにかく、行為に成功しました。
ハッキリと書くと「性交することに成功しました。」
ロトは泥酔していたので、娘たちとナニした認識はないようです。

こうして、近親相姦によってロトは二人の息子をもうけました。
それぞれがモアブ人の、アンモン人の先祖となった、とあります。

最後に

アブラハムの部分ですが、なんというか神様ってのは案外ブラックですね・・・

それでいくと天使ってのは社畜?w

そして、ロトの部分ですが、「ロト」って名前を聞くと、某クエストを連想する人が多いと思います。

しかし、そのイメージに比べると、こっちのロトはなんというか・・・勇ましさがないというか、イケてないですね。w

ロトの娘たちの行為がよく神の天罰の対象にならなかったなw って思いますが、子孫を残す為やむを得ないということで、神も見逃したのでしょうか。

あと「後ろを振り向いてはいけない」って設定なんですが、何となくジョジョの4部で出ていた「振り返ってはいけない小道」のモチーフになってそうな気がします。

ところで、今回のソドムとゴモラの記事を書いていて、これに類似するケルト神話のエピソードがあったな!って思い出しました。

「イスの都」って話なんですが、以前書いていた「ケルト神話について」ってシリーズでは時系列にあわなくて、紹介できていませんでした。

せっかくなので、次回はこの「イスの都」について書いてみたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。