どうも、元山狐(もとやまきつね)です。
今回は前回の続きのような話になるのかな。
ロキがアースガルズから逃亡し、それを追いかけるアース神族たちの話になります。
自分的にはこのエピソードのロキは、ちょっと間が抜けているような・・・。
もともとそういうキャラクターだとは思うんだけど、それにしても、もうちょいなんとかならんかったんかい。と思うところが多々ありました。
アース神族から逃げるロキ
アースガルズからロキが出て行ったことはアース神族達には都合の良いことでした。
「これでアイツをとっちめてやれるぜ!!」
しかし、そこは知恵者のロキです。
彼は神々が自分に復讐しに来ることを知っていたので、対策をたてていたのです。
まず、立てこもる小屋には四方に扉を設置して、神々が押し寄せてきたら反対側から逃げてやろう!ってなもんです。
・・・四方から入れるって、囲まれたら逃げ場無くない?(笑)
さらに彼は、鮭に化けていつでも川に逃げ込めるように準備をしていました。
※その為に小屋を建てる場所を、滝の近くにしていた。
そして、川に逃げたとして、神々はどのような手段に出るだろうか?
とシミュレーションしました。
「俺ならこういう道具を使うかな・・・」
(↓ロキの想像)
と、彼は網猟で使う網のようなモノを作り出しました。
彼が、そんなモノ作りに没頭している頃に、オーディンは玉座(世界が見渡せる)からロキを探していました。
そして、網作りに没頭しているロキを見つけました。
扉を四方に作ってるから、中が簡単に覗けちゃうんでしょうね。ってゆーか、根本的に人里離れた山にできた、扉が四方にある小屋・・・目立つに決まってんだろ!!(笑)
人間に化けてミズガルズで暮らせばいいものを・・・。
というわけで、アース神族達がロキを追いかけてきました。
「おっと、こりゃいけねぇ!」
と、作りかけの網を火にくべて、彼は小屋から出て滝の前で鮭に化け、川の奥の方に逃げました。
ロキを追うアース神族
ロキの隠れ家に着いた、アース神族達は、ロキの燃やした網を見て
「これは魚を捕まえるのにちょうど良さそうなものだ。
こんなものを作る・・・ヤツは我々が捕まえに来ることをシミュレーションしていたに違いない!
ということはヤツは鮭に化けて川に逃げたんだな!※神々はロキが鮭に化けれることを知っています。
これ(網)を作ってヤツを捕まえよう!」
みたいなカンジになりました。(笑)
というのも、アース神族達の先頭にいたのは知恵者のクヴァシルでした。
クヴァシルはこの記事でも書いてますが、アース神族とヴァン神族の唾から作られた人間で、とても賢いのです。
しかし、前回のフレイの件と言い、この段階でクヴァシルが登場しているということは、僕は今までこのあたりのエピソードはラグナロクの直前だと思ってたんですが、このエピソードとラグナロクの間には結構な時間があったんでしょうね。
で、結果的にロキはこの自ら考案した網で捕まってしまいます。
捕らわれたロキ
アース神族達に捕まってしまったロキ。
巨大な岩に縛られてしまいました。
さらにロキを縛るのには、彼とシギュンとの息子のナリの腸を使いました。
(画像では鎖みたいに見えますが)
さらには、神々はナリを弟のナルヴィに引き裂かせたという説もあり、かなり残酷なことをしています。
そして、縛った場所には蛇の毒液が滴り落ちるように、ピタゴラスイッチされていました。
この毒蛇ピタゴラスイッチはニョルズの元妻スカジが設営しました。
前回のロキの口論の際に、スカジはロキと肉体関係にあったことを暴露されていて恨んでいたのと、スカジの父シアチはロキとの因縁もあって元々良く思ってなかったんでしょう。
あ、実際は蛇だけでピタゴラスイッチみたいな装置はありませんからね。(笑)
まぁそんなロキにも味方がいました。
ロキの妻で、ナリとナルヴィの母のシギュンです。
彼女はとても一途で、ロキは後にアングルボザに浮気してしまいますが、それでもLoveロキ!なんでしょう。
縛られているロキに滴り落ちてくる毒液を桶で受けるのです。
しかし、桶が毒液で一杯になると捨てに行かざるを得ないので、その間にロキは顔に毒液を浴び、苦痛で猛烈にもがくので地震が起こるのでありました。
蛇殺したら?(笑)
とか、
ってゆーか、蛇の毒液どんだけ永遠やねん。
とか、ツッコミたくなるところはありますが、そんな細かいところは置いときます。
とにかくロキはラグナロクが起こるその日まで、ここで縛られて苦しむことになります。
そしてラグナロクが起こる
この後ラグナロクが起こるんですが、どうやらすぐに起こったわけではなく、この後結構な時間といろんな条件?みたいなものが重なってから起こるようです。
で、次回からラグナロクに入っていきますが、初回は勃発した経緯を中心にしたいと思います。
正直参考書籍を読んだんですが、あまりスッと入りそうな説明ができる自信がない・・・。
これは僕の文章能力の所為なんですが、まぁがんばってみます。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。