どうも、元山狐です。
最近手塚治虫先生の「火の鳥」という作品を見ました。
数巻読んだ程度で、まだ全巻読んでないんですが、近所の図書館にあるみたいなので、またちょくちょく読んでいきたいと思ってます。
で、今回書きたいのは、その「火の鳥」のことではありません。
意外なんですが、フェニックスはソロモン72柱の一角を担う悪魔として紹介されていまして、そのことについて書いてみたいと思います。
神獣として有名な悪魔
フェニックスといえば、悪魔というよりは神獣として有名だと思います。
死ぬことなく永遠の命を持つとか、寿命が近くなると自らが炎に飛び込み死んだ後、新たな体で蘇るという、不死鳥伝説は皆さんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
同一視される、神獣としては以下のようなものがあります。
名前 | コメント |
---|---|
朱雀 | 中国の神獣で、南方の方角を守護する。 後術の鳳凰と同一視されることが多い。 |
鳳凰 | 中国神話上の霊鳥。 |
ガルーダ | インドの神獣。 |
ベンヌ | エジプト神話の聖鳥。 フェニックスの原型という説も。 |
創作物でも多数登場
創作物としては、前述の手塚治虫先生の「火の鳥」はじめ、「聖闘士星矢」のフェニックス一輝、「ビックリマン」のスーパー・フェニックス、キン肉マンのスーパー・フェニックスとか・・・ゲームで言い出すとキャラクターやアイテム名でキリがないよ!ってくらい出てきますね。
FFのフェニックスの尾とか、よくお世話になった記憶がありますが、大抵のお店で売ってるという手軽さという。今から考えるとすごいな。(笑)
悪魔としてのフェニックス
そんなフェニックスですが、ゴエティアにおいては、序列37の大侯爵とされています。
20の悪魔軍団を指揮し、不死鳥の姿で現れて耳に心地よい声で話すと言われています。
他の悪魔同様に、人間の姿に化けることもできるんですが、人間の姿の時、召喚者はその声を聞いてはいけないとされています。
※理由は調べたんですが、わかりませんでした。洗脳されるとかかな?
参考書籍から能力に関して詳しい記述を見つけることができませんでした。
不死鳥に関連する能力なのかな?と思ったのですが、だったらもっと不死の為に呼び出そうとする召喚者も後を絶たなかっただろうし、もうちょい控えめな能力なのかな。と考えて(妄想)ます。
「悪魔の偽王国」ヨーハン・ヴァイヤーには序列68番目の侯爵とされていまして、大侯爵にしろ、侯爵にしろ、中々の地位にあるようです。
しかし、キリスト教圏でも、フェニックスを再生のシンボルとして建物の装飾に用いることがあるみたいなので、フェニックスが邪悪なものという見方は少数派なような気がします。
最後に
このシリーズの記事は久々に書いた気が・・・と思ったら実際に2ヶ月空いてました。
最近ギリシア神話の記事をメインで書いてたので、正直忘れていたってのもあります。(笑)
この記事を書いていて思ったのですが、ケルト神話に登場したモリガンら戦いの女神たちも鳥だったし、ヘラクレスのエピソードでもステュムパリデスの鳥ってのが出てきました。
悪魔にもカイムって鳥の悪魔を紹介したこともあるし、結構ファンタジーは鳥が登場しますね。
馬や牛も多いと思うんですが、逆に神話とか伝説に出てこない動物ってあるんだろうか・・・。
話は変わりますが、2018年9月1日~2018年9月9日の間に、天王寺動物園で「動物妖怪ランド2 幻獣降臨」というのがあったみたいで、気づくのが遅かった!
行ってみたかったなぁ。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。